雄国沼から雄国山へ
起床は5時台。昨夜,なでら女房と協議して雄国沼に行くことになった。桧原湖湖畔の雄子沢(おしざわ)口から沢沿に雄国沼まで3キロちょっとのハイキング道があるので,そこを歩こうと。
昨夜,kindle で読了。上田秀人氏の初期の作品集だとか。ジャンル的には歴史ミステリーと言うのかな?例えば,竜馬を殺したのは実は,..。赤穂浪士の討ち入りは実は,..。なんて話が沢山ある。なかなか楽しめた。
なんだか,朝からお腹の調子が悪く,なでら男が便座にしがみつかれている感じ(苦笑。そんな訳で出発が遅れる。白布峠を超えて,桧原湖湖畔を半周して,「道の駅裏磐梯」でトイレ休憩。
そこで見つけた面白い貼り紙(笑
雄子沢口の駐車スペースは満杯。仕方なく少し先まで行って道端の駐車帯に車を停める。準備して舗装路をポコポコと歩いて登山口(いや,ハイキング道入口だな)に到着。
ラビスパ裏磐梯かぁ。雄国山に登る途中で出会ったご夫婦が,車を停める場所がなくてラビスパ裏磐梯に停車して,そこからピストンで往復だと言っていたっけ。さて,行こうか。雄国沼休憩舎まで 3.3km で標高差 200m ほどらしい。登山口が標高 900m で雄国沼休憩舎が標高 1100m だとか。
いくつかコースがあるのね。八方台から猫魔ヶ岳を経由して雄国沼に入るコースもある。
こんな新緑のハイキング道を歩く。急登とかもないし,比較的歩きやすいので小さな子供を連れた方々が目立つ。左手下からは雄子沢のせせらぎの音が絶えず聞こえて,さらにエゾハルセミのうるさいくらいの鳴き声も聞こえている。歩きながら周囲の樹木を眺めていたが,ブナに混じって,えらくトチノキが多い。なんでこんなに多いのかと訝しむほどに多い。種が落ちて沢沿いを流れて色々な場所で芽を出すんだろうか?
相変わらず花の名前はわからない。下の写真の花だが,なかなか面白い形をしている。6枚の星状に並んだ葉の真ん中から茎が出てその先に白い小さな花が付いている。
ブナの緑は綺麗だなぁ。
1時間ちょっと歩いて(これだけで,なでら男は水を被ったような発汗状態),雄国沼休憩舎に到着。周辺のレンゲツツジが綺麗だ。ちょっとだけトイレ休憩して,雄国沼散策に出発。
今年はコバイケイソウが沢山咲いていた。これだけ咲くのは10年振りだそうだ。咲いたばかりのコバイケイソウを間近で眺めたのは,もしかすると初めてかも知れない。いつも,花の先端が茶色くなったりして,ピークを過ぎた花を見ることが多かった。
ニッコウキスゲはまだ固いツボミ状態だったが,一輪だけ開花しているのを発見。ニッコウキスゲのピークは今月末辺りかな。
なかなか見事だ。確かに,この規模の群生は見たことがない。
ワタスゲも咲いていた。小さな紫のリンドウも咲いていたし,なかなか楽しめた。なでら女房がネットで検索した新聞記事にレンゲツツジが見頃とあったが,湖畔のレンゲツツジはまだ少し早かった。写真の撮り方で騙された感がある(苦笑。
レンゲツツジとコバイケイソウの競演は今週末かな?一回りしたので,休憩舎に戻ってランチにしようと,来た道を戻ったのだが,ん?どう見てもご近所に買い物に来たようなおばさま方がいらしたぞ!金澤峠までのシャトルバスは動いていないと言うことだったけど。休憩舎の管理人みたいな方に訊いたところ,シャトルバスは運休だが,金澤峠まで車で入れるとのこと。6/19 からは金澤峠のへの林道は全て封鎖されるらしい。それにしても,車でのすれ違いも容易でない道なんだが,..。今年も規制するらしい。
さて,ランチにしよう。このセットばかりだな(苦笑。
今日は,このスタンダートバージョンだ!(笑
飯を食っていると,休憩舎の管理人みたいな人(?)が,芝生の上にかがみ込んで何か写真を撮っている。早速,なでら女房がリサーチ。どうやら,小さなリンドウ(フデリンドウ)が咲き始めているらしい。
こんな花である。花の高さは 1cm ほどだろうか。なかなか可憐な花である。うっかり踏み潰しかねない。
1時前に帰路に着いたが,..
現在地から雄国山山頂まで 1.2 km とある。う〜ん,まだ時間はたっぷりあるし,標高差は150m ほど。これは行くしかあるまいと。膝が心配だからと尻込みするなでら女房。ゆっくり行くと言うなでら女房を置き去りにしてせっせと登り始めた。ちょっとだけ急勾配な箇所はあるが30分ほどで山頂に到着。
山頂直下辺りからは雄国沼の全貌が見渡せる。これは素晴らしい。燧ケ岳からの尾瀬沼を彷彿とさせる景色だ。ニッコウキスゲのピークには雄国沼の縁がオレンジ色に染まるんだろうな。また,その頃に来たいな。
山頂には展望台が設置されている。ご夫婦が食事中だった。
三角点。地図によれば,この先に展望があると書いてあったので,先に行ったが何もなかった。そんなことをしてると遅れて登って来たなでら女房が頂上到着。
山頂から喜多方の町並みと飯豊連峰を望む。
磐梯山も見える
レンゲツツジ越しに見る喜多方と飯豊連峰
分岐まで戻り雄子沢の登山口まで戻る。
途中で見たブナの老巨木。樹齢300年以上だろう。雪のせいだろうか,太い枝が折れてしまっている。森の主の風格。
車に戻り,近場の温泉で汗を流して行こうかと思ったが,なんだか日帰り入浴場所を吟味するのも億劫になって直で帰ることに。白布の「かもしか」で一本仕入れてから帰宅。
今日も,ご苦労さん!
クロパパ,今日も番猫,ご苦労さん!(笑
車に戻るときに道端で太いウドを見つけたので頂いてきた。キドサもなく,柔らかいし,えらく美味かった。
そして,「かもしか」で買ったこの酒もえらく美味かった。鶴岡の楯の川酒造の酒だとか。
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