起床は5時過ぎ。もう,ネコが夜中にうるさい!2時ごろから頻繁に起こされた。う〜・・・。5時半ごろに外に出てみた。
月が出ていた。月齢 17.4 である。昨夜降った雨のせいか,空気中の黄砂が落ちて,景色の霞んだ感じは大分なくなっていた。
今日は晴れるというので,バーテープを巻き替えた COPPI で一走りしてこようと思う。シーズン最初でもあり,のんびりと頑張らずに白川ダムの水没ヤナギの現状を確かめてこよう。
が,晴れるという予報に反して,9時過ぎてもどんよりした曇り空で,自宅から見える斜平山の姿もぼんやり霞んでいる。う〜む,..。
結局,ようやく出発したのは 10 時少し前。甘く見て,半袖アンダー+長袖アンダー+半袖ジャージ,レーパン+レッグウォーマー,指付き手袋(軍手みたいな奴)という格好。走行中,37回くらい後悔した(笑。電池切れでサイクルコンピュータ機能せず。ま,登坂時のスピードなど精神的に打ちのめされる材料にしかならんからいいか(笑。
走り出してすぐに,ああ,サドルバックのオルトリーブに余裕あるんだから,ウィンドブレーカを入れてくればよかったと後悔(笑。結構風があって寒い(苦笑。
口田沢から逆沢,大舟と進む。自宅周辺の雪はほとんど消えているものの,大舟辺りはまだまだ雪が残っている。残った雪の上を吹いてくる風が意外に冷たいのである。雪冷房の原理だな(笑。
雪解け水で水量が増えた川。雪の残る田んぼと水量の増えた川との景色の組み合わせは「ザ・春」という感じだ。
雪国では,春のお彼岸に雪のせいで墓参りができないことも多い。ここは雪を踏んで墓前に行った形跡があった。
新蔵峠(だっけ?)の根開き。ようやく春が来たという感じだな。
降って,御伊勢町を走り,玉庭から菅沼峠に向かう。
来年には,多分,完全倒壊だろうな。このコースを走り始めた頃には人が住んでいたのだが,..
ここも同じ。菅沼峠の手前の最後の民家だった。十数年前(?)には,たしか,おじいさんが住んでいたのだが,亡くなったのだろう。曲り家風の古民家を綺麗に改装して住まれていたようだったが,..。その後,住んでいたおじいさんのご遺族のような方が時折来ていたようだったが,それもなくなり,以降は朽ちるに任せている。雪で倒壊寸前である。もったいないなぁ。20年以上も同じコースを走っていると,山や川は変わらないものの,コース途中にある家々は,住民がいなくなり,その多くが朽ち果てていく。
峠の頂上。頑張らない!を肝に命じて登ってきた。頑張ってないのに,所々辛くて,足が一杯になるのは何故なんだろう?(笑
ようやく晴れ間が出てきた。ここもあと一月もすると,綺麗なブナ新緑に覆われる。ブナの峰走りが見られる。
最盛期に比べると 20 分以上遅い。ま,最早,求めるのはスピードではない。この時期特有のエネラルドグリーンの水を湛えた白川ダム。黄砂の影響か,晴れてはいるものの飯豊連峰は全く見えない。
まるで画像処理して消してしまったかのようだ(笑
トンビがクルリと輪を描いていた。今日は猛禽類が旋回している姿を頻繁に見た。春になって,雪が融け出して,ネズミとかカエルとかが地表に出てきているのを狙っているんだろうか?鳥達も繁殖期だろうしね。
最近,有名になった白川ダムの水没ヤナギはまだまだである。水面に雪が残っているし,まだ芽吹いてもいない。
折角,一眼レフを持ってきたんだから一枚撮っておくかと(苦笑。4月後半辺りが見頃かなぁ?
白川荘でどぶろくソフトを食べたくて行ったのだが,生憎まだやっていないとのこと。代わりに「どぶろくどら焼き」をゲット。レストランは 3/27 から営業しているとのこと。
ここから源流の森駐車場辺りを偵察。まあ,なんとか星の撮影とかはできそうだった。その先に行こうかどうしようか迷ったが,雪解け水が道路を横断して流れている箇所が多く,泥除けを付けてきていないロードでは冷水のウォシュレット状態だし,遠方の景色も霞んで今一つだし,今日はシーズン初めでもあるし,..と様々な逃げ口上を考えて帰ることにした(笑。
手ノ子方面の通行止めは解除されているらしいので,帰りのコースは,手ノ子方面にしようかとちょっと思った。迷ったが,来た道を帰ることにした。帰る頃には,飯豊連峰がうっすらと見えていた。
菅沼峠の白川ダム側の部分。綺麗で幅広の道路になった。
菅沼峠から玉庭に降り,サンマリーナではなく,小松方面へ。小松を経由して再び大舟へ。
そういえば,玉庭から小松までは県道8号(だっけ?)を走ったが,この辺り,家々の土手とか,道路際の土手に福寿草が結構咲いていた。米沢市内ではあまり見かけない(まあ,土手というものもあまりないのであるが)。以前に,山都町の沼ノ平の福寿草を見に行った時に,案内してくれたおじいさんが,「福寿草は土が合わないと絶対に育たない」と言っていたけど,米沢と川西の土の性質の違いなのかな?どういう理由で違ってくるんだ?
ここも数年前まで人が住んでいたはず。家の前に車が停まっているのを見たし。人が住まなくなると,家はあっという間にダメになる,雪国だと,ダメになるスピードは,雪の降らないところの何十倍にもなる。同じコースを走って,毎年,人が住まなくなった,朽ち果てた家々を二万五千図とかに書き込んでいくと面白いかも。雪国地方版「そして誰もいなくなった」なんて記録が作れるかも知れんな。まあ,悲しいことではあるけど,地方における高齢化と過疎化の実態という意味でも,そういう記録って必要な気もする。
逆沢を経て,国道 121 号線へ。走るコースの至る所,道路際の水路は雪解け水が溢れんばかりに流れ,雪が消えたところにはフキノトウとかオオイヌフグリが春の日差しを受けている。フキノトウも気が付けば,かなり開いているものが多い。雪が融けて現れた枯葉と落ち葉の茶色の斜面に点描画のように緑の草が萌え出す。この景色は何回目にしても心浮き立つものだ。まさに,「北国の春」。千昌夫の唄が頭に流れ出す(笑。
午後2時ごろに帰宅。脚はそうでもなかったが,首と肩がバキバキに。これは乗り込んでいかないと改善しないポイント。帰宅して気付いたが,ポンプを付け忘れていた。小さな予備ポンプはサドルバックに入っているが,..パンクしなくてよかった(苦笑。70km で3時間半以上掛かっている。ま,劣化版ゆえ仕方あるまい(苦笑。
シャワー浴びて,遅めの昼飯食って,その後昼寝。気が付けば午後5時。いや,いい休日だった。
一杯気分で外に出ると星が綺麗に見えている。コブシの花と冬のダイヤモンドを自宅前から撮影。
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