熊野山から東洋のアルカディアを眺む!
起床は5時半ごろ。なでら女房は早番らしく,活動を始めている。
今日はまずまずの天気か。暑くなるかも。
さて,なでら女房は出勤し、なでら男は9時ごろまでダラダラとテレビを眺めたりしていたが,こんなことではいけないと地元の低山歩きに出かけることにした。目的地は,長井の熊野山である。なんでも,頂上からの散居集落の景観が素晴らしいとのことで,水の入った田んぼと散居集落の写真を撮ろうと思った次第。最近では,深夜にスタートして,明け方の散居集落を撮影するというイベントもあるとか。そんなこんなでちょいと気になっていた里山である。
モタモタしていて,コンビニで食料を調達して出発したのは10時過ぎ。長井の「野川まなび館」なるものを目指す。どこなんだかわからなかったので車のナビに入力しようとしたが、「のがわま」まで入力すると勝手にとんでもない場所の候補を上げてくる。なんだ,このナビのクソ仕様は!(怒。頭に来て iPhone の Yahoo ナビだかを使うことに。
で,結果から言えば,このYahoo ナビも川沿いの土手の何もない場所に誘導してくれた。しかも,交通量の多い道を選ぶものだからえらく時間がかかった。改めてネットで検索して地図表記させてみれば,なんだ自転車で何度か走ったことのある辺りだった。クッソ〜・・時間食った。最初から場所を確認すれば手間要らずだったな。
で,「野川まなび館」に車を置いて準備して歩き出す。上の「山形百名山」のページは眺めていたのだが,キチンと目を通してなかったために大チョンボをやらかした。頭にあったのは「スキー場のゲレンデを登る」という一点だけ。だから,てっきりすぐ近くにスキー場が見えていて,そこに歩いていけばいいんだろうと思っていたが,どこを見渡してもスキー場など見えない。いささか途方に暮れて,すぐ目の前の民家に助けを求めた。
玄関先に現れた若いお母さんに、「熊野山に登りたいんですけど,登山口はどこになるんでしょうか?なんでもスキー場のゲレンデを登るというのですが」と訊ねると,「え〜っと,ゲレンデから登るんですか!?この道をしばらく登るとスキー場の看板があります。でも,歩くと結構ありますよ」と。「まあ,多少歩いても構わないので行ってみます」ということで大分気温の上がりだした舗装路を歩きだしたのが11時半ごろだった。
しばらく歩くと,祝瓶山に登った時に,へ〜,こんなところにスキー場が・・と思った記憶のある場所に出た。ああ,スキー場って,これだったのか(ちなみに,上の写真は下山時に撮影したもの)。本当は登山口を訊ねたお宅のすぐ裏手に登山口があって,そこから登り始めて10分ほどでゲレンデに出たらしい(下山後にわかった)。上の登山サイトを読めばそう書いてある。ろくすっぽ情報を確認せずに動くからこうなる。いつも,なでら女房に小言言われる点である(苦笑。
トボトボと歩いていたら、景色が開けてゲレンデに出た。ここまで車で来れるらしい。
へ〜・・なるほどね。と眺めていると,上の方から何人かの登山者が降りてきた。まあ,時間的に昼までのコースだよね。こちらもゲレンデを登り始める。それにしても,頂上が 670m だから,下からだと約 400m のアップか。そこそこだな。
わかりやすいというか何というか,..(笑。
ゲレンデの上の方から眺める。地元の小学生とかを遊ばせるにはいいスキー場だな。ゲレンデを離れると,登山道は林の中へ。
こうした道標がいくつもあるし,登山道はきれいに整備されているし,ちょっとだけ急登部分はあるけど大したことないし。やっぱり,地元の方々に愛されている信仰の山というのは,斜平山もそうだけど,こんな感じになるんだね。
ちょっとだけ急勾配の箇所を過ぎると,..
お〜,至れり尽くせりだ!(笑
絶景が,..。野川と散居集落と田植えの終わった水田の風景。日本の原風景だな。
せっかく,重いデジイチと望遠レンズを担いで来たので,下山時に同じ場所で撮影した画像も載せておく。左隅に車を停めた「野川まなび館」が見える。
熊野神社に到着。ウッドデッキのような、休憩所のようなものがある。
そのウッドデッキからの景色。帰りにここでランチにしようっと(笑
神社の由緒などを読む。やっぱり,熊野と付くからには,元々和歌山の熊野大社からの分詞なんだろうな。地元の産土神として信仰を集めているらしい。
本堂の少し脇に御神木の杉の巨木がある。実家の近くの高蔵寺の御神木よりも一回り太い感じ。樹齢はざっと千年近いかも。
先に進むと第一展望地,第二展望地と四阿風の屋根のある展望場所がある。第一,第二ともに長井ダムとその向こうに東北のマッターホルンと呼ばれる祝瓶山を望める。
真ん中が祝瓶山で,右手に残雪の頂が見えているのが大朝日岳である。
これもやはり重いデジイチ担いで登ったので,デジイチの画像も上げておこう(笑
祝瓶山のアップも上げておこう。何しろ,重いデジイチと望遠レンズ,..もう,いいか(笑
それにしても,暑い。止めどもなく汗が流れ続ける。すでに上半身はずぶ濡れでズボンにまで染みている。下手すると靴下から靴の中にまで行きそうだ。何しろ,日本で三本の指に入るほどの汗かきである(他の二人は知らんけど:笑
神社までは参拝道という感じで登山道の両側は主として杉の木だったが,神社の先,山頂方面に進むとブナなどの広葉樹が主になる。
で,ようやく山頂に到着。地元の方々によれば,熊野神社のある場所を熊野山,この三角点のあるピークを無名山というらしい。
ここが標高 670m の三角点。斜平山よりも若干高い。
置賜盆地を一望できる展望地がある。
この景色を撮るために重いデジイチと望遠レンズを,..もういいって(笑。4枚パノラマである。これがイザベラ・バードが東洋のアルカディアと称した風景である。田植えの済んだ田んぼに浮かぶように点々と存在する散居集落が美しく,何か懐かしような気分にさせてくれる。
一枚ものもアップしておく。いや〜,見ていて飽きないね。
証拠写真も撮っておいた(笑。小さな三脚を持ってこようといつも思っているが,いつも忘れる(苦笑。
さて,下って神社のところでランチにしよう。エゾハルセミの声がうるさい程だ。
第二展望地のところで見つけた花。なんて言ったかなぁ?
神社まで下って。ウッドデッキのようなところでランチ。こういう場所があると椅子を出さなくてもいいから楽だね。
こんな景色を眺めながら食えば,カップ麺でもレストランの味に,..なるわけないか(笑
30分ほどのんびりした。さて,下ろう。休憩地まで下ると,賑やかな話し声がしておばさん4人組が登ってきた。訊けば,頂上まで行くという。お気を付けてと別れるなど。この下でも一人の登山者と出会った。結構,登ってきてるんだなぁ。
スキー場からまた舗装路をテクテクとまなび館まで歩く。お!ウドの群生!などと思いつつ歩いていた。で,ほぼ帰り着いて、ふと脇を見れば,..
なんだよ,登山口,ここじゃないか(苦笑。道を訊いたお宅のお母さん,登ったことないな(苦笑。
歴史があるみたいだね。こういうの,例えば「野川まなび館」とかに文書として残してないのかな?
さて,車に戻って温泉で一汗流してから帰ろうかと「がまの湯」を目指した。真夏の日差しに近い。
熊野山は,この山で合っているのかな?山頂は山向こうのようだけど。
一刻も早く,汗まみれの体を流したいと「がまの湯」に来てみれば,..
が〜〜〜ん!なんてこったい!仕方ない。もう,うちに帰ってシャワーだ!(後で考えれば,小野川温泉に寄っても良かったんだ)。
帰って後始末。なかなか楽しい里山だったな。
夕食は「一心太助」へ。海鮮丼を頂く。ビールももちろん頂いた。ご馳走様でした。
さて,明日はどこに行こうか?
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