ニッコウキスゲを見に雄国沼へ
起床は5時少し前。今日はなでら女房の提案で雄国沼にニッコウキスゲを見に行く。雄子沢(おしざわ)からのルートが一番楽だが,先日歩いたし,よほど早い時間でないと桧原湖湖畔の駐車スペースを確保することもできない(らしい。登山途中ですれ違った方の情報では前日の夜から一杯だとか。マジか?)。なので,ラビスパ裏磐梯に車を停めて,雄国山経由のピストンということにした。距離は 15 キロ近くなるが,勾配もそれほどでもないようだし,なんとかなるだろう。
現地までは,白布峠経由が近いか,あるいは喜多方経由が近いかと考えて,喜多方経由をチョイス。あのコースなら,それほど急がなくても大丈夫だろうと7時少し前に食材仕入れてからスタート。が,ニッコウキスゲのピークを迎えるこの時季の土日の状況をやや甘く見ていたようだ。
桜峠のラビスパ裏磐梯に着くと,誘導係員のおじさんがいた。そして,「向こう満車なので,こちらの奥に停めてください」と少し離れた駐車スペースに誘導される。ゲロゲロ,なんてこった。まあ,歩く時間が 10 分ほど長くなっただけだが。身支度してスタートしたのはちょうど8時。しばらく舗装路を歩き,..
ここがスタート地点。この左側の駐車スペースが満車になっているという。この登り口で,アンケート調査に協力して,ラビスパ裏磐梯の入浴料一割引の券をもらう。舗装路を登って行って,キャンプ場の脇から登山道に入る。まあ,登山道というか,ハイキング道というか,..。「パノラマ歩道」と銘打っているが,パノラマらしいものが見られるのは,雄国山のピークを超えて降り始めてから。それまではひたすら樹林帯の中を歩くコースだった。
おおよそ,こんな感じの道が続く。同じタイミングで歩き出した方々には直ぐに置いて行かれるなど(苦笑。なでら夫婦の歩行スピードは遅い。全ては身に纏った「ミートテック」なる,余計な断熱材故だと思うのだが(苦笑。
おお,見事なブナの巨木が二本。普通に撮ると入りきらなかったので,早速フィッシュアイコンバータを使ってみた。結構,自然な感じで写るね。ただ,アウトドアで立ち止まって付け外しをするのは結構面倒だし,落としたりしないかと気を遣う。
こんな風に捻じ曲がって成長している木もあった。雪のせいかも知れない。それにしてもどの時期にどいういう外力が働くとこんな形になるのか?
この花がやたらに目に付くエリアがあった。ガイドのような方を先頭にしたシニアのグループが花を眺めつつのんびりと進んでいた。なんでも,イチゴの類のようなことを耳にしたが,はっきりとは分からず。
ギンリョウソウの群生にも出会えた。
残り2キロくらいのところかなぁ。笹薮を切り開いたような道になる。
ちょっと綺麗なチョウ。先だって雄国沼に来た時に湿原に向かう道で見たチョウと同じような,..。なんというチョウだろう?#アサギマダラのようだ。
雄国山の山頂到着。ここまで約2時間。えらく混雑している。それにしても,スタート直後からなでら男は大汗をかき続け,ここまで何度も首にかけたタオルを絞っている。一体,この大量の汗はどこから出てくるものか?我ながら呆れる。上半身も既にずぶ濡れである。ここで軽く補給してから雄国沼に下る。山頂からは飯豊山は雲に隠れて見えず。
綺麗なアザミが咲いていた。
中腹からの雄国沼。右手のニッコウキスゲの群生帯がもっと濃いオレンジ色というか黄色に染まるのかと思っていたのだが,ほんのりオレンジ色に見える程度。空気の透明度の関係もあるのかね?
木道辺りは色の違いがわかる。
雄国沼休憩舎の脇で見つけた小さな花。すみれの一種ではないかと思うのだが,..
雄国沼休憩舎全容。フィッシュアイコンバータを付けて撮影。10時45分ごろ。3時間弱か。トイレ休憩後,雄国沼に向かう。途中,多くの人とすれ違った。今の時刻が,戻る人が多いものか,..。
この2枚が TG-5 + フィッシュアイコンバータ。ニッコウキスゲは,ピークなのか,あるいはピークを過ぎたのか判然とせず。すでに萎んだ花と,綺麗に咲いている花が同じ株に同居している。そういうものなのか。まあ,折角きたのだから,今日がピークということにしておこう(笑。
結構な人出だった。木道にしゃがみ込んで撮影しているおじいちゃんとかもいて渋滞なども起こる。休憩場所では,メスティンで調理する方々もいたりして,それぞれのスタイルでニッコウキスゲの咲く湿原を楽しんでいた。ここのニッコウキスゲは3年振りなんだが,3年前に比べて花が少し少なめ?
北海道ではエゾカンゾウというらしい。カンゾウの一種なので,自宅近くで見られるノカンゾウなどの花も似たようなものらしい。
休憩舎に戻って,ランチ。ちょうど正午頃だった。いつものようにカップラーメンとおにぎり。向かいでランチを楽しむご年配の男性二人はザックから保冷バックに入れた肉やら野菜やらを取り出して,フライパンで炒めて,豪華ランチを楽しんでいた。さらに,よく見るとプシュ攻撃,さらにはペットボトルには日本酒らしき液体も,..(笑。う〜む,すごいな。12時半ごろに撤収して帰路に就く。
なでら女房がバス時刻表なるものを発見した。どうも,ラビスパ裏磐梯には戻らずに,雄子沢登山口に出て,そこから定期運行のバスがラビスパ裏磐梯まで走っているらしい。でも,みんなそのルートになると,今日くらいの人出だと,バスに乗れないなんて事態もあり得るかも。何しろ2時間に一本しかないので,乗れないとかなり悲惨な状況になる。ここは安全策で,予定通りまた雄国山を登り返して,来た道を引き返すことに,..。
フィッシュアイコンバータを使ったもの。左に雲間からの磐梯山が見える。
二度目の雄国山山頂で,あ〜,あと5キロもあるのか〜・・と黄昏るなでら女房(苦笑。でも,まあ,ここから先はほぼ下りなので。それにしても,来るときにはあれほどいた登山者が全く見当たらない。どこに消えたんだろう?(笑 下りは何人かに抜かされたが,それにしても,ラビスパから入った人数と戻った人数が合わないような,ちょっと不思議な感じ(苦笑。
こうして見ると,喜多方も田んぼばかりだねぇ。
登山地図にあった「展望あり」はここのところらしい。道の脇の大岩に登ると磐梯山が見える。左の方には木々の間から桧原湖が見える。
道道,余所見しつつ,タケノコを10本ばかり採った。ミソ汁2杯分くらいにはなるだろう。残り3キロくらいからなでら女房が膝痛を訴えて,ペースダウン。騙し騙し歩いて,ようやく,西口と東口との分岐に来た。来たのは東口からだが,地図で見れば駐車場には西口の方が近いようだ。が,ここからの 1.5 キロが結構長く感じた。
途中で見つけた花。初めて見るが,なんという植物なのか?#ウリノキというものらしい。
午後3時にようやく車に到着。出発から7時間。多分,行動時間は6時間以上。歩いた距離は 15 キロ弱くらいになるのではないか。なんだか,右の臀筋が痛い。
さて,汗を流して帰ろうと,ラビスパ裏磐梯へ。一割引のクーポン券で 500 円だった。他の登山客の会話を聞くともなしに聞いて,露天風呂でマッタリ。吹く風が気持ちいい。20分ほど浸かってサッパリした。風呂上がりのコーラが美味い。
3時半過ぎに帰途に。帰りはスカイバレー経由で。途中,少し雨に降られた。白布温泉の「かもしかや」で一本仕入れる。昨日は,孫の食い初めのお祝いが郡山であったが,なでら夫婦は参加を自粛。なので,こちらはこちらでお祝いしようかと「初孫」を購入。そういや,なでら次女のいる街の酒だ。
5時少し前に帰宅。洗濯やら靴の掃除やら。
今日も1日,ご苦労さん!いい山歩きだったな。
かなり腹ペコだったので,洗濯機を回したまま「勝正」へ。煮込みや冷奴やフィレカツをつまみにビールと酎ハイを頂いた。帰宅して,少し追加したら意識を失った。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
なでら男さん こんばんは~(^^)/
長い山歩き お疲れさまでした
それにしても 人が多いのですね~
木道も いっぱいですね
雄国沼は1回だけ行った事がありますが いい所ですね
「ミートテック」夜中に一人でウケて笑ってました~
今度使わせて頂きます~♪
投稿: ふわり | 2021年6月29日 (火曜日) 21時31分
ふわりさん
おはようございます。明け方に一雨あったようですが,今日は概ね曇りで経過しそうです。
やっぱり,行動時間が6〜7時間くらいになると,足腰に結構なダメージが来ますね。
人はかなり多かったですね。関東方面からも多数来てました。以前は金沢峠へのシャトルバスの運行があって,楽だったのですが,今は二本足歩行でしか行けない所になりました。
いや,本当に重石を付けて断熱材巻いて動いているようなものでして,..。^^;
投稿: なでら男 | 2021年6月30日 (水曜日) 06時02分