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カテゴリー「ブルベ・ロングライド」の記事

2016年5月24日 (火曜日)

【過去記録】グルットォキタ〜マ完全版(2009/7/20)

グルットォキタ~マ完全版

2009/7/20(Mon)

なでら男@team_HOSHI

グルットォキタ~マ完全版のルート (ルートラボ)

 その, その2, その3


 6月7日に,こんなコースにチャレンジしてみた。何ということもなく走り切れた。惜しむらくは,なんとなく時間がないような気がして正規コースから外してしまった,稲子峠と鳩峰峠。今年のうちには是非,この二つの峠を入れた完全版を完走しなくてはならない。でも,このコースは 300km ほども距離があり,しかも,獲得標高が 5000m オーバーということもあって,日の長い時でなければ明るいうちの走行はとても無理。となれば,チャンスは7月まで。ということで,...

グルットォキタ~マ完全版

~愛称:『死して屍拾うものなし』ライド~

  日  時:平成21年7月20日(月) 午前4時半スタート
  集合場所:米沢市愛宕コミュニティセンター(米沢市古志田町76-3)

  コース:米沢市愛宕コミュニティセンター(スタート)~船坂峠(旧道)~綱木峠~綱木ダム~中山峠(実際は丘)~
      螻尾峠~東沢~新蔵峠(仮称)~菅沼峠(仮称)~九才峠~極楽峠~百子沢峠~樽口峠~小玉川~新田橋~百子沢峠~
      子持トンネル~叶水トンネル~桜峠~R113~新宇津トンネル~手ノ子~飯豊小白川~置賜西部広域農道~白鷹~
      パレス松風~県民の森~村山西部広域農道~上山~楢下~金山峠~R113~湯原宿~稲子峠~稲子宿~R399~鳩峰峠~
      ぶどうまつたけライン~ R13 ~ 水窪ダム~ 関根~南原~米沢市愛宕コミュニティセンター(ゴール)
      (距離:290km,獲得標高差:おおよそ 5300m)

  注意事項:スタートは一緒ですが,後は勝手に走ってください。遅れても待ちませんので,
       参加者それぞれが自己満足の走りに徹してください(笑)。持ち物は各自で判断すること。
       また,樽口峠付近以外なら,どこで止めても 20 ~ 30km ほども走れば市街地に戻れるコースなので,
       ダメだと思ったら勝手に帰って下さい。いなくなっても,探したりはしませんので(笑)。

 なんて,企画を立ち上げた。「グルッと置賜」では,何かダサい(死語?)ような気がしたので,イタリア語風の雰囲気を醸し出してみた(爆)。さらに,AJ 宇都宮の真似をして,愛称まで付けた(笑)。なかなか云い得て妙で,このコースの特性をよく表現しているようにも思うんだが(笑)。

 さて,上のような書き込みをしたものの,最近,弱体化したチーム員から手が挙がることは期待できない(:-D)。寂しい限り。ま,誰もいなけりゃいつものように一人で走るから全く問題ない。毎日暑く,呑んだくれ状態が続いており,それなりに調子を落としているので,上記イベント,果たして走り切れるのかどうか,些か不安な面もある。以前に同じようなコースを走った時は6月初めで,2500km も走った5月の絶好調を継続している時期だった。さて,あれから一月半ほど経って,何がどう変わっているのか,..。なんて考えてたら,山形在住のブロック屋さん,米沢のあおき君から,参加のメールを貰った。奇しくも,宮城ブルベ 300km の時の PC3 からの集団のメンバーである。

 当日は2時半起床。その前日に実家まで 110km ほどを走り,何をトチ狂ったか,18% の坂なんてものも登ったりしている。正直疲れは取れ切っていない。でも,走る。オッサンの耐久性は高いのである(笑)。4時25分に自宅を出て,集合場所の愛宕コミュニティーセンターに向う。

子持トンネル付近で子グマのプ~さんに出会う

 道を一本間違えたとかで若干遅れてブロック屋さん到着。あおきくんに電話したが,寝過ごしたとかで綱木ダム辺りで合流するとのこと。

 午前4時40分に朝焼けを眺めながらのスタート。船坂峠は旧道をチョイス。こっちの方が峠らしくて好きだ。綱木峠はやっぱり何度登ってもそれなりに辛い。この峠は登るに従って勾配がきつくなる。所々に 10 ~ 12% ほどの箇所もある。道はさっきまで降っていたかのようなセミウェット状態。今日はのんびり写真を撮るような時間はないし,面倒なので画像は一切なし。ロングに慣れ切った,このメンバーでも,今日のコースは最後はナイトランの可能性があるので(笑)。

 ウェットで滑りそうな峠を慎重に降りて,綱木ダムの蟹屋敷トンネルであおきくんと合流。中山峠,螻尾峠,新蔵峠,菅沼峠,九才峠,極楽峠,百子沢峠,樽口峠をクリア。8時少し前に叶水酒店でコーラを補給した以外はノンストップ。9時過ぎに到着した展望駐車場からは生憎山は見えず。ここまでで 92km ほど。ここまでは曇で,今にも降り出しそうな空模様。

 小玉川から新田橋,そして再び百子沢峠(こちら側からのこの峠は何気にきつい)。やっぱり,登りは他の二人に比べて一段力が落ちるので,苦しいし,僅かに遅れ気味になる。

 降り切って,今度は子持トンネルへ向う。この辺りから晴れ間が出てきた。この距離とアップダウンでは暑くなると補給が難しい。水分と塩分(塩飴を沢山ポケットに持参)はコマ目に摂り続ける。セッセと登りつつ,前方に目をやると,右前方のガードレールの下辺りに犬ほどの大きさの黒い生き物がモソモソと動いていた。なにかいな?と思いつつ近づいていくと,あれ?子グマ? 向こうもこちらに気が付いたらしく,目が合った(笑)。子グマは慌てて草むらに逃げていった。他の二人に「クマだよね? 今のクマだよね?」と思わず叫ぶ(笑)。二人とも「クマだった。親グマが近くにいるだろうね」と。いや~,生まれて初めて野生のクマを間近に見られて,本日は実り多いサイクリングとなった(笑)。

 子持トンネルを越えて,さらに叶水トンネルを抜けて,そのまま県道15号を進む。前回は左に進路を取って,R113 の走行距離を増やしてしまって,えらいストレスを感じた。で,横川ダム本体への道(R113 はこっちの標識あり)には左折せずに,そのまま直進。行きなり始まる10%近い勾配。桜峠もそれなりにきつかった。降って(結構長い),R113 に合流。ここから新宇津トンネルを越えて,手ノ子から県道10号へ。

 飯豊町役場のところのセブンイレブンで最初の休憩。ここまで 147km で7時間弱。カップ麺とおにぎり2個(一個100円セール実施中)を補給。約 30 分ほども休んでしまう。休み過ぎか,.。ブルベでも PC が10箇所あったら,各 PC で10分休憩を少なくすれば,100 分の貯金が出来ることになる。

 ここから置賜西部広域農道のアップダウンを走り白鷹へ。パレス松風の登り(この登りって,何回登っても「余計な登りだな」と思う)をクリアし,いよいよ県民の森越えに掛かる。長い登りでは二人に付いていけないので,先に行ってもらい,こちらはマイペースで登る。ピークで亀の口から流れる水をボトルに詰めてから降る。

 降り切って右折。村山西部広域農道へ。ここで約 200km ほどで,経過時間は10時間弱。気温が上がってきて,発汗量が増えて,少々脱水気味か,..。上山のセブンイレブンで2度目の補給。おにぎり,惣菜パン,コーラを補給。ここで午後3時少し前。前回は,金山峠を越えて R113 に合流した時点で午後4時10分だった。今回は少々時間が掛かっている。やはり,暑さのせいか。

 3時過ぎにスタート。楢下付近を追い風に助けられて,それなりのペースでこなした。電光掲示板の温度計は 29℃を掲示。金山峠に掛かったのは3時半過ぎ。ここでも二人には先行してもらって,こちらはマイペース。腰の痛みはあるものの,同じような状態がずっと続いている。2~3キロ以上続く登りでは,踏み込み時に足の指などがしびれるような感じになってきた。二人から少々遅れて峠着。

稲子峠では子ギツネコンコンと出会う

 R113 に合流したのは午後4時10分。ゲゲゲ,オンタイムだ。@o@/// 測ったように,前回と同じ時刻。ブロック屋さんに,「どうします?」と訊けば「行きましょう」とのお返事。では,稲子&鳩峰峠へと向いましょう。

 湯原宿を過ぎて右折。稲子峠は最大で 14% 近い勾配があって,距離は短いものの,それなりに辛かった。降ってきて稲子宿手前で,前方を逃げていく子ギツネを発見。昔の教科書に載っていた,ゴンギツネのイラストそっくりでなかなか可愛い。今日は野生動物の子供を見る日なのか。そんなこんなで稲子宿に到着。ブロック屋さんが口にした「初,稲子!」で,なぜか,イナゴの佃煮を初めて食べることを連想した(笑)。

 右折して R399 を鳩峰峠に向う。先だって,工事中だった道路は奇麗なアスファルトになっていた。さすが,国道(:-D)。ここは,もう,全員それなりに脚に来ているので,ほとんど流しのペース。なぜか,福島側に降りてくる車が多数。5時10分に峠着。風がさわやかで気持がいい。

 降る途中の水場でボトルに水を詰めて,一気にダウンヒル。降るに従って気温と湿度が上がるのがわかる。降り切って十字路を左折。ぶどうまつたけラインに入る。木の切り株にかぶせられたパンツ(?)やら,崖下に墜ちている車などの「ぶどうまつたけライン名所」(?)を見物しながら峠をクリア。

 ダラダラ登る R13 手前でヤケクソでスピードを上げてみた。まだ,エネルギーが余っているような感じだったので,完全に使い果たしておこうという趣旨で(笑)。R13 に合流して,栗子方面に登り始める。交通量がべらぼうで怖い。こういうところを走ってみると,幹線国道主体のブルベなんて走る気にならんぜ。

 水窪ダムのアップダウンをこなして,関根に降りて,7時少し前。あとは,軽いギヤでクルクルと脚を廻しながら7時過ぎに夕焼けを眺めながら愛宕コミュニティセンターに到着。14時間25分,292km だった。おおよそ予定通りの時刻。距離とプロフィールを眺めると,到着時刻がほぼ±30分で予想できるようになった(笑)。きついアップダウンのある 200km 以上の距離があるコースなら,ほとんどの場合,休憩を含めた所要時間を 20km/h で計算できるようだ。

 Forerunner305 は残念ながら途中で電池切れ。切れたところまでのプロフィールマップは以下の通り。最後の 20km 分が切れている。

Prpfile720

 で,これはブロック屋さんのブログから拝借した走行ログ(勝手に掲載,スンマセン)。やっぱり,百子沢峠付近の一部重複コースが美しさを損なっているなぁ。なんか,細胞分裂時のくびれを連想させて,「ここは余計なんだよ」という声が聞こえそう(笑)。赤線のような繋ぎ方もアルかなと考えているけど,..。でも,これだと,獲得標高が 400m ほども少なくなりそうだ(爆)。

Log from block

 ちなみに,Forerunner 305 のログは,以下の通り。青の矢印は,いわゆる,「峠」およびそれに準ずる場所。

Log072009

【過去記録】グルッと置賜ロングライド(2009/6/7)

グルッと置賜ロングライド(仮称) 

2009年6月7日(日)

なでら男@Team HOSHI


Prologue

 ある日の昼下がりの星輪店。アラカンとアラフィフの暇なおっさん二人がお茶を啜りつつ,くっちゃべっていた。内容は,「グランフォンド飯豊もいいけど,もっと峠を入れてきつくて長いコースに出来ないかねぇ?」というもの。チームホシ内のM企画担当としては,獲得標高 2500m 程度のぬるさでは満足できなくなっているのである(笑)。アラカンオヤジ曰く「グランフォンド飯豊のコースを白川ダムまで戻ってきて,そこから飯豊町の方に行って葉山の山麓を走り,白鷹から県民の森を越えて,さらに金山峠を越えて,七ケ宿に出て,稲子峠と鳩峰峠を通って高畠に戻って,ぶどうまつたけラインを走って水窪ダムに出て,そこから船坂,綱木峠,中山峠と繋げば 300km くらいになるんじゃねぇの?」と。ほほお,なるほど。適当に距離をチェックするとほぼ 320km ほどだった。名付けて『グルッと置賜ロングライド』。よ~し,酔狂な企画だけど,まずは走ってみるか,ってのがおバカ企画の始まりだった。

どうせ,誰も付き合ってくれないだろうから一人で行く

 起床は2時40分。外の雨音を認識し,即二度寝に落ちた。で,3時30分頃に再び覚醒。やばい,寝過ごしたと思ったけど,雨はまだ止んでいない。天気予報と違うじゃないか。行こうかどうしようか迷ったが,天気予報の「次第に回復」を信じて,予定から1時間遅れの5時スタートとした。結局,この1時間の差が,完璧フルコースを走り切ることが出来なかった原因となった(悔)。

 予定したコースは,グランフォンド飯豊+置賜周辺のアップダウン(一部隣県も含む)である。実際に走ったコースは,自宅~船坂峠(あえて峠と言ってみる)~綱木峠~中山峠(これも実際は丘だが)~螻尾峠~新蔵峠(仮称)~菅沼峠~九才峠~子持トンネル~百子沢峠~樽口峠~小玉川~百子沢峠~子持トンネル~叶水トンネル~R113~飯豊小白川~置賜西部広域農道~白鷹~パレス松風~県民の森~村山西部広域農道~上山~楢下~金山峠~二井宿峠旧道~ぶどうまつたけライン~ R13 ~ 水窪ダム~ 関根~自宅周辺をグルグルでクーリングダウン~自宅,の総距離 287km,所要時間 13時間30分,Ave. 21.3km/h,獲得標高 5000m ほど。残念だったのは,時間の関係で稲子峠,鳩峰峠がコースから外れてしまったこと。痛恨の極み(笑)。それと,小玉川から飯豊山荘までの往復ルートは少々趣旨が異なるために加えなかった。そんな訳で,当初調べた時よりも距離が短くなった。

雨の中,サドル上で「止まない雨はないぜぇ~~~!」と叫んでみる

 5時ジャストにスタート。路面はハードウェット。フロントホイールから巻き上げられた水しぶきがシューズを濡らす。てっきり上がったと思った雨は,いまだ霧雨状態で残っていて,指ワイパーで時折眼鏡を拭ってやらないと前方が見えなくなってくる。レインキャップを持ってくればよかったと少しだけ後悔。晴れていれば気持の良い朝のサイクリングだが,この天気ではまさに「修業」だ。

 農道を走り,最初の船坂峠(実際は,丘だけど)を越える。交差点を直進して,関の集落へ。この時間では屋外で活動している人もまばら。その昔,参勤交代に使われた街道であり,関の集落には,宿場町独特の昔日の面影が僅かに感じられる。集落を過ぎると峠への登りが始まる。そぼ降る雨の中を一人寂しく登る(寂しいってのはウソだけど)。途中の勾配が急になる辺りで腰を上げると後輪が空回り。一箇所だけ工事中の場所があり,法面にブルーシートが掛けられていた。そんなこんなで峠着。降りはそこそこ慎重になる。制動距離が長い。水が跳ねる。降りに入ってしばらくすると,ほんの僅かの距離だが,舗装が剥がされてダートになった工事区間があった。後輪に泥除け付けてきてよかった。こんな状態で後輪からの「ウォシュレット攻撃」を受けたら,あっという間にレーパンびしょ濡れ&股擦れしまくりだぜ。綱木ダムまで降ると,ランドナーだかマウンテンバイクだかのサイクリスト発見。まだ6時頃だけど,どこに行くんだろうか?

 小野川温泉への分岐を逆方向に左折して,中山峠を越えて R121 に出る。すぐに右折して螻尾峠への登りに掛かる。十年以上前,朝練で毎朝のように登った峠道。今でも景色はほとんど変わらない。降って,ようやくグランフォンド飯豊の正規ルートの東沢小学校のところの十字路に到着。ここからはグランフォンド飯豊のコースをトレース。雨は霧雨から小雨状態になってきた。雲は相変わらず厚く,切れる気配がない。ったく,この雨,本当に上がるのかよ。

 農作業車が道路に落としていった田んぼの泥が,雨で流れ,タイヤで跳ね上げられて,膝から下は既にドロドロ(苦笑)。新蔵峠,菅沼峠と越えて白川ダムへ。白川荘の近くに来ると,妙な幟が目に付く。下の画像だけど,「ミネラルわらび園」ってのは,一体どんなものなんだろう? 「活性水素」とか「マイナスイオン」とかと同様の,妙なネーミングなのか? 九才峠への登りに掛かると,最初のコーナーのところのワラビ園が満車御礼状態。驚きつつ,よくよくみれば,どうも白川荘の宿泊プランで「ワラビ採り」のパックがあるらしい。そのお客さんだったようだ。それにしても,新潟,宮城,福島ナンバーなどよくこれだけワラビ採りに集まったもんだ(呆)。

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 峠からは延々と降る。次第に雨足が強くなってきたので胡桃平辺りで雨具の上下を着ける。上はカンパニューロの雨具,下は,セブンイレブンで買った 400 円ほどのカッパのズボンを膝から下をカットしたもの。が,やはり,この程度のものの流用では具合が悪い。どこかが引っ張られていて,ペダリングがスムーズにできない。妙なところが擦れる。小さな負荷を掛けつつ走っているような感じ。今度の 600km ブルベに向けて雨具の下の部分もなんか考えないと。

 叶水酒店で走行距離は 70km ほどで,正規ルート+20km ほど。子持トンネルを越えた辺りで,雨は次第に本降りに近くなる。やれやれ。そのまま,雨具の上下を着けて走っていたが,あまりにもペダリングし辛いので,百子沢峠の途中で下を脱ぐ。暑いので,上も脱ぐ。幸いさっきよりも少しだけ小降りになったようだ。そういや,極楽峠の「全面通行止め」の看板と閉鎖ゲートが無くなっていた。工事は終わったのか? それにしても,雨の日のサイクリングは少々退屈だ。「『落石注意』かぁ。『隕石注意』なら面白いのになぁ」などとしょうもないことを考えるほどに退屈である。いくら雨に濡れた新緑が奇麗だといっても,2時間も3時間も眺めていればたいがい飽きる。なにか,雨の日の意識の持ち方を工夫してみるか(笑)。

 頻繁に現れる途中のワラビ園は,雨にもかかわらず大盛況の様子。そんなこんなで樽口峠の登りに掛かる。なんか調子が今ひとつで,勾配が急になると,途端に後ろから引っ張られているような重さを感じる。この先大丈夫かな? ようやく樽口峠着。まあ,雨の日も乙なものかな。スタートから 95km ほど? まだ 1/3 だよ。雨は降り続く。

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 展望駐車場に着くと,そこは満員御礼状態。すべてがワラビ採りの客。駐車場ではボトルに CCD と水を詰めて,おじさんと世間話をちょっとだけして,直ぐに出発。「どこまで行くの?」なんて訊かれたけど,なんて応えていいのかわからないので,「置賜の周辺をグルッと廻ってます」と。降って行くと,小玉川側からの登り口に料金所があった。なるほど,この山全体がワラビ園なのね。六斗沢の集落辺りで,一瞬陽が差したので,雨具を脱いだら,その5分後にはまた雨が落ちてきたのでまた着た。いい加減にしてくれ。微妙に空腹なので,降り切った辺りの店で食事でもと考えたが,9時台ではまだ開いていない,..。

 それにしても,この雨はいつ止むのか。新田橋までの下り区間で再び本降りになった時には,心底嫌気が差して来た。が,しかし,降る雨と当らない天気予報に苛ついても仕方がない。お役所(特に霞が関)と自然現象には巻かれてしまい,無抵抗主義を貫くのが賢い処世術だ。ってことで,「止まない雨はないんだぜぃ~~・・・♪」などと口ずさみながらの走行。

 子持トンネルまでの登りはかなりの雨足。脱いでいた雨具の下を再び(三度?)着ける。戻りの子持トンネルを越えて,九才峠に向おうとして,ふと考えた。九才峠でもいいけど,『グルッと置賜ロングライド(仮称)』なので,同じ道を二度走るのはできるだけ避けたい。ここ(叶水)からなら,R113 に出ることができる。心底,嫌いな道(南陽~村上の区間)だけど,新宇津トンネルくらいなら我慢できるだろう,と考えて,叶水トンネルを抜けた。しばらく行って,標識に従って横川ダムのなんたら館の方向に左折。これが間違いで,そのまま県道 15 を進むべきだった。お陰で R113 での走行距離が増えた,..。○| ̄|_

 しばらくアップダウンを走るとやがて R113 に出る。20年以上前に仙台~村上~鶴岡~新庄~鳴子~古川~仙台のツーリングをした時以来だ。昨年のブルベ 1000km では,雨降りの夜に,ここを走るのが嫌だというのが,リタイヤのひとつの理由だったほどに嫌いな道だ。今日は昼なので百歩譲って我慢して走ることにする。で,案の定,車は多いし,アホな運転手もそこそこいるし,トンネルだらけだし,不愉快なことこの上ない。新宇津トンネルを抜けた頃にはストレスで胃が痛くなってきた。

 ようやく飯豊小白川の信号で左折。ホッとした。そして,この辺りに来ると道が乾いている。でも,細かい雨が風で運ばれてきている様子。飯豊中学校近くのセブンイレブンで補給タイム。かなりの空腹で 700kcal ほどのカルビ焼肉丼やら調理パンやらをガツガツとお腹に納める。クエン酸の入ったジュースをガボガボッと呑んでスタート。ここまでで7時間で 150km ほど。ようやく,雨が上がった。この辺りから,油の切れたチェーンから音がし出した。小さなオイル入れを持ってくればよかったが,まあ,なんとかなるだろう。

いくつ目かわからない峠の途中で「終わりのない登りもないんだぜぇ~~~~~!」と叫んでみる

 しばらく走るとやがて置賜西部広域農道(別名:葉山山麓線,と勝手に命名)へと入る。ここがアップダウンを繰り返しつつ十数キロ(だっけ?)続く,まさに「鍛練のための道」。元気な時には,アウターでゴリゴリ登れる箇所も,150km 以上のアップダウンの走行後では大した脚も残っておらず,仕方なくインナーに入れてヨイショヨイショと登る。白鷹に入った辺りで,さっき,あれだけ食ったはずなのにハンガーノック時に感じるような眠気を感じ,慌てて,さっき買っておいたチーズケーキタルトなんぞを車上で補給。お,ちょっと,美味い。^^; 

 R287 に入り,直ぐにパレス松風への登りに入る。ここも2キロほどの登りで何気に辛い。降って,今度は「県民の森」越えのルート。イーブンペースで垂れることなく大沼付近のピークをクリア。ここで9時間ちょっと。降り切った辺りで,登ってきたローディーとすれ違う。なにやらえらくさわやかな笑顔で手を振ってご挨拶していただいたが,お知り合いだろうか? 誰だかわかりませんでした。降り切った辺りが約 200km 地点。

 信号を右折して,村山西部広域農道が始まる。「広域農道」と名が付くためには,きついアップダウンがあることが条件らしい。これから先のことを考えると,もう一度補給しておいた方がよかろうと上山のセブンイレブンで2度目の補給タイム。どこが楽しいのか理解不能なバカ話に盛り上がりつつタバコを吹かしているオネーチャンたちの脇にどっかと座り込み,これがオッサンの遊び方だ,よく見ておけと,おにぎりやら調理パンをガツガツと喰らう。グハハハ。* ̄∇ ̄*

 楢下の辺りは緩い登りと向かい風で少々辛い。スピードが出ない。気を抜くと 23km/h とかになっている。バーの下を持って気合いを入れ直す。ようやく金山峠入口に到着。ここまでで 220km ほど(かな?)。ここも不思議なことに 11 ~12km/h 程度で垂れずに登り切れた。頭の中では,「終わりのない登りなんてないさぁ~~~~♪」なんてフレーズが繰り返し流れる。一人で長い距離を走るということは,こういうことである。

 やがて,七ケ宿のところで R113 と合流する。実は,走りながらスケジュールをいろいろと検討していて,この場所に午後3時半頃までに着かなければ,稲子峠と鳩峰峠はカットして,二井宿峠を下ってぶどうまつたけラインに入ることを決めていた。で,時刻は4時10分。ここから稲子峠を越えて鳩峰峠まで2時間は掛からなくても,1時間半くらいは軽く掛かるだろう。ということは,鳩峰頂上でほぼ午後6時。ざっと計算すれば帰宅は8時頃。まあ,ライトもあるし,不可能ではないが,水窪ダム湖畔道路を暗くなってから走りたくない(怖いから)。そんなことで,ここはヒヨル。帰宅後の後始末の時間も確保したかったしね。

 二井宿峠旧道の降りは,なぜだか拳大から赤ん坊の頭くらいの大きさの落石がゴロゴロしていた。で,あるコーナーを回り込んだら,「おお,でっかい石がゴロゴロしてるぞ!」と一瞬思った。が,その落石のように見えた大きな灰色の物体はワラワラと動き出した。なんのことはない。20頭ほどのサルの群れだった。ちょっと魂消た。

 高畠まで降りて自販機でコーラを補給。自宅とセンチュリーを走り終えたはずの加藤さんに電話。その後,最後の峠とも言える「ぶどうまつたけライン」に入る。ここもまずまずのペースでクリアして,そのまま R13 へ。後ろからの大型車にビビりつつ,登坂車線の脇の左端をセッセと登る。ようやく水窪ダムの湖岸道路へ。高速道路の工事も進んでおり,景色が一変していて驚く。昔散々走った,懐かしいアップダウンを勢いでこなしつつ関根へ。

 ここからは平地のクーリングゾーン。負荷のかからないギヤでケイデンス 120rpm くらいでクルクル廻して脚のマッサージ&クーリングダウン。いっそのこと船坂をもう一度登って,小野川を回って,距離を 300km にしておこうかと思ったけど,自転車掃除の時間も確保したいし,面倒臭くなったので止めた。

 午後6時半に自宅着。なかなか充実した一日だったけど,...後始末が面倒だった。でも,これでコツがわかったので,外してしまった稲子峠&鳩峰峠を入れたフルコースでそのうちリベンジするぜ。

 で,食ったものは,カルビ焼肉丼,チーズケーキタルト,調理パン×2,野菜ジュース,レモンジュース,おにぎり×1,小さな羊羹×5,CCD ×3,だったかな。合計で,..3000 kcal くらいかなぁ。

 下が,プロフィールマップ。意外だったのは,このコースの最高標高が綱木峠(出だしの高いピーク)だったこと。

Ugf okitama

 で,コースのログは,以下の如し。やっぱり,同じコースを二度通る箇所があると美しくないなぁ(笑)。往路に極楽峠を通っても,百子沢峠のところはダブるんだよね。どうしようもないのか。飯豊町に入ってからの登りが今ひとつ甘いようにも思うんだけど,..。やはり,稲子峠と鳩峰峠は外せないか。あるいは金山峠をスルーして,柏木峠を通り,さらに鳩峰峠を越えて,稲子峠を越えて二井宿峠を下ってくると言うのもありか,..。あ,これもコースがダブるのか。二井宿峠旧道,鳩峰峠,金山峠,稲子峠を巧く組み込めないんだよなぁ。

Log060709

2015年1月27日 (火曜日)

2015グランフォンド飯豊

 え〜,開催が決まったようです。私,今年は一参加者です(って,本当か?ダメだろうか?今年はお鷹ぽっぽが欲しいんだが。今まで,試走から何から何十回も走っているので,一本くらい欲しいぞ!!)。

Cropped DSC 0166 PANO

 募集は2/1からだそうです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。あ,グランフォンド+メディオフォンドで合計 150 名だそうですので,お早めに!!ブルベのプラチナチケットみたいに10分で瞬殺ってことはないでしょうけど,...(笑)。

 今年も好天に恵まれますように!db(_ _

 グランフォンド飯豊

2014年10月21日 (火曜日)

【過去記録】BRM925 宇都宮 400km 奥只見

 koji さんのブログで思い出した,数ある中でも印象に残っているブルベ。こっちに過去記録として再掲しておく。ちなみに,2010 年のことだった。紅葉だったら素晴らしいだろうなと思ったことを覚えている。紅葉の時期に,また,走ってみたい。今度は,天気のいい日に一泊二日くらいの日程で(笑)。

BRM925 宇都宮 400km 奥只見 完走記

2010年9月25日 am 1:30 Start ~ 9月26日 am 0:31 Finish (23 h 01 m)


「アヴァンチュリヲン進撃登坂:急+?」ブルベ

Map201008

 2002年に日本で初めて開始されるや,その圧倒的なスケールと認定を積み重ねていく構造で,
ブルベという枠を超え,サイクリストに一大ムーブメントをおこした認定記「ブルベ・ド・ランドヌール」。
それから8年,いまもなお増え続けるファンのために、今回大幅にスケールアップされた新たなコースが用意された。
 前編にあたる「序」,中編にあたる「破」は8月に連続開催。
そしてラストは後編にあたる"急"と"?"というタイトルが表すとおり,
いまだその運営スタイルは明らかでない完結編の400km。
人影無し,民家なし,洗い越し多しの酷道「樹海ライン」に2年前の1000kmの後半コースを重ねる。
「いったいどうなる? 驚きと興奮の400km。」from AJ 宇都宮 HP

Profile201008

BRM925 宇都宮 400kmのプロファイル(今はルートラボもトンネル対応なので多分実際の獲得標高も 6000m 程と思われ,..)

今シーズンの締め括りブルベ

 いよいよ今期の最終ブルベ。そして,多分今シーズンのブルベの中でもかなりきついコース設定に入るブルベ。AJ 宇都宮のスタッフで,かつ経験豊富な坂東さんをして『AJ宇都宮史上1,2を争う難コース』と言わしめるコース。そして「序破急」と銘打たれた山岳三部作の最終編である。

 そもそも「序破急」とはなにか? 大辞林によれば,雅楽や能,浄瑠璃などの構成スタイルを表す表現で,様々なところに使われるという。今回のブルベの「序破急」に関して,もっとも当てはまる解釈は,以下のようなものだろうか。

楽曲構成・番組編成・演出などの理念上の三区分。上演の時間経過に伴う趣向変化の典型を想定したもので、序・破・急は導入・展開・終結とみなせる。能・浄瑠璃の脚本構成、能の五番立の番組などがこの理念による例である。  
   

つまり,今回のブルベは「終結」を意味する。大団円を迎えるのか,あるいは奈落の底なのか,神のみぞ知るところ。今シーズンを締め括るための一本としてふさわしいじゃないかと,秋分の日の休日に一人コマ図を切り出して,ラミネート加工しながらつぶやいたとさ(笑)。でも,8月の塩原および日光山岳が,どういう意味で「導入」であり「展開」だったのかは,いまだナゾのままである(笑)。そして,愛称に付いた「+?」の意味もまたナゾのままである。今回のブルベを走り切ってみれば明らかになるんだろうか?

 ところで,出発前日に AJ 宇都宮のスタッフの方からのメールマガジンで,今回のブルベのコース設定についての裏話のようなものが届いた。主催者側の葛藤が感じられる文章であり,主催者の方々はコース設定に,そして参加者の安全に対して,ここまで考えているということをご理解頂くために一部転載してみる(不都合あるだろうか?要転載許可取得?もし,AJ宇都宮の方がこれを見て不都合ありと判断されましたらご一報下さい)

 実は今回のルートは、一昨年のコース申請時に一度AJに書類を提出していたのですが、国道352号の檜枝岐から魚沼にかけての区間が、住む人もほとんどいない秘境とも言える地帯であるということで、何度も逡巡した結果、最終的に申請を取りやめたという経緯があります。このコースはサイクリストとしては非常に魅力的なのですが、主催者として複数の参加者を走らせるとなると非常に勇気がいります。人は住んでいない、携帯電話も通じない、経路上の補給もほとんど期待できない、そんな区間が数十キロも続くのです。(中略)何かトラブルがあった時のことを考えると・・・。そんなコースを敢えて今年は開催しようと決断できた理由は、やはり昨年の夏の日光山岳ブルベの開催(しかも300kmの後の連続開催)の際に、参加者の皆さんの雄志に勇気づけられたということが大きいと思います。厳しい条件でも、厳しいコースでも、経験豊富なランドヌールなら心配なく自己責任でブルベを全うしてくれる。(以下略)  
   

 ブルベ開催に対する,真摯な気持ちが伝わってくる。ここまで考えて頂けたのなら,雨だろうが台風だろうが走らねばならん。主催者の気持ちに応え,安全に確実に距離を踏んでゴールせねばならんと固く誓ったのだった(笑)。

例によって準備編

 今回の使用マシンは COPPI 。COPPI に乗るのは,6月の 600km ブルベ以来だ。たしかにフレームは COLNAGO に比べてかなり重いし,太めのスポークと DT のリムの組み合わせの手組みホイールも重い。さらに,ハブダイナモを導入しているせいで,他のホイールの場合と比べて走行抵抗が増えているのは自覚できる。それでもこのマシンを使うのには理由がある。それは長距離のブルベだと,体調に応じて,ポジション(主にハンドルの高さ)をある程度変えたい場合があり,ボルトと臼タイプのステムを使っている COPPI の方が,ポジションに関する自由度が今風のロードレーサーに比べて高いからである。これまでもステムを 5mm 上げることで腰痛,肩の凝りなどが緩和して楽になったことが何度もある。200, 300km だと,我慢して勢いで走ってしまえるが,400km 以上だとかなりのダメージを受けることがある。加えて,アルミフレームとクロモリフォークの組み合わせが,どこか身体に優しい感じがしている。#知り合いは,「よくあんな固いフレームに,..」と言うけど。

 スプロケットは 16 - 27T を選択。レースではないので,平地では15T 以下を踏むことはないだろうし,降りでも脚を止めて休むのでやはり 15T 以下は必要なし。長い登りが何度も現れるコースでは,20T 付近がクロスになっている方が重要である(と思っている)。

 ライトは,自分としては最早定番の,匠光学(ハブダイナモ駆動)+ KingpowerK2(単3電池2本)の2本(合計6W)。暗闇の山間の道だろうとどこだろうと,この二つがあればまず問題なし。普段の夜間は匠光学一発で走っていて,降りなどで KingpowerK2 を点ける。

 天気予報によれば,24日の深夜から25日の午前中くらいは雨の確率が高い。しかも,数日前の猛暑日がウソのように一気に気温が低下して,秋を通り過ぎ,初冬といってもいいほどの気温になっている。平地でも低温,コースの標高が高い(1000 ~ 1500m が何箇所かある),そして雨とくれば,これまでも何度か経験している「寒」&「凍」ブルベとなってしまう。そんな訳なので,軽量で保温性に優れたウェアの組み合わせを考えていく。で,結果は,..

 昼間あるいは気温が15℃以上の場合:半袖アンダーに半袖ジャージ,アームウォーマーにレッグウォーマー,指切りグローブ
 夜間あるいは気温が10℃以下の場合:ウィンドブレーカ,指付きグローブ(XCスキー用の奴),長袖アンダー,裏起毛の長袖ジャージ
 雨の場合:ゴアの雨具の上だけ(下はコンビニで購入),足元はビニールの買い物袋+ビニールテープによる簡易シューズカバーで対処

 これらを適宜組み合わせる。これらのウェア類に加えて,携行するものは,乾電池(単3×6,単4×2),塗り薬,痛み止め(ロキソニン),予備チューブ2本,携帯工具,携帯工具とは別のアーレンキー数本(4, 5, 6mm),携帯ポンプ,パンク修理用のパッチ,ガムテープ(2m ほど他のものに巻き付けたもの),ビニールテープ,レジ袋数枚,タオル,補給食などである。特に,今回は補給食調達不可能区間がかなりあるので,そこそこの量の補給食を携帯する必要もある。そうなると,シートピラーバッグでは流石に容量不足なので,ザックを背負うことにした。上記の荷物を詰めてみれば,約3キロ程度だろうか。背負っていてもギリギリ負担にならない重さである。

 さて,出来れば9月24日の金曜日は仕事をお休みして,午後からたっぷりと睡眠を取るのがベストだったが,世間はなかなかそれを許してくれない。が,せめてもの抵抗として4時頃に退出して(裁量労働制万歳!),最後の準備を済ませてから,軽く食事をして6時頃に少し横になってみた。こんな時間にはなかなか寝付けないが,それでも30分程眠ったらしい。その後はウトウトしては覚醒を繰り返し,結局7時半頃には起き出した。今回も出走前の仮眠は失敗。実質的な睡眠時間としては,いいところ40分くらいか。400km 以上のブルベでは,出走前の仮眠が十分に取れるかどうかは,走行時の後半のパフォーマンスに大きく影響する。これまで何回か同じ経験をしている訳だが,夜スタートのブルベで出走前の睡眠をうまく取れたことは2回くらいしかない。で,経験的に,「ああ,どっかでスイマの猛攻撃がくるんだろうなぁ,..」と,コースのきつさや天気の崩れよりも,そのことの方が憂鬱の種になる。眠くさえならなければ,雨が降ろうが坂ばかりだろうが,なんとかなる(はずだ)。

 8時半頃に,例によって市内で pokky 氏をピックアップして,東北自動車道を一路宇都宮へ。今日は平日だが,高速料金は千円だ。これは助かる。バカ話に華を咲かせつつ,今度はちゃんと宇都宮 IC で降りた。が,出口を間違えてまた余計な距離を走ることに。どうも,車の運転は(も?)苦手だ。今度からちゃんとナビを機能させておこう。

 途中のコンビニで補給食を買い出しして,スタート地点の宇都宮森林公園に到着したのは11時40分頃。既に,かなりの数の参加者が集まってきている。@HEIZOSUN,楽山さん,masa(茨城)さん,S@石巻さん,K田さんなどとご挨拶。へばなさん,K関さんは少し遅れて来た。そして,今回初めて言葉を交わした方が,@atkamano さん。今月初めの千葉ブルベで落車して親指の靭帯を傷められたものの,先だっては恵庭 600km に参加して完走された強者。もう,指の方はほとんど大丈夫らしい。同じように5月に落車して右手親指靭帯を傷めたナデラ男の方は,いまだに長い距離の後は痛む。

Start 9/25 am 1:30 ~ PC1(ココストア会津高原店)76.2km, 9/25, am 4:53

 スタートは午前1時半の予定。このスタート時間は,樹海ラインと六十里越を明るい時間帯に通過してもらうためらしい。

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 1時頃からブリーフィング

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ここら辺はとても一緒には走ることの出来ない特急強者グループ。リクイガスジャージが HEIZOSUN

 上空には雲が掛っているものの,幸い,まだ雨は落ちてきていない。気温は14℃程度とウェア選択が難しい状況。上は,半袖インナーと半袖ジャージにアームウォーマにして,レッグウォーマをどうするか悩む。HEIZOSUN はしっかり着用。現状ではなくても走行可能ではあるが,.。迷った揚げ句に途中で着ける面倒さを回避するために着用する。結果的に正解だった。出走者は40名前後なので,今回は一斉スタートらしい。1時半になって一斉にスタート。

 もう,最初からゆったりペース。速い方々は鶴 CC の丘を跳ぶように駆け上がって,テールランプの幻想的な赤い光の筋を残し,あっという間に見えなくなった。

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 R293 から県道22に入り,鞍掛トンネルを越えて集団は進む。県道279から,やがて R121 へ。台風の影響で結構強い向かい風が吹いている。時折,風が巻いて,ひどい場合にはホイールがあおられる。前方には赤いテールランプがいくつか見え,後方確認で,後ろを振り返ると何台もの自転車の強烈な前照灯の光が揺れていて,一種独特の雰囲気を醸し出している。夜中の2時過ぎである。時折抜いていく車の運転手に,「一体,なんの宗教団体だ?」と思われても仕方あるまい(苦笑)。

 鬼怒川温泉,新藤原,川治温泉を経由して,やがて五十里ダムへの登りに掛かる。この辺りまではS@石巻さんとご一緒した。山王トンネルへの登りで離れたような,..中三衣辺りで先行していたK田さん,K関さんをパスしたような,...地理に関しては定かではないけれども。

 途中,かなり多くの車に抜かされる。こんな夜中にこいつらどこに行くんだと自分のことを棚に上げてブツブツとつぶやいていたが,PC1 でその理由判明。釣りだ。渓流釣りのシーズンは9月一杯まで。そんな訳で,まだ真っ暗な早朝ならぬ真夜中に現場に急ぐ車が多かったというのが理由らしい。

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国道だんご3兄弟の県境の山王トンネル(生憎,トンネルは写らず)

 五十里ダム付近から,時折水滴が顔に当たっていた。山王トンネルまでの登りに掛かった頃からはっきりした霧雨状になり,トンネル手前辺りから,次第に小雨になり,トンネルを越えたら激しくはないものの本降りになった。トンネル出口から眺める先の道はハードウェットで,よほど停車して雨具を着けようかと思ったが,まあ,直ぐに PC1 だからと,そのままで降りに入る。が,雨足が本格的になり,路面からの跳ね上げでシューズも濡れてきた。結局,結構濡れた状態で PC1 のココストアに到着。途中の電光掲示板の温度計の表示は9℃だった。冷えきる前に辿り着いたのだが,かなり寒い。先行きが案じられる展開である。

 PC1 には椅子とテーブルのある休憩スペースが設置してあり,テーブルでは参加者が食事をしたり,食事を終えた参加者は,これからの低温&雨中走行に備えて,ウェアを着込んだりしていた。こちらもパック寿司,カップラーメンなどでいつもに比べれば多めの補給を済ませて,上にゴアの雨具を羽織る。グローブは指付きの初冬や春先に使用するものに換える。そして,レジ袋+ビニールテープという最強コラボの簡易シューズカバーを作成。さらに,PC2 の御池からの降りでの冷え込み対策に雨具のズボンをコンビニで購入しておく。が,これから中山峠までの登りに掛かるので,ペダリングの抵抗になるカッパの下はまだ履かない。結局,PC1 で30分以上ウダウダと過してしまった。

PC1 ~ PC2(山の家 御池)140.1km, 9/25, am 8:50(?)

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雨ですよ,...シトシトピッチャン

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9℃ですよ,..ブルブル

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これが最強コラボの簡易シューズカバーだ!(笑)

 スタートして少し降り,会津鉄道(野岩鉄道?)の線路を潜り,左折して,R352 に入る。降りは猛烈に寒い。半泣きになるほど。震えながらの走り出し。R352 を中山峠を越えて桧枝岐に至るルートは昨年も走ったところ。まずは,標高 1000m ほどの中山峠を目指す。前の方に,K関さん,K田さん,女性の参加者が走っている。峠への登りの途中でパスした。トンネルまでの登りは一部少しだけきついところもあったが,まあ,登りの偏差値50くらいかな(笑)。ただ,雨具を付けてのヒルクライムは,...暑い。登っているときは,雨具,ジャージの前面をフルオープン状態。吐く息が白い。

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中山峠(トンネル)。旧道は今もかろうじて通れるのかな?

 どのトンネルも中は暖かい。トンネルというのは夏涼しく冬暖かいところだ。トンネルを抜けて降りに入る。この辺りで雨は小降りになり,なにやら気分もマッタリしてきて,少々眠くもなってきて,唄を歌いつつノンビリと降る。降りにも係わらず,速度は 20km/h 台。降り切ったところで,R401 との合流点に到達。伊南川の写真を撮っていると,K田さんが追い付いてきた。左折して桧枝岐方向に向う。PC1 を先に出発して先行していたS@石巻さんを,ここでパスする。

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伊南川の流れは今年も変わらず清冽だ

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屏風岩

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 桧枝岐の集落に入る。集落に入る手前辺りで携帯が鳴った。おおえ,ねもと,オヤジから次々と熱烈ガンバレのTELを貰い,真っ白な息を吐きつつ感涙にむせぶ。メーターの距離数が涙でぼやけた(ウソだよ)。この辺りは,昨年からで3回目。自転車で2回,車で1回来た。もうマッタリ気分で,周囲をキョロキョロしつつ走る。前にも後ろにもブルベライダーは見えない。墓地が家々の間の空き地スペースに納まっている。山の斜面とかでは,雪が深くて墓参りもお墓の維持管理も難しいからだろう。そして,墓標に刻まれた姓は,ほとんどが「星家」,「平野家」,そして「橘家」だった。

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桧枝岐地区の住人の姓は,星,平野,橘でほぼ9割くらい?

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本当に,この辺りは面白い。セイロウ作り板倉だそうだ。

 渓流釣りのシーズンが直に終わりとあって,桧枝岐の民宿には渓流釣り目当ての客が多数泊まっていたようだ。早朝にも係わらずに,何人ものオッサンたちが玄関前で活動を始めている。川にも,カッパ姿で水辺に佇む釣り人多数。ミニ尾瀬公園の辺りで,結構大きなサイズのイワナとみられる魚を釣り上げる場面を見た。

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昨年はこの辺りから正面に燧ケ岳が見えたように思うんだけど,今日はちょっと残念

 キリンテを過ぎて,人家も途絶えると,やがて七入から本格的な登りが始まる。桧枝岐の七入オートキャンプ場から標高差440m,距離 6.7km のヒルクライム。平均勾配で 7% 弱というところか。先は長いので,ギヤを軽めにしてあまりしんどくない状態で進む。それでも,九十九折りのコーナーなどは 10% オーバーの箇所もあり,楽に登っていけるものではない。それなりに消耗した状態で,なんとか PC2 の,今日のチマコッピ(最高標高)の御池(1500m)到着。

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登りの途中にある「ブナ坂の清水」。ここで水を補給。美味い!

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AJ 宇都宮の飯塚さん。寒い中,有人PC お疲れさまです。

 コマ図による指定では,ちょっと奥に入ったところの「山の家 御池」が PC2 だったが,実際には駐車場への分岐のところにスタッフの車があり,そこが有人 PC だった。AJ 宇都宮の飯塚さんがおられた。寒い中,お疲れさまです。

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山の家 御池

 下の桧枝岐で気温 8 ~ 9℃だったので,御池での気温は5~6℃。ヒルクライム中は暑くて,大分汗をかいたが,あっという間に汗が冷えて震えが来るほどの気温。あんパンを一つ補給する。ザックには,まだ菓子パン,おにぎり2コ,羊羹などがわんさと入っている(笑)。スタッフの鈴木さんが山の家の方から来られて「モンベルショップがあるので,お金さえあれば防寒装備とか,なんでも揃いますよ」と。雨にも風にも負けずにガンガン走る折れない心は,やっぱり,プライスレスでしょうね(笑)。

 結局,山の家には立ち寄らずに,コンビニで購入しておいた雨具のズボンを着けて,いよいよ今回のブルベの核心部分の奥只見の樹海ラインへと向う。これだけの台数の自転車が一度にここを通過するのは多分有史以来初のこと(と思う。笑)。

PC2 ~ シークレット PC(銀山平),9/25, am 11:30 (?)

 最初にほんのちょっと(1km 弱)だけ登る。そして降る。降りに入れば,寒い,寒い,さむ~~~い。指付きのグローブでさえ指先の感覚があっという間に無くなった。顔が強張って,頬が,耳が痛い。寒さにガタガタ震えながらのダウンヒル。しかも,激しくはならないものの雨は降り続く。時折対向車が来るし,道は濡れているので滑りそうで,そうそう飛ばすことも出来ない。さっさと降って標高を下げて少しでも体感気温を上げたいところなんだが。

 こうした状況で走っているときに頭に浮かぶのは,過去に同じような経験したときとの比較。あの時よりは,まだマシだと思えると心に余裕が生まれる。最悪を経験すべしということか。それにしても,関東付近は三日前には猛暑日だったというのに,..気温差 30℃ってのは考えてみれば凄い。

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 何とかいう蕎麦屋が営業中だった。この隣に別荘風のログハウスがあり,おじさん数人が釣支度をしていた。蕎麦屋の写真を撮っていたら,おじさんの一人が「撮ってあげようか」というが,自分の写真って嫌いなので,丁寧にお断りした。「何台か自転車が通ったけど,なにか大会でもやってるの?どこから来たの?どこまで行くの?」という質問には,「長距離サイクリングのイベントです。宇都宮を夜出て,これから魚沼を通り,六十里越で只見に抜けて,そこから南会津を経由して宇都宮に帰ります。大体 400km くらいです」と応える。おじさんたちが,人間でないものを見る目になるのが面白い。「釣れますか?」と訊くと,「以前ほどには釣れないね」という返事。なにしろ,ここから先の道端のスペースの至るところに釣り目的とみられる関東ナンバーの車が停まっていた。流石の只見川もあれだけ釣り人が入渓したら魚影も薄くなるだろう。おじさんの一人が,「ここから先,小さめのを入れて峠は3つかな。じゃ,気を付けて」という言葉を背に先を急ぐ。うん?3つ?峠って,枝折峠だけじゃないの?#甘かったY

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 ここが福島県と新潟県との県境も金泉橋。御池から約 12km の距離。

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 橋から只見川上流を望む。昔なら,尺を越えるイワナなど,腐るほどいたんだろう。

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 これが噂の洗い越しである。樹海ラインには,こうした洗い越しと呼ばれる,道路上を沢が流れている箇所が無数にある。道路に橋を作り,沢が道路下を流れるようにするのではなくて,沢水をそのまま道路上を流すのが「洗い越し仕様」である。土石流や流木で橋の下の空間が閉鎖されることが多いためだろう。ここのところ結構雨が降っていた割りには,水量は少ないように思う。ザーザー流れていて,ホイールが流れに押されて転倒したらどうしようなんて考えていたが杞憂だった。これ以降,うんざりするほどお目に掛かるが,最初に見た時はもの珍しさが優先して,写真を撮る。

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洗い越しは全て沢で,そのほとんど全てに名前が付いていた

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人家なし,人影なしというが,所々にこうした家がある

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既に廃屋になっている家も多数

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ここは人が住んでいる感じ。この辺りの雪の量を偲ばせる構造だ。

 この辺りで,途中で写真を撮っているときに先行されたK関さんに追い付いた。K関さんが洗い越しを突破する様子を後ろから撮影してみた。

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洗い越しを突破するK関さん

 しかし,こんな洗い越しよりも何よりも気を付けなければならないのが対向車。関東圏のナンバーの車が,結構頻繁に走っている。しかも,どれもかなりのスピードで道幅を目一杯使って走るものだから,対向車や後続車には結構気を遣う。

 しばらくK関さんの後ろに付いて進む。ふと脇をみれば,向い側の山の斜面にはこれから走るべき道が見える。こういう雰囲気は嫌いじゃない。いや,むしろ好きな方。で,停車して写真撮影。雨も上がって,雲も切れ始めてきたようなので,ここで雨具の上下を脱いで,上だけウィンドブレーカにして身軽になる。ついでに,道端で立ちションして軽量化。

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これから走る道が向こうの山の斜面に見える

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で,先ほど撮影した場所が対岸の斜面に見える

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これが二つ目の「越」のピーク。一つ目はたしか「恋ノ岐川越」だったような「恋ノ岐越」だったような。

 この辺りから,とても下り基調とは呼べない道になった。細かなアップダウンがこれでもかと繰り返される。例えてみれば,30m 降る前に,必ず 20m の登りがあって,ワンセットとして結果的に 10m降るという感じだ。さらに「プチ峠」と呼べそうな「越」と言われる小ピークがいくつかあって,かなり消耗させられた。結果的には降るのだが,こうしたアップダウンに次第に脚が削られていく。

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急峻な山の斜面は雪崩で削られるのか,山肌が露出しているところ多数

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奥只見ダム(銀山湖)

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雨池橋(多分)から見た上流の様子

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洗い越しの手前にある注意標識

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で,洗い越し。一体いくつあったのか?

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沢の名前の標識には県境からの距離と銀山平までの残り距離が表示されている

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 これが3つ目の「越」の神峰。ここで新潟ナンバーの車に乗った親子連れ(ご両親と娘さん)とちょっと会話。ここでも 400km という距離に目を丸くされる。

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電灯が一つもない真っ暗闇のグミ沢トンネル。もっとトンネルがあるかと思ったけど,これ一つだけ。
通り抜けた後で撮影。ダム湖側に塞がれた旧トンネルがあるらしい。

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銀山平の手前で見た,工事用の資材運搬用のヘリ。こりゃ,道路工事も高く付くわ。

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 銀山平のシークレットPC には,坂東さん,井坂さんが待機。みそ汁をご馳走になり,手持ちのおにぎりを2コ食べる。しばらくすると途中で抜いたK関さん,S@石巻さんが到着。他数人の参加者も到着。晴れて来たので,グローブを指切りにして,ウィンドブレーカを脱ぎ,さらにレジ袋の即席シューズカバーを外す。

シークレット PC ~ PC3(セーブオン湯之谷吉田店)216.5km, 9/25, pm 1:29

 S@石巻さんと一緒にスタート。しばらく降って,石抱橋を渡って,いよいよ枝折峠の登りに掛かる。S@石巻さん,他2名と一緒に登った。勾配は急ではないものの,標高差 300m,距離おおよそ5キロほどの登り。まあ,何ということもなく登り切った訳だけど。

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途中に長いスノーシェッド(ロックシェッド?)

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枝折峠頂上からの尾瀬方面(だったと思うけど)の山々の眺め

 枝折峠頂上には,駒ヶ岳の登山口があるそうで,かなり多くの登山者がいた。駐車場は満杯。で,降車して写真を撮って,後続を待っていると,同じ質問。ここでも,午前1時半出発,走ってきたコース,400km という距離に驚かれること頻り。一人のおじさんは「トライアスロンで自転車で 190km は走ったことあるけど,..」と。お,フルのアイアンマンディスタンスですね。そっちの方が凄いです。おじさんおばさんの「気を付けて!」の言葉を背中に受けて,なかなか来ないS@石巻さんを待たずに降り始める(ゴメン!)。

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降りの途中で見たナラ枯れの様子。かなりひどい状態だ。

 単調で長い降りを降っていると,次第に眠くなってきた。樹海ラインを降り終えて,街中を走行中にえらく眠くなってきた。コマ図では,湯之谷の市役所から脇道に入って PC3 に向うように指示されているが,眠くてボケーッとしてて,指示された曲がるポイントを通過してしまうこと数回。別段,入り組んだコースでもないのに,ウロウロしてしまった。正規ルートに復帰して,なんとか,PC3 の魚沼郡湯之谷に到着。

 プチミスコースでウロウロしているうちにS@石巻さんの方が先に PC に到着していた。K関さんも補給中。そろそろガッツリと補給を摂るべきだろうと,カレーの大盛りとおにぎりなどを食べる。

PC3 ~ PC4(只見ショッピングセンター)278.1km, 9/25, pm 5:27

 ここから県道 70 の細かいアプローチを経て,R252 へ。県道70って,R252 の川向こうとか線路向こうとか走っている道らしい。途中,えらく辺鄙なところを走るものだから,ちょっとばかりミスコースの心配をしてしまった。コマ図 No. 36 で「ショッピングセンター マルカ」というところで,R252 と合流するが,県道70を走っている時点では,「こんなところにショッピングセンターなんてあるのか?」と思っていた。が,実際には「これがショッピングセンター?」という規模の店だった。田舎の雑貨屋という表現がむしろ正しいと思われる。この辺りは入広瀬の手前。

 で,R252 を六十里越に向って走り始めた訳だが,どうにも眠いし,怠いので,ハンガーノック(さっき食ったばかりなんだが)を心配して,道の駅・いりひろせでコーラとクリームパンで小休憩。ここで午後3時である。まだ,走行距離は 240km 程。かなり,遅いペースだ。

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以前に木島平まで自走したときにも立ち寄ったことがある道の駅・いりひろせ。なんか,客が少ないようだった。

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補給ちう

 補給を終えたので出発。道の駅の先で橋の工事のための迂回路に入る。この道で大丈夫なのかと思いつつ道なりに走っていたら R252 に再び合流。

 これから先,いよいよ R252 の六十里越に掛かる。が,どうにもこうにも,やたらに眠くなってきた。あまりの眠さに足付き数回。ミンティアを放り込むも瞬間的な効果だけ。仮眠を取るような場所もないので,その後も眠さでスピードダウンしつつ,テレテレと走っていると,後ろから声を掛けられた。

 以前に匠光学のライトを知るきっかけになった千葉の方(ラルさん)だった。前に一度,一昨年の宇都宮 1000km のスタート直前にご挨拶頂いたことがあっただけなので,お顔を失念していて失礼しました。実は,今回(いつも?)使っている,匠光学 + Kingpower K2 ともにラルさんに教えて頂いたもの。今回ラルさんとは,ライトシステムは全く同じ。いわば,ブルベライトの師匠(笑)にお声掛け頂きました。改めて自己紹介などして,いろいろと,話をしながら登る。

 先だっての,宇都宮テイストの千葉 600km ブルベ(喜多方)はラルさんがコースクリエートですか?と訊けば,そうだとのこと。やっぱり(笑)。宇都宮テイストが濃いのでそうではないかと思っていました。さらに,ハブダイナモと匠光学のライトのこととか,一昨年の宇都宮 1000km で六十里を越えたときの豪雨のこととか,来年の PBP のこととか,いろいろと話すことが出来て,お陰で眠気も去って,退屈で長い登りをこなすことが出来た。感謝です。それにしても,ラルさん,400km という距離を走るとは思えないほどの軽装。ザックもバックも何もない状態。ロングライドの達人という雰囲気。

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こういったスノーシェッドとかロックシェッドとかが次々と現れる六十里越

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右側に只見線の線路が走っている

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只見線の線路。この先でラルさんに声を掛けられた(と思う)。

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ここが県境のトンネル(六十里越トンネル)で登りはほぼ終了。標高は 800m 弱

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福島側の長いスノーシェッド(田子倉駅の辺り?)

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向の山の斜面も雪(氷河?)に削り取られたような感じ

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田子倉ダムは夕暮れ時でなかなかの景観

 ライトの全くないトンネルが3本ほどあった。こうしたことが時々あるし,対向車への注意喚起にもなるので,今回は匠光学を常時点灯させている。なので,常にわずかの負荷が余計に掛かっている状態。気になるほどではないけど。

 田子倉湖の駐車場を過ぎれば,あとは只見の町まで降るだけ。夕暮れが近づいてきた。只見駅のところから R289 の沼田街道に入る。しばらく走れば PC4 の只見ショッピングセンターに到着。ラルさんと店内を物色するものの何も欲しいものがない。バナナか?でも,こんなに沢山いらないし,.。10分程店内をうろついて選んだものは,お総菜の揚物(笑)。ササミフライにソースをドバドバかけたものをもしゃもしゃと喰らった。これで蛋白質,脂質,塩分を一挙に摂取(笑)。

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PC4 の只見ショッピングセンター。写っているのがラルさん

 補給が終った頃に,4~5名のブルベライダー到着。S@石巻さんもいる。この中のどなたかがツイッターでつぶやいていた。その時の画像を頂いた。なんでも,同じ色の COPPI が他のブルベで目撃されていたとか。同じ COPPI に乗っている方にはお目に掛かったことがないので,一度お目に掛かりたい(笑)。

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PC4 でのマイ COPPI。奥はラルさんのスペシャ。

PC4 ~ PC5(セブンイレブン会津田島新町店)330.7km, 9/25, pm 8:46

 PC4 からは再びナイトランの準備。気温が下がってきたので,ジャージを裏起毛の冬物に換えて,グローブも指つきにするが,それでも寒い。しばらく進むが,いよいよ睡魔の攻撃に耐えられなくなり,トンネルの入口の道端で体育座り。ほんの一瞬意識が飛ぶと,その後の40分程が楽になる。で,これを繰り返すことでなんとか安全に走行できる。前の 600km のときに身に付けた「瞬間睡眠法」である(笑)。瞬間睡眠中に,ラルさんが先行していった(様子)。

 しばらく走るとラルさんに追い付いた。そのまま先行する。R289 のきらら 289 を過ぎたところから,駒止トンネルまでの標高差 400m,距離 8km のヒルクライムにはいる。

 実は,PC4 を出て,この辺りまで 30km 近い距離があるのだが,どんなところを走ったとかいう記憶がほとんどない。コマ図 No.46 - 49 に相当する箇所だけど,こういったところを走ったような走らなかったような,..。それだけ眠くて夢現つ状態だったということか。それでも,ミスコースしていないのは,AJ 宇都宮のスタッフの作成するコマ図の秀逸さ故か。

 昨年の記憶を頼りに,駒止トンネルまで,真っ暗な中セッセと登るが,ここも眠くて倒れそうだった。3回ほど道端にへたり込んだ。道路工事の飯場の階段に腰掛けて瞬間睡眠&補給。ここでラルさんに追い付かれて,あとはランデブー走行。で,なんとかトンネルを通過。トンネルまでの道のりの記憶が,なぜか甲子トンネルの情報(記憶)と混同しており,あれ?こんなところだっけ?という感じ。ここも標高が 1000m 近いし,今度は晴れたせいで放射冷却でかなり冷え込んできた。一刻も早く下ろうとしていたところに,オヤジから着電。ラルさんに先行して頂く。今回のタイムロスのひとつの原因かも(笑)。

 降って,平地を PC5 に向っているときに,右車線にタヌキ発見。逃がすつもりで「こらこら!」なんて声を掛けた途端に,何を思ったかタヌキがこちらに突進。前後輪の間に入って,チェーンリングとクランク辺りがタヌキにハードヒット&後輪乗り上げ(?)。確認はしなかったけど,「タヌキ,轢いた~~!」ということに。あとで,PC5 に入ってきた参加者に訊いてみれば,「タヌキの死骸がありました」と。特定は出来ないが,ひき殺した可能性がある。まあ,pokky 氏のように「タンタン落車」に至らなかったのは不幸中の幸いだが,いくら狸とはいっても,少々寝覚めが悪い思いをした。

 PC5 のセブンイレブンでは,寒い戸外で補給して,ラルさんと一緒に出発。そういや,ラルさん,どこかの見ず知らずのおばあさんからお萩を頂いていた。コンビニの駐車場に座り込んで飯を食う我々がよほどひもじそうに見えたのかな?

PC5 ~ Goal(日光杉並木YH内コテージ)405.4km, 9/26, am 0:31

 一旦休むと走り出すのがイヤになるほど寒い。会津鉄道の線路を潜ってからは山王峠までの登り。朝(?)来た道をまた戻る。まあ,勾配も緩いので時間の問題。が,退屈だ。アニソンなどを歌いつつ進む。この辺りでようやく眠気は醒めた。後ろにいたはずのラルさんはいつの間にかいなくなっていた。後で訊けば,道の駅で寝ていたとのこと。全くの徹夜状態だったらしい。

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山王トンネル

 空には満月に近い月が煌々と輝いている。五十里ダム付近も雰囲気や由。ブルベでのナイトランを初めて経験した頃には,心細くてかなわなかったが,深夜にこういう場所を一人で走行することにもすっかり馴れてしまって,今では何にも感じなくなってきた。時折,わざとアップライトにする人間のクズのような運転者もいて,イラッとする。

 しばらく行くと前方に参加者発見。後輪が奇麗に光っている。K関さんだ。一旦パスされたK関さんに再び追い付くことは,これまであまりなかったことなので,今回は彼はちょっと調子が悪いのかも。川治温泉辺りからは,残りの距離がやたらに長く感じた。少々,自転車走行自体に飽きてきたのかも知れない(笑)。夜間は景色も見えないので基本的に退屈だし。

 そんなこんなで,東の空に上がってきたオリオン座を眺めつつ,日付が変わって30分でようやくゴール。23時間だった。実はゴール地点のユースホステルへの入り口でミスコースしたのはご愛嬌(笑)。ゴール場所がユースホステルのコテージだったので,そのまま明るくなるまで,そこで仮眠。

明けて,翌日

 起床は4時頃。畳みに雑魚寝の2時間半。正直疲れは取れない。部屋には,masa さん,K関さん,S@石巻さん他,多数の参加者が,ゴロゴロとマグロ状態(笑)。masa さんとコーヒーなど頂きながら,スタッフの方々とポツポツと会話。明るくなってきた5時頃に他の参加者,AJ 宇都宮のスタッフの皆さんに挨拶して,コテージを撤収して,スタート地点の宇都宮森林公園に向う。晴れた朝の放射冷却で気温は一桁。寒い。森林公園までは途中一つ丘越えのある約 15km だ。ま,短いが快復走代わり。脚は比較的よく回る。最後の鶴CC の 17% の激坂は汗をかきたくなかったので,34 x 27 のスーパーローでチンタラ登る。それでも呼吸は荒くなり,汗はじんわりと浮かんできたけど。

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masa(茨城)さんとS@石巻さん

Kaihukusou

S@石巻さんとナデラ男(撮影:masa(茨城)さん)

 昨夜の9時半頃にはゴールした,スーパー速いグループの pokky 氏は,オイラの車で車中泊だったようだ。で,目覚めた pokky 氏と再会。昨日の PC1 で出て行くのを見送って以来である(笑)。寒くてよく眠れなかったとか。朝帰りしてしまって,すいません(笑)。コテージで仮眠を取ってもらっているのがベストでしたね。打ち合わせ不足でした。

 着替えて,荷物の整理をし,帰り支度が済んだ後で,駐車場で,AJ 宇都宮のスタッフのS藤さん,masa さん,S@石巻さん,pokky 氏と小1時間程駄弁って,アフターブルベを愉しむ。来年の BRM 予定などについて少しだけ情報を聴き出す(笑)。まだ詳細不明だが,雰囲気的に厳しいコース変更になるような予感も,..。実に面辛ろそうだ(面辛ろい:おもつろい)。ではでは,家に帰るまでがブルベですので,道中お気を付けてと7時過ぎに別れる。

 途中,スイマの攻撃を高速の SA での仮眠でかわしつつ,最後にかわし切れなくなった部分は pokky 氏に運転を代わってもらったりしつつ,11時前に無事に帰米。これでナデラ男の,今年のブルベは終了である。

最後に

 AJ 宇都宮のスタッフの皆さまには,今年1年,本当にお世話になりました。いくら感謝しても感謝し切れません。もう,来年のブルベカレンダーは提出済みとのことで,そのコースについて,ほんのちょっとだけ教えてもらいました。今から楽しみです。来年も宇都宮中心になるかも知れません(宮城にももう少し参加しないといけないけど)。何卒,よろしくお願いいたします。

 また,この1年のブルベ参加を通して,知り合った方も大分増えました。ブルベでは単独走であっても,ああ,あの人は今頃コース上のどこを走っているのかな?あの人はもうゴールしてるだろうな,等と考えながら走るので,単独走の寂しさもありませんでした。皆さんとは来年もまたブルベ会場で笑顔でお会いできることを願っております。それでは皆さま,よいお年を迎え下さい!(笑)

FIN

2014年8月16日 (土曜日)

重さと運動と天気08/16/14

 起床は6時半。外は降ってはいないが,路面はわずかにウェット。空はどんより。朝の体重は 71.9kg と高値安定。というか,例年,蒸し暑い夏は身体が浮腫んだみたいな感じで寝起きは不快なのである。早く,秋になって欲しい。そんなことを思いつつ老犬介護をこなす。

 朝飯食う頃からずっと雨。午前中はウダウダと過ごす。今日は予定では実家に行き,お盆の後片づけをする積もりだったが,新盆だから20日頃までそのままにしておくとかいう話で,行く必要がなくなった。なので,ヒマでヒマで,..。あまりにヒマだから仕事でもするかと一瞬思ったほどにヒマだった。

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 昼頃から毒抜きローラー45分,20km。勾配負荷3%,ケイデンス 70 - 85rpm で。大量の汗が出る。大きめのスポーツタオルを汗拭きに使っているのだが,含水量が限界に達した。それほどの発汗量。扇風機なしで最初の 30 分を過ごすのだが,暑さで頭がボーッとしてくる。

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みちのく一人旅:

 宇都宮の yama さんが,お盆休みを利用して二泊三日で青森まで自転車で走ると言う。ならばと,大峠トンネル出口でお出迎えした。時刻は2時過ぎ。しばらく待っていると,トンネルを通過してくる車が何かを迂回しつつ走っているのを確認。ありゃ,自転車だ(笑)。

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 来た来た!yama さん,登場!(笑)。

 お久しぶりです。今日は寒河江まで走り(距離 271km, 獲得標高差 2600m),明日は能代まで(距離 268km, 獲得標高差 1400m),そして最終日に十和田,八甲田を走り(距離 186km, 獲得標高差 2100m),新青森駅から輪行で帰るらしい。ちょっと雑談して,荷物にならない程度の差し入れをして,無事の完走を祈念して見送った。

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 折角のツーリング。特に,ツーリングの「核心部」である,明後日の十和田,八甲田周辺は晴れますように!!db(_ _

久しぶりにカッペリーニ:

 夜は久しぶりに家族でカッペリーニへ。長女と長男が駐在地に戻ったので,経費が少なくなった・・・なんてことを考えた訳ではなかったが,...(笑)。

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 相変わらずの美味さ。

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 今日は米沢市の精霊流しだったらしい。流し始めはここからで,文殊堂のところで回収するらしい。流石に流しっ放しにはできない様子。

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 これがお盆のころの米沢の墓地の灯。

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 で,帰宅して,こんなのを食べつつ,...

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 こんなのを呑みつつ,...「ほん怖」を観賞。できは今一つか?(笑)

2013年9月24日 (火曜日)

BRM720宇都宮600のブルベカード

 先日,届いた。メダルとともに。

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 これで,SR(スーパーなランドヌール)に足りないのは 300km の認定だけだが,..。そして, BRM1012宮城300 にエントリーはしているのだが,..。

 コースも変更されて,平坦基調になったらしい。はてさて,どうなるのか,..。300km か〜・・今までは完走して当たり前の距離だったけど,今の状態では,かなりのハードルの高さ。で,このコース,DNF しても,撤退ポイントが限られているような感じがするし,..。誰か,サポートカーで付いてくれないかな(爆

 なんて,考えていたら,どうも,まさか,もしかしたら,...仕事が,...入りそうな悪寒。(´д`;)

2013年8月 5日 (月曜日)

【ブルベ】山岳ルートの走行タイムについて

 ブルベでは,平均時速 15km というスピードを基準にして,各 PC でのクローズ時間が決められる。山岳コースの場合,例えば,ピークに PC が設けられたとすると,そこまでの登りをひたすら 15km/h 前後(平均で 15km/h になるように)の速度で走る必要がある。これは,コースによっては,きわめて厳しい。例えば,宇都宮山岳ブルベの最初になった 2009BRM809宇都宮200 では,滝ケ原峠やいろは坂をひたすら登っての戦場ケ原での PC1 でタイムアップになった参加者が結構いたらしい。そのせいか,翌年(2010年)の夏の山岳二連戦では,金精峠を下った折り返し点に PC が設けられた。つまり,下りで平均スピードを上げることでタイムアウトを防ごうという趣旨である(と理解している)。なにしろ,下りは平均で 50km/h オーバーで下ることができた。

 と,まあ,前振りはこのくらいにして本題に入ろう。総距離は 200km,獲得標高差 4000m のコースを想定する。峠の数を4つとして,一つの登りは標高差 1000m で,平均 6% と考える。登り口からピークまでは 16.7km ほどになる。つまり,一つの峠を登って降れば,33.4km 進むことになる。峠は4つだから,133.6km で,平地部分は3ヶ所であるから,一つの平地区間は 22.1km となる。この状況で,平地部分の走行スピードを平均 24km/h ,下りのスピードは平均 40km/h として,登りのスピードをどの程度に維持できれば,平均速度で 17km/h(まあ,アクシデント対処などの余裕を考えて)を維持できるのか? 計算してみると,ほぼ 9.1km/h を維持できれば,平均時速 17km/h で完走タイムは 11.8 hr となる。峠を下り切ったところ,あるいは次の峠の登り口に PC があれば,ギリギリ制限時間には間に合う。

 次に,登り勾配だけを 8% にしてみよう。このとき各峠の登りの距離は 12.5km となる。したがって,平地部分は 27.73km である。このコースを平均時速 17km/h で走破するための峠までの登り区間で維持すべきスピードは,予想外の 7.5km/h である。これで完走タイムは 11.8 hr である。

 さらに,登りだけの勾配を 10% にしてみよう。勾配 10% で標高差 1000m を4本と言えば,拷問に近いヒルクライムである。が,この場合も平均 17km/h を維持するための登りのスピードは 6.4km/h まで低下する。10% 勾配を 10km のヒルクライムでも,この程度のスピードであればなんとかなるのではないか?もちろん問題は PC の場所である。平地区間の終り辺りにあって,下りと平地でそこそこ頑張らないとタイムアウトになる可能性は高いのだが。

 こんな感じでいろいろな場合を想定して計算してみると,よほどSに凝り固まった人間が引くルート以外であれば,(常識的な勾配の)登りで 8 〜10km/h 程度のスピードが維持できれば,如何に山岳ブルベとは言え,完走はそう難しくないということになる。もちろん,あくまで机上の空論の域を出ないし,何本登ってもスピードが落ちないタフさを持ち,PC の位置が良心的という前提に基づいた話だが。でも,こんな風に考えれば,走行計画なども立てやすくなるかも知れない。

 計算違いということもあるので,鵜呑みにはしないように(笑)。

BRM720宇都宮(宮城)600kmのコース

 先だって,宇都宮のスタッフとして PC3&7(宮城では,PC2&8?)のセブンイレブン猪苗代若宮店に詰めておられた,HEIZO さんのブログで,なにやら怪しげな内容が目に付いた。曰く「今回の 600km のコースの猪苗代以北のコースは,なでら男の発案,...」と宇都宮のS藤前代表が言ったとか,言わないとか。

 う〜む,たしかに,寒河江折り返しのコースになった一昨年(2011年)のコースやら,昨年のコースには,福島県から山形県に入ってからのルートについて,そこそこの意見具申をした覚えはある。しかし,宇都宮の「のどう(農道)様」に意見を申し上げるまでもなく,既にあらゆる広域農道は精査されて組み込まれていたので,コースの設計はあくまで「のどう様」である。そして,今回のスカイラインでの浄土平越えに関しては,言った覚えがないが..。

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 このコース,八の字を描くとさらに面白くなりそうではある,..。さらに,白布を越えずに桜峠を喜多方に下り,山都から新たに通った林道を中津川に抜けると,...

 と,ここまで書いて,うん?そういや,昨年の 600km が終わった時点で,twitterで,面白半分に(寒河江からの)帰りは大峠なんて通らずに,鳩峰峠,スカイライン,レークラインとか越えてPC7 の若宮店に入れば,累積標高で +1500m じゃね?なんてことを口走ったような記憶もないこともないことに気付いた。う〜ん,あれが「のどう様」をインスパイアしてしまって,オレがコース発案というコメントに至ったものか,..。

 もう,いっそのこと,獲得標高を1万メートルくらいにして,「SR600南東北」兼「BRM宇都宮600」とかどうですかね?長老湖から遠刈田,エコーラインとかを越えると直ぐに届きそうだけど,..。

2013年7月21日 (日曜日)

BRM720宇都宮600(復路編)

往路編からのつづき・・・

PC5〜PC6セブンイレブン飯豊椿店:4:52(7/21)(23:52),358.4km

 午後9時頃に寒河江ふるさと公園を折り返した。大江から R287 を白鷹まで進むのだが,疲れているせいか,この道もいつもに比べて交通量が多めに感じられ,ちょっとイライラする。そして,いよいよ恐れていた睡魔の攻撃が始まった(苦笑)。頭の芯が霞がかかったような感じになって,気が付くと訳のわからないことを考えている。さらに,幻覚まで見え始める。「幻覚」というのは,具体的に言えば,陰とか光の濃淡が全て人に見えてくるのである。

 ちょっとやばいな〜と感じて,何回か道端にしゃがみ込んで意識を飛ばしてやるも,直ぐに同じ状態になる。朝日町宮宿のセブンイレブンに飛び込んで,眠気覚ましのミンティア・強力ミントを購入。一気に4粒ほど口に放り込むと,それからちょっとの間はまともになる。これを繰り返しつつ進むも,次第に睡魔の攻撃は激しさを増した。

 勝手知ったる道なのに眠さにボーッとしてして走っていて,なぜか,うっかり白鷹方面への分岐の橋を通り過ぎてしまったと思い込み,今度はコースを逆走してしまう。ちょっと戻れば,左手に鮎茶屋が確認できて,分岐まではまだであることを理解して,再びUターン。こんなことを繰り返しつつフラフラと進むのだからグロスのスピードは落ちる一方である。ようやく橋を渡ってR287 から白鷹の町の方に入って行く。とにかく,夜間だと,知った道でもこれほどわかり難くなるものだというのを改めて認識した。

 なにやら,景色に違和感を感じて周囲を見回すと,先日の豪雨で道路に流出してきた土砂がかき集められて道端に積まれていた。ここから県道10を進めば PC6 なのだが,とにかく眠くて仕方がない。気が付けば,サイクルコンピュータの速度表示は 18km/h とかになっている。もう,どうしようもなくなって,道端にへたり込んで数分間意識を飛ばす。もう,しばらく寝てから自宅に向った方が良いんじゃないのか?なんてことまで考え出す。こんなことを繰り返しているものだからなかなか距離が捗らない。

 それでも,真っ直ぐに走り続けられるのは,ロードレーサーならではかも知れない。ホイールベースの長い,直進性の高い,ブルベ専用フレームが欲しいなというのは,こういう状況でも真っ直ぐに走ることが出来て,極限での危険回避に繋がるからである。そんなこんなで夢遊病者のように走り続け,気が付いたらセブンイレブンの飯豊椿店だった。たかが,53キロほどに3時間近く掛かったことになる。睡魔,恐るべし(苦笑)。

 何人か先着者が補給を摂っていた(食事をしているとは云わないのが不思議,あくまで走るための燃料の補給なのである)。甘めの缶コーヒーだけで直ぐにスタート。ここまで何回か一緒になっている方が,どこかで寝て行くというので,道の駅・いいでを勧めておいた。

PC6〜自宅(1:00前後,7/21),380km 辺り

 フラフラと走り続け,ニトリの変形五差路からコースを離脱。直進して自宅を目指す。自宅に着いたのが午前1時前後。後から考えてみると,どうにも諏訪峠を越えた記憶がない(いや,あるといえばあるような,...)。寝たまま越えたということなのか? 気が付いたら,ニトリの近くだったような,..。

 自宅に着いて,寝ていた女房に起きてもらって食事の用意をお願いする(お,PC 以外だからルール違反かな?まあ,レトルトカレー温めてもらっただけなので大目に見てもらおう)。こちらは,すっぽんぽんになってシャワー。ここでちょいと悲鳴を上げる事態に,..。

 実は,200キロ以上の距離を走るような場合には,お尻の割れ目やら肛門付近にオロナインをたっぷりと擦り込んでおく。ちょっと汚い話で恐縮だが,参考になる方もいるかも知れないので書いておこう。他の方の尻の穴の周りをつぶさに観察したことはないので,確とは言えないのだが,一般に尻の割れ目というか,肛門周囲には「毛」が生えている。少なくとも,なでら男の場合には生えている(笑)。

 で,夏などの多量の発汗をする時季に長い距離を乗ると,尻の割れ目に汗をかいて,それが何千回,何万回というペダリングで擦り合わされることになる。わかるだろうか? ザラザラの太めの糸などを掌で数万回すり合わせる状況を想定してもらいたい。皮膚にはかなりのダメージが来る。そこに,シャワーノズルからのお湯が掛かった時,あるいは,ウォシュレットのお湯が吹きつけられた時,..細かい針の束で突いたような激痛が走るのである。オロナインを擦り込んでおくことで,この激痛を回避できるが,それを昨日のスタート時に忘れたのである。

 そんな訳で,浴室で,「ひ〜〜〜〜・・ぎゃ〜〜〜・・」と叫びつつ,シャワー終了。シャワー後は,今度は忘れないぞと,たっぷり刷り込んでおいた(汚い絵面,失礼!)。塩分を補給するためにカレーを食べて,タンパク質を補給するために,焼き鳥を数本食べて,牛乳を500mLほど飲んで,さらにビタミンC錠剤,クエン酸などを追加。ミネラル麦茶も1リットルほど。さらに,ノンアルコールビールなども流し込む。で,ぶっ倒れるように布団に横になったが,..疲れ過ぎていて妙に目が冴えてきた。それでも,横になって深呼吸していると5分程度で眠りに就いたらしい。

・・・・・・

・・・・・・

 けたたましい目覚まし音で目を覚ました。「なんだ?なんだ?どうした?」と叫ぶなでら男。時刻は午前4時過ぎ。「ああ,そうか。ブルベの途中だったっけ」と気が付く。2時間半くらいは寝たことになる。このままぶっ倒れてしまいたくなるほどの眠さと身体の重苦しさ。「くわぁ〜〜〜・・スタートしたくねぇ!」が最初に思ったこと。だが,しかし,宇都宮では車がオレが引き取りに来るのを待っている(違)。行かねばならんのだ!

 5分ほどストレッチをしてからなんとか起床。身支度を整える。さらに,軽く補給しておく。リポビタンDなんてものがあったので,それも流し込んでおく。外を見るとどんよりと曇っているものの降りはしなさそうだ。

 サドルバックの中から,昨日は重量増のお荷物にしかならなかった,雨具,レッグウォーマ,アームウォーマを放り出し,代わりに薄手のウィンドブレーカのみを持つ。雨など降らないし,峠からの降りも,時間にして20分もないので防寒など不要。これだけでそこそこ軽くなる。掌が痛くなり始めているので,グローブもチェンジ。できれば,シューズのインナーも換えたいところ。準備を終えて,半分,嫌々ながらサドルに跨がり,残り 220km ほどに向う。5時10分ほど前にリスタート。コースに復帰。

 いつも,自宅から白布峠頂上までは,1時間40分くらい。今日は,いつもよりも少し(結構かな?)距離が長くなること,疲労でスピードは当然低下することを考慮して,1時間のマージンを見て,自宅から頂上まで3時間弱。さらに頂上から PC7 までの降りの時間を1時間と診て,合計で4時間弱を自宅から PC7 までの所要時間と考えた。PC7 のクローズタイムが午前10時少し前だったので,氷玉峠に備えて1時間ちょっとの貯金を残すことを考え,PC7 に8時半前後到着を狙って,このスタート時間にした。#結果はドンピシャリ。

自宅〜PC7セブンイレブン猪苗代若宮店:9:48(8:30),431.8km

 脚に血液が回るまで少し重めのギヤを低ケイデンスで廻して小野川温泉へ。小野川温泉付近で参加者の一人に追い付く。昨日は,ランドヌールの田村編集長と一緒に走っていた方だ。田村編集長は?と訪ねると,残念ながら,寒河江で DNF したとのこと。そういえば,隊長も PC6 で DNF したらしい。こっちもまだまだ予断を許さない状況ではあるのだが,..。なんだかんだと世間話をしつつ白布温泉まで走る。途中で,一人を抜いて,一人が抜いて行った。こういうコースでは,スリムで登りのスピードが高い人は有利だ。

 日本工業大学のセミナーハウス辺りから道は急勾配になるが,この辺りから一人旅になる。もっとも,この方が気楽でいい。とにかく,無理せずに淡々と走る。身体はようやく馴染んできたようで,腕には大きな汗の粒が浮き出してきた。気温は決して高い訳ではないんで,この汗は多分,代謝上の理由があって出てきたものだろう。ちょっと舐めてみると,全くの真水のような汗だった。全身状態が良くなってきた感じ。なにか,感覚的には,滞っていたチューブ内の流れがようやくまともに流れ出したような感じだ。と,同時に,猛烈な空腹感と軽い脱力感を感じて,「え?まさか,ハンガーノック?」。状態をよく理解できていないが,取り合えず手持ちの食料を補給しておいた。自分自身が感じている身体の状態の原因を正しく理解するための,医学的,生理学的な知識もランドヌールには必要である(勉強せねば)。

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 急勾配の白布温泉街。自販機のところで休む人。坂を登って行く人。人生いろいろである。こちらも,自販機でストップしてコーラを補給しておく。

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 さて,旧料金所から先は10%勾配の連打&乱れ撃ちである。

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 あ,お一方,道端でお休み。こちらもかなり眠い。

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 ここのところの雨で,不動滝もかなり水量が増えている。

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 スカイバレーが出来ていなかった頃は,山伏の修行の場所だったとか。

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 トンネルを抜ければ双竜峡。赤滝と黒滝が見えてくる。

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 これまた最近では見たことのないほどの水量だ(あれ?でも,今回がスカイバレー登るのは今年初めてかな?)。なんでも,マタギだか,ゼンマイ採りだかが,この滝の上流にイワナを放流したとかいう噂も聞いているが,どうやってそこまで行くのかわからない。

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 昨日は白石川の源流を,今日は最上川の源流を見た(笑)。

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 眠くてしかたなくて,道端で10分ほど寝た。汗のせいで人型のスタンプが,...(笑)。

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 錦平から米沢方面を見たが,雲海は見えず。

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 県境の峠まで来た。7時40分ほどで予定よりも少し早い。ここまでは出来るだけ脚を温存させるべく,絶対に無理はしなかった。急勾配では 6 ~ 7km/h で登った。

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 磐梯山を望む。昨日見た方向の反対側からである。駐車場のところよりも,少しだけ下ったこの辺りの景色の方が好きである。雲もなく爆裂口がハッキリと見える,こちら側からの景色の方が個人的には好み。

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 なかなかクッキリと見えている。この景色が見られるようになったのが,僅かここ百年ほどだというのがちょっと信じられない。

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 途中まで降りてくると飯豊山が見えた。スカイバレーから飯豊山が見えたことはあまりないように記憶しているが,..。単に気付かないだけか?

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 さすがに,まだ上の方は残雪がある。

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 スイングパノラマってみた。

 早稲沢の分岐までは10分ほどで降りてきた。今まであまり意識してなかったけど,もしかして,オレって,降りはそこそこ速い? 湖畔を走る。

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 昨日は,猪苗代湖から眺めた磐梯山を今日は桧原湖から望む。湖を前景にして,磐梯山の裏表を眺める。こういうのもなかなか面白い趣向ではある。コース設計者が,こうしたことまで考慮していたら,それは素晴らしい。過酷なブルベコースの中に組み込まれた一服の清涼剤か(AJ宇都宮風コメント)。恐るべし,S藤前代表(笑)。

 8時半頃に PC7 に到着。到着前から,頭の中は,しょっぱい汁のカップ麺で占められたので,迷わずどん兵衛を選択して,さらに,おにぎりを2個追加して,20分ほど滞在してじっくりと補給。S藤前代表,K田さんとなんだかんだと話しつつ。最早,PC をマッハで通過する必要はないので,じっくりと身体が冷えない程度に休息を取る。1〜2時間の時間貯金を確保しておけば充分だ。

PC7〜PC8セブンイレブン北会津中学校前店:12:08(10:37),467.1km

 ある程度覚悟はしていたものの,PC7 でがっつりと固形物をお腹に入れたせいで猛烈な睡魔に襲われた。県道7号の磐梯山のビューポイントの石のベンチで横になって意識を飛ばす。今までの600kmに比べれば,多少マシだとは思うが,やはり睡魔を完全征服することは出来ていない。道行く人々に,行き倒れと思われないように,きちんと自転車を立て掛けて,ベンチなどの上で横になるようにしている。それにしても,以前隊長が PBP の報告会で,「寝ればタイムオーバー,寝ないと寝落ち落車」という,ランドヌール究極の選択を紹介されていたが,今回は「食わなきゃ走れない,食ったら睡魔降臨」という選択だった(笑)。

 この区間は昨年も走っているのだが,なんか今一つ好きになれない。ライスロードだかなんだかいう農道に入ると多少マシになるが。

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 雲が掛かって磐梯山と会津観音の一緒の写真が撮れなかった。残念。

 この区間は35キロほどと短く,特にこれといった特徴もない,いわゆるリエゾン区間。交通安全運動みたいなことをしている,中学校前のセブンイレブンに到着。ここでは,氷玉峠のヒルクライムに備えて,睡魔が来ないように,エネルギーも切れないようにと液体燃料のみを補給。

PC8〜PC9ヤマザキショップ会津高原店:16:16(14:29),529.0km

 PC8 を出て,いよいよラスボスの氷玉峠に向う。標高差 550m で距離約10km のヒルクライムである。それにしても,一つのブルベでいくつかのヒルクライムコースを走ることが出来る(時空の路,スカイバレーなど)のは,参加費を考えればえらくお得で,非常に有り難い(棒)。

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 大内宿までの入り口付近の集落(関山)には,被写体として魅力のある家々が建ち並ぶ。日光街道の宿場町だったらしいので,いろいろと歴史的に面白いものがありそうだ。でも,この先どれだけ時間が掛かるかわからないので,時間節約で走行しつつの撮影で曲がってしまっているけど,..。こういう集落は好きだなぁ。もっと,ゆっくりと観て回りたい。なにやら,神社みたいなものもあって,そそられたが我慢。この辺りが,最近ブルベというものに感じているフラストレーションの正体らしい。折角自力で走っているのに,なんで,自由に見学できないのかと,..。

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 いよいよ本格的な登りが始まる。最後なので,少し真面目に登ってみる。もっとも,速度はいいとこ 10km/h であり,多くは 8km/h 程度である。幸い,睡魔はどこかで寝ていてくれているようだ(笑)。

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 一度も足付き休憩なしで峠をクリア。多少きつかったが,なんということもなかったような。頑張り度合いは7割くらいかな。

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 下野街道かぁ。タイムマシンとかあれば,昔の旅人の様子とか見たいなぁ(笑)。

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 はい。例によって,大内宿の観光に出向く。とはいっても,時間もないので,ほんの入り口付近を一眺めしただけ。

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 これで,観光客がいなければ最高なんだけど,..。

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 大内宿を抜けたら中山峠に向う。その辺りは,旧下野街道。旧道もどうやら整備されている様子で,旧中山峠を越える道もあるようだ。マウンテンバイクなら入り込めそうだ。禁止かも知れないけど,ブルベよりも,そっちが楽しそうだ(笑)。

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 中山峠を下った辺りの集落で見つけた樹齢950年のケヤキ。その迫力に驚き,圧倒されて,しばしボケーッと見上げた。

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 源八幡太郎義家が植えたらしい(本当か?)だから,八幡のケヤキなのか。

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 素晴らしい迫力だ。思わず,スリスリしてしまったほど(笑)。

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 この杉林も美しい。

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 峠を下っている途中で水が切れたのだが,こんなところを見つけたので補給。実に美味い水だった。サイクリングはこうでないとなぁ。この後,R121 に出る。いつも,宇都宮ブルベに参加する時に通っている道である。車は多いし,路肩は荒れているし,正直自転車ではあまり走りたくはない。

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 田島に入ると,「会津田島祇園祭」という幟が目に付き始めた。と,山鉾と思われるものも,..。見れば,明日かららしい。後で調べると800年の歴史のあるお祭りだとか。見てみたいぞ。

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 ここからはなんとも退屈な道が続く。しかも,ダラダラと登っているのでスピードは上がらない。この辺りを「荒海宿」というのはなんでだろう?

 そんなこんなで PC9 に到着。ここも一体何回目だろう。ちょっと遅れて到着されたH部さんやら,他の方々とのんびりと会話。睡魔を活躍させないために,腹は減っていたが液体燃料だけにしておく。ひもじい,..(苦笑)

PC9〜ゴール:21:00(18:30頃),605.0km

 PC9 から宇都宮市森林公園までは何度も走っているコースで,しかも,道はよくないし,車は多いし,正直最後くらいは心身の疲れを癒すようなコースを走りたい。もっとも,都市型(とまでは言わないか)ブルベでは,望むべくもないことだけど。

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国道団子三兄弟

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またしても,睡魔攻撃を避けて道端で転がった場所。野岩鉄道という名称はまだ残っているのか?

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 しばし眺める水遊びの図。羨ましい。

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 五十里湖には水がない。

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 鬼怒川温泉付近かな?鉄分も補給しておかないとね(笑)。

 この辺りからの市街地の走行はもうストレス以外の何ものでもない。今回のブルベで,一番神経のすり減った,嫌なセクションは,まさに PC9 からゴールまでの区間だった。こんなところを走るくらいなら,もう一つ二つ峠を越える方がマシだと思ったくらい。五十里湖の辺りから,栗山に抜けるようなコースもあったのではないか?累積標高差は1万メートルになっても良いから,車通りの少ないコースを走らせてくれと言いたい。そして,疲れてくるとイラッとするのが,車など全く来ていないのに,判で押したようにしてしまう二段階右折。これも,よくよく考えてみれば,車の流れとの共存のための手段であって,車など来ないのに,これをやっている自分が滑稽でバカに思えてくる。臨機応変,それでいいじゃないか。

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 ゴールは午後6時半頃。鶴の坂もなんということもなかったな。峠も,あと二つ三つくらいなら行ける!(と見栄を張っておく)

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 ゴール時のなでら男(撮影:へばなさん)

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37時間20分くらい。まあ,今のコンディションでは,上出来かな。睡魔をある程度押さえ込めたのが,収穫といえば収穫のブルベだった。これで,二日間掛けた,車と自転車を使った,米沢〜宇都宮の二往復の旅も終了した。

最後に:

 毎度のことながら少人数での運営,本当にお疲れさまでした。お世話になりました。ありがとうございました。スタッフの皆様,参加者の皆様に感謝します。今年のブルベ活動は一応,これにて終了です。来年復帰できるかどうかは未知数ですが,地道に復帰のための努力をしようと思います。あるいは,完全に足を洗って,ブルベコースの情報だけ頂いて,ツーリングを愉しむというスタイルのサイクリングライフに突入するかも知れません。まあ,いずれにしても,走り続けるでしょうから,その辺りでお見かけの際には,生温かく見送って下さい(笑)。

2013年7月20日 (土曜日)

BRM720宇都宮600(往路編)

プロローグ 

 7/19(金)は午後7時半ぐらいから4時間ほど(実質的には何度も目覚めたので3時間ちょっとくらいかな)の仮眠の後に,日付が変わった12時過ぎに米沢の自宅を出発。いつも同行する pokky 氏は,600km は既に走っていて,明日は所用があるとか(一週間後に LEL に出発だったようだ)。なので,睡眠時間を確保するためと移動を楽にするために,高速道路使用をチョイス。お陰で,予定よりも少々早く,3時過ぎに宇都宮市森林公園到着。ちょっと仮眠を取る。

 4時少し前に目覚めて,途中で買ってきた朝飯を食べる。その後,準備中のスタッフの皆様に挨拶に出向く。へばなさん,yama さん,I塚代表にご挨拶。天気が良さそうでなによりでした。受付は4時10分からとか。今日はゆっくりスタートしたいので,4時半頃のブリーフィングが始まる頃に受付をしよう。

 閑話休題:そういえば,このブルベ,宇都宮の今年の USG(宇都宮シューペルグランペール)の要件に入っているらしい。

宇都宮シューペルグランペール2013(USG2013)

2013 年7 月に開催するBRM720 宇都宮600km に完走し、更に9 月の山岳ブルベ、「BRM907 宇都宮200km ロマンチック

片道【山岳】」と「BRM908 宇都宮200km 草津発上毛片道【山岳】」の2つのBRM を共に完走して認定を受ける方。

 USG が設定されてから,今年で4年になるが,これまで3年連続で達成している人間が2名いる。一人は,@eijitom さん,そしてもう一人が何を隠そう(隠しはしないけど)「なでら男」である。デブだし,登りが速い訳でもないのに,なんで?と不審に思う方々は沢山おられると思う。かくいう,本人が一番不思議だったりする。コツは,「辛抱」である(爆笑)。@eijitom さんが 600 に不参加なので,連続記録の更新は不肖なでら男の肩にかかる訳だが,9月の山岳2連戦は生憎体調が回復していないと思われ,出走しない予定である。なので,なでら男の連続記録も3回までとなって,ちょっとだけ悔しい思いをしているところ(笑)。

さて,本題に戻ろう。

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 コース図である。

■ カテゴリー : 600km (制限時間40時間)
■ 実施日 : 2013年7月20日(土)05:00スタート - 21:00最終ゴール
■ コース : 宇都宮-那須塩原-白河(大信)-猪苗代-福島-寒河江-飯豊-猪苗代-会津若松-南会津-宇都宮
■ コース地形 : 丘陵/山岳 コース難易度 : ★★★★☆

■ 解説 
 昨年、雨に見舞われたことで多くの参加者を絶望の淵に追い込んだ寒河江折り返しの難関コース。その課題を考察し、早朝スタートでアレンジした新たなコースは、400kmまでとは別格の、過酷な山岳コースだ。復路の過酷な桜峠越えは外されたものの、米沢からの白布峠越えで却って難易度は増加。AJ宇都宮のコース設定者の目論見、そして参加者がどんな戦略を抱き、このブルベと向き合っていくかが、走る者の胸を熱くする。
 更に2年前を再現させた白布峠に向かう神秘的な急勾配が興味深い。困難を乗り越える参加者たちの姿勢に焦点を当てたからこそ、深遠なブルベに仕上がった。往路では土湯峠を登り、浄土平を経て飯坂温泉へ。後半になっても起伏は続き、山王峠を越えるまでは気が抜けない。スタート時刻が従来の深夜から早朝に移されたため、例年とは違った戦略(走行プラン)も必要か。

 相変わらず,名調子の文章である。「白布峠に向う神秘的な勾配」って表現も独特で,意味がわからない〜(笑)。でも,この軽妙なコメントに騙されて(^^;)既に5年ほど経過する。

スタート前:〜「二日掛けて車と自転車で米沢〜宇都宮間を二往復してきた」の巻〜

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 受付中。4時過ぎはまだ暗い時間帯になってきたな。これからドンドン日が短くなる。

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 ブリーフィング中。正直,PC3 までは昨年と同じコースだし,PC7 からも同じコースだ。さらに,PC3 から PC7 まではいつも走っている自分の「庭」みたいなところなので,正直,コマ図なども要らないくらい(実は必要だった。夜は景色が違う)。でも,最近,「庭歩き」をしてないので,どこがどうなっているか細かいことまではわからない。

 ブリーフィング時,隊長,フィリップさんと久しぶりのご対面。隊長は,今日は新婚の奥様の運転するサポートカー付きの大名ブルベらしい(笑)。もちろん,サポートは PC のみに限られる訳だが。余計な荷物を持つ必要がない分,今日のようなコースではメリットがある。一方で,一度でも心折れたら DNF でお終いである(笑)。フィリップさんも,酷い日焼けからようやく回復したとかでなによりでした。あ,ここで初めて,ブルベ界のスピードマスター・異次元の韋駄天ランドヌールの黒澤さんにお目に掛かった。きちんとご挨拶するきっかけを失ってしまい,その辺りはまた次回にでも。なにしろ,スタート前にお会いできなければ,もう二度とお会いすることが出来ない方なのである。今回も29時間という,バカみたいな(失礼!)時間で軽く完走されていたし,しかも,600km は三週連続の三週目だし,..。この業界には規格外の方が多い。

スタート(5:05)〜PC1:セブンイレブン那須關谷店:8:24(7:05),48.2 km

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 第4ウェーブでスタート。スタートは 5:05 である。PC の名前の後の時刻は,PC のクローズ時刻。「PC1 到着の時点で1時間19分の貯金が出来ている」と読む。この間は,取り立てて面白いこともなく,ただ走るだけのリエゾン区間。でも,なんか,脚が重い感じで,ちょっとした丘など,後ろから引っ張られているような気がする。大丈夫かなぁという不安が頭をもたげてくる。PC ではどら焼きを買って,口にくわえたら出発。ここで,隊長に追い付いた。そのまま,パスする(笑)。へばなさんなみのマッハピットを心掛ける。PC での滞在時間を少しでも削って,時間貯金を殖やすことに専念するため。

 今回の「作戦」は,とにかく,600km を気持ちよく楽しく(苦しく?)完走したい。それを邪魔するであろう,最大最凶の敵は「睡魔」。こいつを飼い馴らすか,やっつけなければ,気持ちのいい楽苦しい完走などありえない。過去,600km は必ず,400km はほぼ必ず,こいつには苦汁と辛酸を舐めさせられている。そして,この敵の根本的な撲滅方法は,とにかく睡眠時間の確保しかない。ドラえもんの道具に「ネムケスイトール」というのがあるらしいが,10万円以下なら買ってもよい(爆)。

 今回は自宅での仮眠を想定しているので,自宅(簡単に言うと,米沢市内白布峠の麓)まで如何に早い時間に到着して,シャワー,食事,睡眠の時間を充分確保できるかが,睡魔撲滅の鍵を握っているのである。なので,PC6 までのロスタイムは極力減らす方向で動く。さらに,今年の走り込み不足から,いつ脚が完全に終わるかという不安もある。なので,巡航速度は気持ち押さえ目に,でも休まずにと言う具合で,寸暇を惜しんでセッセとペダルを踏み続けた。#今にして思えば,休憩が短過ぎたかも,..というのもあるが。

PC1〜PC2セブンイレブン大信増見店:11:32(9:11),98.2km

 ここももう単に走るだけ。写真も撮らずに,セッセとペダルを踏む。たしか,いつぞやのブルベ(宮城発の 600km だったような)で,PC2の手前辺りでホタルの乱舞を見たことがあったが,記憶違いかなぁ。あの時は,宇都宮を折り返して,午後9時前後だったんじゃないのかな。たまたま一緒に走っていたブロック屋さんと二人,ライトを切ってしばし見とれた。懐かしい思い出である。

PC2〜PC3セブンイレブン猪苗代若宮店:15:24(11:54),156.2km

 PC2 を出てしばらく走ると,何回か PC に利用されている,セブンイレブン天栄店がある。ふと見ると,サイクリストが沢山いる。一瞬,あれ?こっちが PC だったっけ?と思ったが,朝練後のサイクルフレンズの皆さんだった。上 様もいらしたようで,「ブルベ,頑張れ〜〜!」との声援を受けた。何がなんだかわからずに手を上げて応えただけ。失礼しました。<(_ _)>

 しばらくして,いよいよ勢至堂トンネルの登りに掛かる。今回は,走り込み不足だし,いつも使っている自転車よりも4〜5キロほど(もっとかな?)も重いので,「登りは絶対に頑張らない!」(頑張らないと登れないという話もあるけど,最低限の頑張りで登る)を合言葉に。そのためには,時折の足付き写真撮影がベストな対処方法。ただし,足付き写真撮影を1回10秒とすると,6回で1分。200枚の写真を撮ったとすると,実に30分以上を写真撮影に費やすことになる。脚力に余裕があればいいのだが,ない場合には下手をすると致命傷になりかねないので,綿密な撮影計画が必要とされる(違う?)。さらに,昨今は FB やら twitter やらに克明に進行状況をアップするのがトレンドになりつつあるが,その時間も結構バカにならない。便利になった分,どこかに負荷が掛かるというわかりやすい図式ではある(笑)。

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 トンネル手前まで行けば,お一方が,同じように足付き写真撮影中だった。「お疲れさま〜〜」と声を掛けて先に進む。

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 猪苗代湖と磐梯山。磐梯山の山頂付近は生憎の雲の中。この直ぐ先に他の参加者が同じように写真撮影中だった。ここまで,脚が重くて,今一つスピードが上がらない。どうにも,変な感じ。なんか,フケの悪いエンジンでだましだまし走っている感じ。ずっと軽い向かい風が吹いているのも影響しているのかも知れない。

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 猪苗代湖では,楽しそうな水上スポーツに興じる方々が,....。

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 PC3 近くになって現れる磐梯山のビューポイント。田植えの済んだばかりの頃など,残雪の磐梯山が水面に映り,見事な景色となる。

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 PC3 の直ぐ近くになって,おっ!?と気付いて,少し戻って写したもの。お墓である。しかも,磐梯山を真正面に見据えている。こんなところに葬られる方も葬る方も粋なものだと感じた次第。

 ここまでのお読み頂いた方々には,気楽に写真撮りつつ走っているように思われるかも知れないが,ずっと弱い向かい風と,なんだか微妙に重い脚で,それなりにストレスを感じつつ走っている。そう思わせないための,おっさんの見栄である。サラッと簡単に書いている時には,そこそこシンドイ思いで走っているとご理解頂きたい。

 そして,予定通り PC3 に12時前に到着。ダブルのS藤さん,K田さん,HEIZO さんがスタッフとして駐在。長時間のスタッフ業務,お疲れさまです。ここでは少し長目に滞在して,しっかり補給を摂っておく。「調子はどう?」と訊かれたので「悪い!」と即答。これは本当のところ。

 ここでも,サイスポだかランドヌールだかの雑誌の取材陣がいろいろと質問しているようだった。飯を食って,HEIZO さんたちとバカ話をしていると,宮城から参加の楽山さん登場。お久しぶりです。お元気そうでなにより。さて,ここから12時間弱で自宅までと言う予定だったのだが,..。

PC3〜PC4セブンイレブン飯坂八景店:19:44(15:45),221.0km

 PC3 を出た後は,R115 をひたすらダラダラと登る。交通量は比較的多いし,脚も重くて,ちょいと辛い。6〜8%(主観的に)の勾配で,34 x 25 を使ってしまうのは如何なものか,..。レークラインとの合流点の大森付近では,後ろから誰かに引っ張られているかのような脚の重さに,次第にイライラしてきた。しかも,クソやかましいモーターバイクの連中(何故ツルンでしか走れないのか?)やら,ガソリンを撒き散らしてしか自己表現の出来ない幼稚なおっさんみたいなのが沢山いて,かなり気分がクサクサした。ときに,この道は,そういう理由で不愉快になることが多く,結果大嫌いである。そのため,途中から道を横切って旧道の D30 に避難するのが最近のやり方である。

 横向温泉(だっけ?)のホテルの脇で地下水(なのかな?)がバンバン放水されているところで,水を補給。この上だと,道端の湧水を補給することになり,ちょっと不安もある。ここからは延々とダラダラ登るので,歌でも唄いながらのんびりと,..。

 チンタラ(本人は必死で)登っていると,誰かに声を掛けられたような気がした。が,後ろを振り向いても誰もいない。キョロキョロしていると,コーナーの土手の上からカメラマンが写真を撮っていて,そのカメラマンからの声援だったらしい。どうも!と挨拶すると,辛そうな顔して洟を垂らして走っているオッサンを,1秒7コマくらいで連続撮影している。こりゃ,一体どういう訳だ?速い人,フォームの綺麗な人なら,前の方に沢山いるだろうに,..。こうした,コーナーでの写真撮影は,この後,浄土平の手前まで3回ほども繰り返される。サイスポらしいのだが,これだけ撮影して,載っていなかったら,...。絵面的に不採用ということか(爆)。

 天気は暑からず,寒からず。雲はある程度多いものの,透明度は比較的高く,そこそこ遠方まで見通しが利く。脚が重くて,自転車も重くて,ヒーヒー登っている脇を,軽快な高ケイデンスのペダリングでA夫妻が追い抜いて行く。本当に強いご夫婦だ。それにしても,奥様の登りでのケイデンスには脱帽である。なんで,あんなに回るんだろ? お二人を見送りながら,今日の自転車に COPPI を選んだことをちょっとだけ後悔した。でも,例のセラアナトミカが付けられるのは,今はこれだけなんだよな。

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 天風境の上の方で,前方に停車中の車があるなぁと思いつつ走っていると,一般サイクリストが事故った直後の場面に遭遇。上の画像で,左の上の方に車が停まっている辺りが現場。車との接触なのか,コーナリング中の自爆なのかはわからない。でも,場所と向きから,コーナリングで膨らんでガードレールにぶつかったようにも見受けられた。同行者の一人が心配そうに付き添っている。当の本人は出血していたが,声を掛けるとハッキリした応えが返ってきたので,意識はしっかりしているようで,大したことはなかろう。遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。

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 試走中のへばなさんが,「やれやれ,峠か。後は下るだけだな〜」と安堵したとかいう噂のある「湖見峠」。ここから,猪苗代湖やら桧原湖やらが見える,..。スカイラインはおおよそこんな感じになっている。

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 これは双竜の辻付近からの猪苗代湖。今まで,随分と走っているが,ここら辺りから,これだけクッキリと見えるのは珍しいように思う。今日の参加者はラッキーである。

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 1400m辺りから路面に「標高****m」とペイントされている。それが 1600m になればほぼ終了である。その手前に,バス停があって,...

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 面白いよ,面白いけどね,..。「次は,『最高地点』,『最高地点』でございます。お降りの方はボタンを押してお知らせ下さい」。

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 ここが道路最高地点。あとは,快適な降りが待っている。もっとも,最後の方は下ハン持つのが辛くなるほどの長い下りなのだが,..。

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 浄土平の一切経山。噴煙を上げている。

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 福島市内のサイクリストには聖地と呼ばれているらしい。

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 火山ガスを気にしてたら,浄土平には登れない。吾妻小富士をバックにして。

 ここからは登りでの遅さを挽回すべく,飛ばしに飛ばす。車を2台ほど抜いた。そして,相変わらず「無散水消雪区間」は凶悪だった。雪が融けた水を流すために,勾配が急だし,路面の表面積を稼ぐために,わざわざ凹凸を大きくしてあるし,..。下まで降りた頃には,右腕は痺れて使い物にならず。フルーツラインに入ってからは,首,肩,腕の血行回復に努めた。

 そして,飯坂温泉へ向う。大笹生から飯坂温泉への道も,冬から春先に,毎週のように走っている道であり,そうした記憶も重なって,なんだか今何しているのかよくわからなくなってくる。普段から走っているコースがブルベコースになっているのも,いいようなよくないような,..。

 午後3時45分に飯坂のセブンイレブンに到着。出来れば,この先のトンネルを抜けたところのセブンイレブンを PC にしてもらいたかった(笑)。特に理由はないんだけど。ここでも,多めに補給。なにしろ,次は寒河江なのである。PC4からの区間距離は 84km 程ある。カップ麺にお湯を注いでいる時に,店員さんの話が耳に入ってきた。なんでも,茂庭のキャンプ場のところの川で人が流されたとか。救急車,パトカー,消防車,ドクターヘリなどが出動しているらしい。

PC4〜PC5寒河江ふるさと公園:1:20(7/21)(多分,20:40頃),305.1km

 さて,いざスタートしたが,脚の重さは相変わらずで,普段ならアウターに掛けてもなんとかいける勾配もインナー× 25 に落ちる始末。距離が捗らないこと,この上ない。ちょいとイライラしつつ,苦笑いしつつ進む。

 釣り堀とかキャンプ場とかがある摺上川に掛かる橋の辺りに差しかかると,パトカー,消防車などが多数。川は,なんというか,岩場の峡谷状になっていて,小さな滝やら落ち込み,淵などもあり,格好の水遊びの場所になっている。夏場など,岩の上から飛び込んでいる姿をよく見かける。どこにでもある川遊びのメッカのようなところ。そんな場所である。多数のゴムボートとダイバーのような方が川にいたので,まだ見つかっていないのだろう。ちょっと立ち止まって眺めたら,近くの警官に「止まらないで進んで」とか注意された。いつもそうだが,連中のえらそうな物言いが勘に障るぜ。

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 悔しいから着陸しようとしているドクターヘリを撮影。

 この後は重い脚を誤魔化して,ジワジワと進んで行く。どうにも辛くて,ダムサイトの登りの手前でコーラ休憩。その脇をA夫妻のトレインがシャカシャカと軽快なチェーンノイズとともに走り去る。なんか,えらく余裕がありそうで,実に羨ましい。こちらもコーラを呑み干したので,溜め息一つ吐いてからスタート(苦笑)。

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 ダム本体の下流に広がる水田。なんか,長閑だ。ダムサイトまで5%勾配で,距離2キロ(1キロ?)ほどの登りがある。これが地味に効くんだ。

 ダム湖畔をダラダラと走っていると,PC4 でご一緒した方が追い付いてきた。「山道は一人だと危ない」というので,「大丈夫。暗くなる前に上山に着けますよ」と。すみません。実は,他の人と一緒に走るのは,少々苦手なのです。

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 ベルギーワッフルの壁でお見送り。小さく写っている。話は変わるが,この壁,一度登ってみたい(笑)。

 ここからは鼻歌交じりで気楽なサイクリング。とにかく,調子が悪く,完走は難しいかもと,この時点では考えていた。途中で立ち小便をしたが,オシッコが,「これは,...赤っぽくないか?」というような色で,脱水症状も疑われた。これはもしかしたら意外に発汗量が多く,水分が足りてないんじゃないか?そんな気がしたので,短いインターバルで定期的にボトルを口に運び,普段よりも多めの給水を心掛けてみる。

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 いつも立ち寄る水場でボトル2本を満タンにする。ここから寒河江までの2時間,強度を上げずに水分を摂り続けて,回復しないようなら,自宅に着いた時点で DNF の決断をしようかと,この時点では思っていた。とにかく,今年は走り込み不足で強度の高い運動を長時間持続するための身体が全く出来ていない。出走前は,なんとかなるさと思っていたのだが,少々甘かったか,..。でも,騙し騙し走れば,そのうち回復するのは今までも何度も経験しているから,大丈夫じゃなかろうか?そんな自問自答を繰り返しながら進む R399。途中でサルの群れに遭った。カメラの起動が遅くて撮影できず。

 でも,このブナ林は春先の天気のいい時には例えようもなく美しいんだ。好きな道の一つ。酷道?人っ子一人,車一台に出逢わないことも多い快適な道に何を言うか!

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 実は,宇都宮からの参加者宛の ML で,R399 での子熊の目撃情報が流れていたらしい。自宅に着いてからメールに気が付いたのだが(苦笑)。正直,クマなんかこれまでのサイクリングで数回見ているし,あまり気にしたことはない。よほど運の悪い出合頭でもないと襲ってきたりはしない(はず)。もし,襲われたら運が悪いと諦めるだけだ。

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 脚に掛かるか掛からないかくらいのギヤを廻して,14km/h 程度のスピードで走ってきた。ここが稲子宿。元々仙台藩の山足軽の里だったところである。今は,年間を通して住んでいる人は何人いるのか?初めて自転車で訪れた頃には,結構な人数が暮らしていたはずだけど,今では人の気配のする住居は2軒程度だ。

 この青い看板を右折。最初の登りが急だが,直ぐに下りとか平坦になる。しばらく走って,沢に掛かる橋を過ぎ,ヘアピンカーブを曲がると,普通の登りの峠道という風情。5回ほどの九十九折りでピークに到着する。

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 稲子峠の切り通し。晴れていれば,ここから真正面に蔵王が見える,..のだが。ここからの降りは路面が荒れているので要注意。R113 に合流。その後,県道に入り,金山峠に向う。ここは旧羽州街道であり,やがて現れる集落は,間宿(宿場町間の小さな宿場町とでもいうのか)である干蒲宿である。集会小屋のようなところでじいちゃん達がビール呑みつつ熱い議論を戦わしているのを横目にしつつ,重い脚を無理に廻しつつ進む。ピークの鏡清水では先行していたA夫妻が水を汲んでいた。そういや,ここの水って,まだ呑んだことなかったな。ここが白石川の源流である。ここから九十九折りの下りが始まる。

 金山峠を下り切って右折して,楢下宿に向う。楢下宿もそれなりに面白いところだが,何回も来ているので見るべきものはないのでスルーして上山へ。上山の R458 の分岐の辺りのセブンイレブンで水分補給。ここから広域農道のアップダウンが始まる。のどう様大活躍。

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 ナイトランは,E3 triple に全てお任せ。GPS の使用も止めて,ハブダイナモのライト一灯にしたので,乾電池やら何やら,余計なものを一切持たなくて良いのは快適。唯一,iPhone の充電だけが必要なのだが,これはいずれハブダイナモ経由で昼間に充電できるようにする積もり。トラブルの種を極力消去するのもブルベ戦略だと思ふ。

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 ふと振り返り,山形市の夜景と月など撮影してみる。いい風情である。この辺りで,少しだけ脚が軽く感じられた。

 ところで,PC3 から PC7 まではコマ図なんか要らね〜ぜ!と PC3 で豪語していたのだが,..

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 ここの区間で一つだけ混乱したことがあった。上のコマ図の部分である。普段は何も考えずに道なりに走るのだが,..。上のコマ図の読み方はこうである。「No.43 の D(県道)49 をクランク状に 6.7km 進むと,No.44 のコマ図の箇所に差しかかるので,ここを左折せよ」ということになる。問題は,県道 49 がいつの間にか N(国道)458 になっている点。いつもなら,途中で道が重なって県道が国道に変わるんだろうと思うだけなのだが,No. 43 からしばらく進むと,新しい道に繋がり,その道に「県道18」の標識を見つけてしまったのである。これでちょっと混乱した。道なりに来た積もりだが,夜間ということもあって,もしかしてどこかで意識しないで曲がってしまったのか(一度経験がある)? 

  iPhone の地図を眺めたり,ちょっと戻ってみたりしたが,どうもハッキリしない。適当に走って「ふるさと公園」に行ってしまおうかと思ったが,ちょうど直ぐ近くの家の玄関先で話をしている家族を見つけたので,ちょっと訊いてみた。「怪しいものではありません」から始まるいつもの会話(爆笑)。一杯機嫌らしい陽気なオジサンが出て来て,「国道 458 なら,このまま進めば行けるよ」と。ああ,やっぱりそうなのか。途中で番号が変わる道路だったらしい。これでようやく安心して進むことが出来た。こういう場所では GPS の併用などが効果的かも知れない。事前に地図読みを全くしないダメ参加者であることは棚に上げておいてなんですが,...こういった場合の道路番号の変化などもどこかに情報として上げてもらえると,...大変,....助かります。申し訳ないので小さな字で。w

 最後に,本当に国道かよ?と疑いたくなるほどの農道ライクな道を通り,8時40分(頃だと思うけど)に寒河江ふるさと公園に到着。ランドヌール宮城の鈴木代表に通過チェックを受ける。お久しぶりです。

 ちょっとトイレに寄って,さらに手持ちの補給食を頬張り,自宅に電話して,午前1時頃の到着になりそうだと告げる。予定よりも1時間ほど遅れそうだ。それもこれもダラダラ登りでのパフォーマンス低下が原因。それを脱水症状のためと結論したが,どうなのかは少々怪しい。ここからは自宅までは80キロほど。眠気が出てこないと良いのだが,..。

 ちょうど到着したA夫妻,H部さん,他の方などは近くで風呂に入るとか。室内から屋外にチェック場所を移していた鈴木さんにご挨拶して自宅目指してスタートしたのが,9時頃だった。

 ・・・復路編に続く

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