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2021年10月 3日 (日曜日)

東大顚へ

 起床は5時過ぎ。今日は何やら西吾妻方面に遊びに行くらしい。西吾妻山は日本百名山の一つだが,山頂は樹木が茂り,眺望は全くない。西大顚は開けた山頂で,天候に恵まれさえすれば磐梯山から安達太良,飯豊連峰など周辺の主要な山々が望める。さて,まだ行ったことがないのは東の方向,東大顚である。あまり,話を聞かないが,西吾妻山から家形山,一切経山への縦走路の途中のポイントという印象である。「紅葉トレッキング(というにはまだ少々早いが)」とやらの企画で,天元台のロープウェーとリフトの往復券が格安で販売されるというので,じゃ,行ってみるかという話になった。

 7時に家を出て,途中のコンビニで食料を仕入れて,天元台のロープウェー駅の駐車場に着いたのは7時35分頃。既にかなりの台数の車が駐車していた。さらに,ロープウェー乗り場にも長蛇の列。訊けば,チケットを買うために並んでいるとか。いや,参ったな。幸い,我々が着いたのはまだ早い方だったらしく,我々が並んだ後は行列はさらに凄いことになっていた。バスで到着された方も多かった様子。我々は,なんとか第2便のゴンドラに乗れた。一便当たりの乗客数は大分減らしている様子。ザックを背負ったままでも乗車は問題なかった。8時に出発。

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 これである。何しろ半額で,芋煮,入浴料,手拭いまで付いている。だが,山から戻って来てみて,この企画が,細かいところまできちんと練られていない部分がある企画らしいことがわかってちょいと「ん?」と思った。

 

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 8時10分にはリフトに乗った。久しぶりに乗る天元台スキー場のリフト。第1,第2,第3リフトと乗り継いで到着したのは標高 1800m ほどの北望台。電気とモーターとワイヤーの威力は凄いものだ(笑。時刻は9時ちょっと前。でも,考えてみれば,40分以上もリフトに乗ってたんだな。まあ,歩くことを考えれば遥かに速いのだが。

 第3リフトの降り場から始まる登山道に入ったのは9時頃。一昨日の雨のせいで沢のようになっている箇所もあり,至る所,泥々である。なでら夫妻の歩みはナメクジの如くなので,後ろから来た登山者にどんどん抜かれる。そしてしばらくすると抜いていった登山者の声も聞こえなくなる。まあ,誰かと競っているわけではないのでどうでもいいのだが,もう少し登坂スピードを上げないとチョイスできるコースやら山やらに制約がありすぎることに。問題は,...体重だ(苦笑。そして,歩き出してしばらくは腰が痛い。

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 ゆっくり目で40分弱で人形石に到着(コースタイムは30分ほど)。何故,人形石というのかは今だに不明。追い抜いていった登山者たちが写真撮影をしている。女性数人のグループが東の方向に進んだので,あれ?彼女たちも東大顚か?と思ったら,しばらくしたら戻って来た。もしかして単に間違えた?年配のご夫婦に「西吾妻はどっちになります?」と訊かれる。「え?せめて地図くらい持ち歩きましょうよ」と思ったが,「こっちですよ」と。西吾妻には一度登ったことがあるけど,人形石経由は初めてだとか。朝見た多数の登山客のほとんどは西吾妻に行くと思うし,込み合う場所よりも東大顚方面の方がいいのでは?と。あるいは西吾妻をスルーして西大顚なら眺望が開けてますよ〜とか話をする。我々の話を聞いて,「じゃ,東にするか」ということで先にスタートして東大顚方面に向かって歩き出した。我々も,すぐ後にスタートした。

 なんでも,なでら女房は池塘やら草黄葉やらの湿原が好きだそうで,木道歩きも大好きだとか(そうだったのか)。なでら男はどちらかといえば普通の登山道が好きで,歩きのペースを強要されているような気がして木道はあまり好きではない。池塘も綺麗なのはわかるけど,ちょっと見られれば十分だ(今日は嫌という程,池塘を見ることになるのだが)。

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 ロープウェー駅にあった地図。登山,トレッキングコースはこんな感じである。改めてよく見ると,第3リフト降り場の北望台が 1820m で,人形石が 1964m なので,先ずは150m 弱のアップ。次いで,東に向かい一旦降る。多分,これが1800m くらいまで 150m ほども降るようだ。さらにダラダラと東大顚の 1927m まで登る。う〜む,東大顚までのピストンだと,そこそこの距離とそこそこの獲得標高さになるかも。なでら女房は地図を見せて「ほら横移動だから楽だよ〜」とか言ってたけど。(苦笑。

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 少し行くと池塘と草黄葉が,..。向こうは西吾妻山。

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 ここから先は草黄葉と池塘の宝庫といった感じ。ひっきりなしに現れる。湿原保護のために移動はほぼ木道。なでら女房喜ぶ(笑

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 一番規模が大きいと思われる池塘群が見えて来た。

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 池塘と草黄葉と木道の景色。いろは沼である(梵天岩の辺りも同じ名前のようだが,詳細は知らない)。ここに降りていく濡れた木道で滑って,完全に足が宙に浮いて尻から落ちるなど。まさに,イッポ〜〜〜ン!的な転び方。イッテェ〜〜!だから木道嫌いだよ(苦笑。この下り途中で,昨日は安達太良に登り,今日は一切経山から縦走して来たという方に出会う。羨ましいほどの健脚だな。

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 ここがいろは沼(なのかな?)。先ほど,先行したご夫婦が休憩されていた。が,その後,お会いしなかったので,ここから戻られたのかも,..。

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 池塘に映る青空ばかりを何枚も撮影。

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 この三角点はなんだろう?藤十郎かな?ちなみに,中大顚は人形石の辺りのことを言うらしい。明確なピークとかはないのかも。

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 藤十郎分岐に到着。この辺りでは南側の遠く山並みの間に猪苗代湖が見える。この分岐を左に進むと大平温泉らしい。右は東大顚から家形山。

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 池塘と猪苗代湖

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 花の終わったチングルマと紅葉

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 先だっての月山八合目から登った時と同様に,どうにも調子が悪い。ペースが上がらない。なでら女房の後塵を拝すとは,..。

 弥兵衛平湿原への分岐で出会ったおじさんに,ここから10分ほどで東大顚ですよと。東大顚の道標が倒れてしまっているので,その倒れた道標があるところを右に入れば頂上らしい。なでら女房は弥兵衛平湿原と明月荘(避難小屋)に興味津々らしい。ここまですれ違った二組の方々が昨日は明月荘に泊まったと。1組のご夫婦は天元台から入って,明月荘で一泊してこれからピストンで帰るとか。ということは明月荘一泊目的だけでここまで登って来たということか。それほどいいところなのか?以前に西大顚に登った時に途中ですれ違った縦走目的のおじさんからも素晴らしい小屋があるんだよという話を耳にした。その他何人かの登山者からもいい小屋だという話は聞いているけど,取り敢えず,今日はスルー。でも,湿原の草黄葉を見るには,無理していった方が良かったかな(苦笑。

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 分岐からの登山道は沢状態。人形石からここまでの東側の登山道(一切経山方面)は,人形石の西側(西吾妻山方面)の登山道に比べて整備が行き届いていない様子で,木道が崩れた箇所や,周辺のハイマツや笹が覆い被さり,足元がほとんど見えない箇所が多数あった。登山道整備に手が回らないのは,人手と予算の関係なんだろうな。人が多く来る箇所にはなんとか手を入れているんだろうけど。

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 倒れた道標。「東」の文字の脇のかじられたよう痕はもしかしたらクマの仕業かも,..。

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 全くなんの展望もない東大顚の頂上。西吾妻山と一緒だ。まあ,記念ということで。天元台から東大顚までのコースは,その途中の池塘群や全体的な風景に価値があって,山頂からの展望は二の次で,特にピークを踏むことに意義はないような感じかな。縦走コースの途中にある一つのピークという感じ。なので,まあ,次回(があれば)からは,特に途中で引き返しても無問題。むしろ,分岐から弥兵衛平に向かった方が見所満載かも知れない。

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 三角点にタッチ

 なでら男のペースが上がらないのでかなり時間が押している。少しだけ景色の拓けている少し先まで行って,木道の隅に腰を下ろして軽く補給。時間もなさそうなので,せっかく持って来たカップ麺も食えず。おにぎりとその他で補給してそそくさと帰り支度。この頃に何人かの登山者が東大顚に来る。帰り道に入ると,その方々に後ろからいいスピードで次々に抜かれる。やれやれ,..。

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 これってブルーベリーの原種みたいなものかな?食べてみるとほんのりと甘酸っぱい。

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 枯れたコバイケイソウ

 昼を過ぎて少しガスが出て来た。予報では昼過ぎの方が快晴だったんだが。

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 草黄葉の湿原から眺める猪苗代湖

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 軽快に進むなでら女房。グヌヌ,..。

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 ヘロヘロと歩くなでら男(撮影:なでら女房

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 往きにも撮ったが,少しだけ猪苗代湖がクリアだったので,..。この辺りからは,磐梯山も安達太良も見えていたようだ。

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 復路の人形石への最後の急登。何気にキツイ。

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 さっきまでかかっていたガスが晴れて来た。右の少し小高くなっているのが東大顚かなぁ。あんな所まで歩いたのかな?東吾妻山って,どこかな?

 人形石は立ち止まらずに通過。人形石からの下りはくたびれてしまって,足が思うように上がらないこともあった。で,泥々の下りで,ちょいとバランスを崩して,泥々の岩の上に尻餅突いてしまうなど,..。腰の手術以来の左足の痺れが原因でどうしても微妙なバランス感覚が悪くなり,時々バランスを崩すのである。転倒などはないものの岩や樹にもたれたり,お尻を突いたりしてしまう。昔は,岩の頂点をひょいひょいと歩き回ったものだったが,..(苦笑。

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 リフト乗り場まで来たらえらい混雑だ。さて,降りよう。このページによれば,天元台口(この場所)から東大顚まで片道2時間半程度らしい。9時にスタートして2時過ぎにはリフト乗り場に着いたのだからランチ休憩なども含めて5時間とちょっとは絶望するほどには遅くはないな(笑。

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 米沢や小野川が綺麗に見える。

 腹が減ったので,リフトに乗りつつ余った食料をバリバリ食っていた。脇のゲレンデから熊鈴の音がするなぁと見てみると,犬を連れた若いご夫婦らしき2人がゲレンデを駆け下りていた。ゲゲゲ,マジか!?あっという間に降りのリフトを追い越して下って行った。リフト乗り場のおじさんに聞いたら,下りはリフトよりも歩いた方が早いらしい。でも,荷物は大きいし,脚は大分ダメージ受けているし,皆さん,歩きたがらないと,..。トレラン系の人たちだったのかなぁ?あんなところ駆け下りたら,翌日階段降りられないくらいの筋肉痛になること必至(苦笑。

 さて,下山後の楽しみだった「芋煮」だが,すでに終了していた。時刻はまだ3時少し前。そして,芋煮の代わりにペットボトルの飲み物一本進呈とか(う〜む,両者の値段を知っているだけに何か釈然としないものが:苦笑)。どれくらいの人数と量を想定していたものか?午後3時ごろは確かに下山のピークかも知れないが,想定が甘かった印象。さらに,米沢八湯のどこでも入れる入浴券付きだが,米沢八湯とは言っても流石に下山後に姥湯とか滑川温泉などはないだろうから(後日行くにしてもなかなか大変である),現実的下山後の入浴の対象となるのは,白布温泉と小野川温泉くらいだと思う。利用可能な旅館名などのリストは上記 HP を見なければわからない。さらに,小野川温泉の宿は時間帯が不明だし,..。他県から来た人とか,一部の年配者などには厳しいかも知れん。紙にリストアップして頂ければ有難いと思うが,..。

 下山後すぐに風呂に入りたいので,白布温泉の不動閣のオリンピック風呂にでもと思っても,下山タイミングの重なるかなりの人数が押しかけたら,そりゃ無理だろう。取り敢えず,我々も不動閣を覗いてみたが,明らかに泊まり客以上と思われる多数の駐車台数に,結局入浴は諦めて帰宅して自宅で入浴した次第。どうも,色々と細かい点の見直しが必要な企画のように思えた次第。2年前はアルブ天元台で入浴して,ドリンク一杯無料というものだった。その際にはどちらも恩恵を受けたが,..。まあ,入浴券は今月一杯有効とのことなので,登山後ではなくて入浴目的だけで出かけてみようと思う。それにしても,白布温泉の西屋などは日帰り入浴は確か 700 円だったかと思うが,あのチケット金額でペイするのか?余計なことを心配してしまう。

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 今日も一日ご苦労様!ま,色々あったけどいい山だった。今度は弥兵衛小屋に一泊して一切経山までの縦走とかしてみたい。でも,足が問題になるんだよなぁ。

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 また,増えてしまった(笑。実は,前回も今回も西吾妻山には行っていないんだよね(苦笑。

 夜は晴れているので星撮りでも,..と思ったが,くたびれてしんどくなったし,何よりも2年ぶりのパリ〜ルーベ の中継もあるとあって,ロードレース観戦を優先。午前0時過ぎにゴール。コロブレッリ,歓喜の初優勝。3位のマチュー残念。優勝候補だったファンアールトは見せ場作れず。なんだか,先週の世界選から今一つの様子。それにしても,1位から3位が全て初出場というのはビックリだ。来週はいよいよモニュメント最終戦のロンバルディアだ。

 レース観戦を終えて外に出てみたが,あまりクリアでない星空だった。ま,いいか(笑。

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