樽口峠に向かうも撤退,不甲斐なさに泣ける
起床は4時半。一日安定に晴れるのは,この連休中で今日だけである。予定では樽口峠アタックであるのだが,..なぜか体調がメチャクチャ悪い。血圧は正常値だけど,なぜか心拍が 70bpm 越え。身体が怠い,眠い,..。当初計画では5時にスタートするはずだったが,あまりの体調の悪さにウダウダと,..。トイレにも数回通った。なんだろ?昨日の夜に山菜の天ぷらを食ったけど,毒草でも入っていたのか?と勘繰ったほどに体調が悪い。さらに,自転車関連も準備不足で,さらにグダグダ,..。結局,コンビニで食料を調達してスタートしたのは7時だった。
走り出してみると,えらく脚が重い。ちょっとした登りで左脚に力が入らない。なんだこれ?と先行きの不安を覚えつつ走ってると,フレームポンプが落下。落下の時に,取り付け部のプラスチック突起が壊れた。ま,なんとかなるので再スタートしたら,今度は何か金属部品が落下した音が,..。車を避けて,拾ってみて,これなんだろう?としばらく考えて,あ,ポンプの口金か・・と。なんだか,色々なことが行くのを止めろと言ってるようで,先行きがますます不安になってきた。止めたほうがいいかなぁと思いつつ,逆沢を登っていると,左脚に力が入らない。踏み込めない。最近,山を歩いていて感じた左脚の違和感が,..。
う〜ん,脊柱管狭窄症が再発かなぁ。腰椎からの末梢神経麻痺に拍車がかかっている感じ。筋力云々ではなくて,神経系統な気がするなぁと思いつつ新蔵峠へ。脚も重くて,調子は今三つくらい。やばい。10% くらいの勾配になると,左の筋力が不足で全く踏み込めない。そして,身体が脚が,..重い。今まであまり感じたことのないほどの絶不調ぶりに次第に気分が沈んでくる。
気晴らしに御伊勢町からの飯豊山を眺めてみる。ボチボチ,この景色の中に赤いトラクターが何台も入る(笑。
菅沼峠に突入。どうにも胸焼けがして,ゲップなどすると一緒に食ったものが出そうな感じ。ヒイコラと登っていると,いつに増して車通りが多い。しかも,関東圏のナンバーもチラホラ。そして,脚の不調でただでさえ遅いのがさらにスピード低下。6キロとかの数字を見ると流石に泣ける(苦笑。這々の体で峠を越えた。
経塚の桜も咲き始めたようだ。この桜,開花がめちゃくちゃ遅いんだよね。
まだ8時半ごろだが,結構車も停まっていて,人が多い。
風があるので,ヤナギは水に映らない。
お腹の調子が悪くて,白川ダムでトイレ休憩。身体は相変わらず重い。どんどん気分は沈む。この辺りですでに2時間近い。まあ,写真撮ったり,トイレ行ったりしてるのでロスタイムも結構あるんだが,..。最盛期だと,九才峠を越えて,叶水の商店のところまで1時間50分くらいだったなぁとボンヤリと,もはや戻らぬ昔日の思い出に浸るなど(苦笑。老人の感傷だな(笑。
まあ,九才峠くらいまでは行ってみるかと,先に進む。登り口のゲートは閉まったまま。まだ開通前だ。山菜採り目的らしい軽トラに乗った二人組の爺さん達がこじ開けようとしていたが叶わず。自転車なら行けるよと言われて,自己責任で先に進んでみる。経験上,この時期はすべてのロードクリーニングまで終わっているはず。進んみれば,案の定綺麗なものだった。落ちた枝も小石も綺麗に掃除されていた。さっさと開けろよ。
途中から見える飯豊連峰
いつもは,この九才峠は急勾配箇所もほとんどなくて楽チンなのだが,今日は,..。一番急な箇所(精々8%くらいじゃないかな)でやはり踏み込めない。足首の角度が維持できなくて踵が落ちてしまう。なんてこったい,..。
頂上手前で振り返ると,ブナの新緑と春黄葉の対比が美しい。
頂上到着。ここから先は小国町だ。その看板と前方のブナの新緑を未練たっぷりに眺めて撤退決定。ここまでで2時間半近い。
さて,どうしようかと降りながら考える。ああ,そうだ,例の展望台に行ってみるかと思い付く。往路は地味に強めの向かい風だったが,復路は追い風になって脚の劣化振りを束の間忘れさせてくれる。
橋を渡って,登り口に向かう。路面に落ち葉やら小枝やらが散乱してはいるものの雪はすっかり消えたようだ。登り口からピークの分岐まで 1.5km ほどだと思うが,所々 15% くらいあるんじゃないかと思う箇所もあって,やはり左脚がネックになって苦しむ。最後の未舗装のジープロードを自転車を押して進む。ちょっとぬかるんだ部分には車の轍があった。
到着。相変わらず,素晴らしい眺望だ。まだ,10時半ごろだが,5時台に朝飯を食っているので少々腹も減ってきた。ここで景色を眺めつつランチにするか,..。
せっかく色々と運んできたのだが,..。四阿は陽が当たらないので,結構強い西風が吹いていて,少々寒い。ここでノンビリとランチ。
展望台からの飯豊連峰と山々の名前。倉手山の場所に驚くなど。
飯豊連峰と中津川集落。中津川集落は飯豊連峰の麓の置賜白川の扇状地に広がったという表現でいいんだろうか?それにしても,いつからか,ここに人々が移り住んできた経緯って,..。そんなことを考えつつ,ランチを終えた。さて降りるか。
ジープロードの途中から白川ダム湖畔公園を眺めると,..あれ?なんだか車がメチャクチャ増えてないか?前方では,立ち小便しつつ,ずっと腰の熊鈴を鳴らし続けているおじいさんが,..(苦笑。そんなに神経質にならんでもいいと思うんだけど,..。そして,こんな山の中で一人で歩いているのにしっかりマスクだ。車で来たんだろうと思い降っていくと,やはりピークの分岐に車があった。足で登ってこいよ!(笑
さて,帰るかと白川荘に向かうと,..。
なんじゃぁ,こりゃぁ〜〜!!右側は白川荘から水没ヤナギを眺めるポイントの先まで延々と続く路上駐車。左の列はひっきりなしに来る車の列。すでに渋滞状態だ。関東ナンバーの車も多く,東京23区のナンバーもある。何考えてるんだ?こいつらは!来るんじゃねぇ〜・・家にいろ!とボヤきつつ先に進む。手ノ子方面のT字路でも渋滞。
橋から見下ろせば,..。こんなのも楽しそうだなぁ。
経塚の桜,アゲイン!(笑 朝よりも咲いている感じだ。
この先で降りてきたサイクリストと挨拶したら,あれまぁ,お久しぶりの青木くん。時刻は11時半ごろかな。この時間から樽口峠に向かうとか。誘われたが,今のなでら男の脚では帰りは明日になってしまう(苦笑。そういえば,彼も還暦を迎えて初孫もできたとか。お互い年取ったなぁと。なんでも,昨年はクロアチア辺りを走る計画を立てていて,チケットまで取っていたけど,ウィルス騒ぎでダメになったとか。しかし,ホテルの予約とか格安チケットの予約などをすべて自分でこなす辺り,もはや只者ではないな。70歳になったら PBP(パリ〜ブレスト〜パリ)を走って引退するなんてことも。誘われたが,丁重にお断りした(笑。
こんな景色を眺めつつ20分ほど立ち話をした。その間もひっきりなしに通る車。別れてから菅沼峠を登ったが,下りで渋滞。もう,アホか!?という感想しか出てこない。
降って,小松方面を経由して帰途に。
今は,こんな風に苗代作って稲の苗を育てるところが少なくなった。なでら男が子供の頃はすべてこんな感じだったけど。
サクランボの花も盛りは過ぎたようだ。
羽山神社付近の春紅葉
また,月山が結構クリアに見えている。天気が崩れる前兆らしい。
1時半過ぎに帰宅。コッピの助(愛称)に「樽口峠に連れてってやれなくて悪かったな」と。コッピの助は「いやいや,もう何度も行ってるからお気になさらずに」と(笑。しかし,20年近く前に初めてチャレンジして,日没コールドで撤退してから以降,初めての撤退経験。調べると,2年前にもちゃんと辿り着いている。情けなくて泣けてくるわ(哀。
それにしても,この左脚の状態は困った。これでは,きつい登りのあるコースはかなり難しいことになる。例年,今頃から始まるワラビ練も無理かも知れない。さてさて,どうすればいいのか,..。
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