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2021年4月25日 (日曜日)

なでら男,斜平スカイツリーでランチす!

 起床は6時ごろ。今日は天気が悪い予報だったが,それほど悪くもない。今日もなでら女房は仕事で,なでら男はお休み。さて,何をしようかと暫し思案。やりたいことは山ほどあって,それを様々な条件で一つずつ消去していった結果,残ったのが里山歩き。よし,斜平山の上で昼飯を食おう。山菜も少し採りたい(笑。

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 朝飯で頂いた,昨日実家からもらってきたワラビ。実家のお袋のアク抜きがダメで,昨夜,なでら女房が再度アク抜きをした。初物。東を向いて笑うなり(笑。

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 庭のコシアブラの芽はちょうど食べ頃に。今日の山歩きは,コシアブラ採りも目的の一つ。

 午前9時過ぎまでウダウダと「シューイチ!」なんぞを眺めてから行動開始。まず,セブンイレブンで食材調達。と言っても,カップラーメンとおにぎりを買っただけだけど。

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 セブンイレブンの帰り道に眺めたトチノキ。葉っぱが綻んできた。そんな表現がぴったりだ。

 さて,荷物をどうしようか?と暫し思案(笑。いつものようにカメラバッグだけでは食材やガスバーナーや水が持てない。え〜い,いっそのことモンベルの 30L のザックにするか。これなら以前に買ってまだ使っていない「折り畳みのイス」も持っていけるし。ということで,里山のハイキングなのに6キロほどの荷物を背負うことに。水もたんまり入ったので,結構重い。そして,麓までの移動はママチャリだ(笑。

 旧愛宕小学校のトイレ脇にママチャリを止めて,そこから歩き出す。いつもワラビ練に使う,りんご畑脇の林道は通らずに,右側からの,昔マウンテンバイクで散々走り回ったコース沿いに。もう,我々が山で遊ばなくなって手を入れる人間がいなくなったので,まともに歩けないほどに周囲の雑木がはびこって来ている。ま,もう10年も経てば元の「山」に還るだろう。

 足元は里山程度と舐めきって「長靴」をチョイス。でも,この長靴,今年の冬にワークマンで買ったものだけど,全体的に柔らか目で,底も柔らかい。なので,傾斜面などの踏ん張りが必要なところで微妙にグニャリと変形してバランスが悪い感じだ。なるほどなぁ。こういう低山ハイキング用にもう一足気軽に履ける靴が欲しいな。ローカットだと,どうしても落ち葉とか木切れなどが入りやすいのでミドルカットくらいの奴を,..。

 なんてことを妄想しつつ,薄曇りで弱い日差しの山道をブラブラと歩く。

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 山桜とか,..

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 タムシバ(多分)は今が盛りだ。この山,こんなにタムシバ多かったのか。気の早いワラビも数本見つけたが,これっぽっち採ったら怒られる(誰に?:笑。

 山道を歩きながら,昔,この斜面を散々マウンテンバイクで登ったなぁとか思いつつ,あの当時はここいらにタラの木があったなぁなどと林の中を覗いたり。無論,お目当の木はもうない。

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 ショウジョウバカマも今が盛りだ。

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 お,ウスバサイシンだ!なんて思って写真を撮っていたら,山菜採りで山歩きをして来たらしい老夫婦にお会いした。ポリ袋にコシアブラらしきものがたんまり入っているじゃないか。「さっき,カモシカに会ったよ」と。まあ,珍しくもないので「そうですか」程度で(苦笑。

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 このウスバサイシンという植物は草の根元に花を付ける,ちょいと変わった奴。多分,アリとか,地表を動き回る昆虫たちが受粉を請け負っているんだろう。そして,これはこの地域に生息しているヒメギフチョウの食草でもある。

 今は荒れ果てたカタクリ園の跡地を眺める。まだ,カタクリの花はたくさん咲いていたが,倒木やら生え出した雑木やらで,ここもあと数年したら雑木の日陰でカタクリは少なくなるだろう。いっとき,カタクリ祭りとかで盛り上がっていたものだが,いつかしら下火になって今はもう完全に手入れもしなくなったようだ。熱し易く冷め易い。うまい企画には乗りたがるが自分では積極的に動きたがらない。そんなこの地の人たちの特質のようなものに一抹の寂しさを感じたカタクリ園「跡地」だった。

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 ブラブラ歩いて辿り着いた七曲の登り口。ここまでで,少しだけコシアブラが採れた。この道標も朽ち果てたなぁ。これもそろそろ新しくするといいねぇ(誰が?:笑。

 さて,持って来たデジイチでカタクリの花を撮ろう。これも今日の山歩きの目的の一つ。セクシーな株を探さねばな(小泉大臣風に:笑。

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 もう,至る所カタクリだらけで,カタクリを踏まずに移動するのが難しいほど。この花が終わるとワラビの季節なんだよな。

 すでに生え始めているバラのトゲに悩まされつつ,七曲の斜面を登る。気が付くと,手の甲に血が滲んでいたり。カタクリは大分上の方まで咲いていた。日陰に咲くユキツバキとか日陰にわずかに残る残雪とか,そんなものを眺めつつ尾根道まで。2箇所ほど倒木を乗り越えないといけない箇所があった。

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 尾根に出た。結構きつかったな。汗びっしょりだ。最近は,この尾根路を歩くのは冬がほとんどなので,なんだか景色が違って見える。今年の冬にここを歩いた時には,この道標は雪の下だった。ブラブラと尾根路をテレビ塔方向(南)に向かう。尾根には雪は全くなかったが,意外に風が冷たい。

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 斜平スカイツリーの手前に来ると,こんな新しい道標が設置してあった。「ノブ覗き」とある。どういう意味だろうか?栂峰と飯豊連峰が綺麗に見える。ここまで道標を運んで設置作業をされた方々,お疲れ様でした。多分,穴を掘るだけでも大変だ思う。

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 着いた!飯豊連峰には少し雲が掛かっているけど,雲一つ無いよりも,こんな感じが最近は好きだ(笑。

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 なるほど。標高 634 mなので「むさし」か。

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 飯豊方面は少し雲がかかってしまった。いくら雲一つ無いよりと言っても,見えないことには話にならん(苦笑

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 なので,見えているときに撮ったデジイチ編を(笑。まず,飯豊連峰。

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 栂峰

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 両方

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 米沢市街

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 道標の根元には,こんな洒落たものが置いてあった。山形県の形は人の横顔に似ているので,よく図柄に使われるが,それを使っての「山歩きをする人」といったところだろうか?小石に彩色した作品らしい。なかなか面白い。

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 さて,今日の目的の一つのランチにしよう。このイス,実は買ってから初めて使ったのだが,いや,買って正解。実に快適だ。今までシートを敷いたり,腰を下ろせる場所をなんとか探したりしていたが,当たり前だが,そんなことが不要になった。やはり,飯は腰を下ろして食うものだ(ここでは立ったまま,あるいはウンコ座りで食ったことが何度もある:苦笑)。これはなでら女房にも一つ買わないと(笑。

 椅子に座って米沢の街並みを眺める。振り返れば,栂峰やら飯豊やらが見える。市街から視線を転ずれば,農道を走っている車が見える。そろそろ田んぼにトラクターが入っている。ああ,あの辺の農道で星の写真撮ったなぁなどと色々と思いつつ,..。お,お湯が沸いた。「Hey, Siri!3分計って!」(笑

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 カップ麺には途中で採ったコシアブラと小さなタラの芽を放り込んだ。美味し!

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 これ,新しい製品みたいなので買って来たが,結構イケるな。泡立つ飲み物も持って来ればよかったな(笑。

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 次回は,レンゲツツジの咲く頃にまた来るか。30分ほどのんびりしてから撤収。来た路を戻る。途中でソロで歩いている女性とすれ違った。もっと人がいるかと思ったが,尾根路で会ったのは,この女性ハイカー一人だけだった。

 登って来た七曲を降りる。急勾配の下りでは,長靴の中で足が動いて,足先が中で靴に当たって,痛い痛い。流行りの女子高生シンガーの歌を真似て「イッテェ〜,イッテェ〜・・イッテェ〜〜〜わ〜〜」なんて口ずさんでみたり(笑。

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 下る途中で見るカタクリ越しの西吾妻「白馬の騎士」

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 登り口にある謎の物体。トラックの荷台のようにも見える。一体誰がこんなものをなんのためにここまで運んだものか,..(苦笑

 登り口まで降って来てから水平移動で元キャンプ場まで。ここで今日の目的の一つ「コシアブラ採り」をしようかと。もう,誰も使わなくなって20年ほども経つだろうか?雑木がはびこって動きづらいことこの上ない場所なんだけどね。で,動きまわるうちに,倒木の枝とかセンノキのトゲであちこち傷だらけに,..。でも,かなりの量が採れた。今夜は「ヌタ」だな(笑。

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 キャンプ場からいつもの林道に戻る。途中に酔狂な方の持ち物の山小屋がある。ずいぶん昔は,伝手を頼って,その方から山小屋を一日だけ拝借して,秋に芋煮会などをやったものだった。春にそば打ち宴会もやったな。その山小屋も持ち主がいなくなったのか,荒れ放題になっていた。何年か前に備え付けの薪ストーブの煙突の補修のために梯子を常設したりしたようだったが,雪の重みで煙突の上部が潰れたようになっていた。板壁も何か動物が穴を開けて入り込んでいるような跡が見受けられた。みんなこうして自然に還っていくものか,..。

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 落葉松も芽吹いて来た。ここで北天グルグルと思い続けているのだが,なかなか実現しないな。こんなところに1時間とか夜中にいるのはどうにもこうにも,..(苦笑。

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 お,エンレイソウ発見。そういや,これの群生地があったな。どんな状態になっているのか,チェックし忘れた。

 降っている道はいつもワラビ練でマウンテンバイクで登っている道である。来月のワラビ練のチェックも兼ねている(笑。降っていくと,いつも雪解け水が染み出してドロドロになっている箇所が,今年は輪をかけてドロドロの状態に。ここを走るのはイヤだなぁ。なおかつ,倒木まであって,これではワラビ練が難しいではないか。水を逃がす水路のパイプでも埋めればいいのかな?溝を切って水を流すようにしているけど,追い付いていないようだ。ここで二人目の女性ハイカーと遭遇。山菜採りかな?

 ドッグランの駐車場には4台ほどが駐車していた。さらに,下から女性二人組が賑やかに登って来た。ドッグランのあるエリアでは山菜でも探しているような方がチラホラ。ワラビを数本発見しているので一番早いのがもう出ているのかも知れない。でも,採れてもせいぜい一掴みくらいだろうな。さて,帰ろう。時刻は1時半ごろ。

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 こんなに採れてしまった。

 さて,一旦シャワーを浴びて落ち着いたのだが,なんとなく温泉に浸かりたくなった。せっかくなので,白布温泉に行こう。そして「かもしか」で一本仕入れて来て,今夜,山の恵みを肴に頂こうと考えた。何か素晴らしいプランのように思えてきて,ウキウキしてきた(笑。調べると,西屋の日帰り入浴の受付は3時半までらしい。十分間に合う。

 車を走らせていると船坂手前辺りから雨が落ちて来た。あれまぁ,聞いてないよ。2時40分ごろに西屋に到着。

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 久しぶりだな。ここの看板猫が全国9位になったとか。うちのミミの兄弟猫なんだよね。

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 他に客がいなかったので,セルフタイマーで満足そうななでら男を撮影(笑

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 この打たせ湯で肩と腰を3セットほど。いや〜,気持ちよかった。3時半ちょっと前に西屋を出た。

 帰りに「かもしかや」に立ち寄って,今夜の一杯を物色。品揃えが良すぎて目移りする。昨日,実家からの帰りに「米鶴酒造」の写真を撮ったりしたことを思い出して,米鶴の酒にした。それにしても,これだけの品揃えと保存状態の良さであれば,街中に店を出したらもっと売り上げが伸びるのではなかろうかなどと,下世話ななでら男は妄想してしまうのだが,白布温泉で営業していることは何か拘りがあるんだろうか?でも,昨今ではネットを通じての通販の売り上げもかなりあるらしいので店の場所はあまり問題にならないのかも知れない。何れにしても,この名店,末長く元気な店でいてくだされ(笑。

 店を出て帰途につくと土砂降りの雨。なんなんだ!?

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 下界に降りたら雨が上がった。そしてでっかい虹が見えた。

 ビールなどを飲みつつ,コシアブラの下拵えをして,なでら女房の帰りを待つ。食材を色々と頼んだ。

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 そして,コシアブラとタコブツのヌタ(酢味噌和え),天ぷらなどを肴に米鶴を呑む。至福だ!!山歩きができたし,カタクリの写真は撮れたし,斜平スカイツリーで昼飯食えたし,コシアブラも沢山採れたし,滝湯西屋で風呂入ったし,かもしかで酒を買ったし,..。いや,いい休日だったな。

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