今年二度目の山は南蔵王縦走路
起床は3時半。今日は今度の土曜日の振替休日を取ったのでお休み。で,なでら女房と山に行こうということになった。予報では午前中一杯は天気がいいようだ。昼からは曇りの予報。曇りということは山の上ではガスに巻かれるということで,景色などは期待できないことになる。で,できるだけ早く出かけようということになって,この時刻からの起動となった次第。
雲間から月と金星の接近の様子が見えたので,忙しい隙間を縫って取り敢えず押さえておく(笑
5時に出発。この時間なら下道でもそう変わらんだろうと高速には乗らなかった。蔵王エコーライン前のコンビニで食料を調達して,エコーラインピークの県境に着いたのは6時半前。登るにつれてガスが掛かって,着いた頃には辺りは真っ白け。まあ,そのうち晴れるだろうと準備をして6時40分過ぎにスタート。あ,早かったせいか,一番いい駐車場所を確保できた。それにしても,気温が低い。手袋をしていないと手がかじかむ。
今日は,なでら男はてっきり水引入道に登ると思っていたが,なでら女房は不忘山まで行く積りだったらしい。事前打ち合わせの不徹底だな(苦笑。
だって,こんな雑誌を散々眺めて決めた「水引入道」なんだから(苦笑。
立ち込めるガスの中,立ち枯れのアオモリトドマツの中を行く。
寒い!でも,まあ,歩いているうちに暖まるだろう。
常緑のシャクナゲはすでに来年の花芽を付けている。
前山の辺りから,少しずつガスが晴れてきた。
青空が見えたりガスが立ち込めたりを繰り返す。
杉ヶ峰を降り,芝草平辺りでようやくガスが晴れた。
芝草平の草黄葉はもう終わっていた。
ここから屏風岳に登る。屏風岳の手前で本日のお目当の水引入道の紅葉を眺める。
右が水引入道。
池塘の近くの赤のワンポイントが印象的。
こちらが FUJI X-T1 で撮影したもの。どうも,見た感じに写ってくれない。
蔵王は常緑樹の緑のベースに赤やオレンジや黄色を散りばめているといった感じで,それが綺麗に出せない。いや〜,難しいな。
さて,ここでてっきり水引入道に登るかと思えば,そのまま先に行くとか。昨年,登山道整備をしていたおじさんに聞いたところ,水引入道へのコースはあまりお勧めできないと。なので,紅葉を眺めるだけにして,昨年は時間切れで行けなかった南屏風岳とか不忘山に行こうということらしい。まあ,いいかとなでら女房に従うなでら男。今日はずっとなでら女房の後塵を拝している。なんだかそこそこ歩けるようになって来ているのではないか?
屏風岳の先に進めば水引入道の反対側の斜面を見ることができる。
同じ景色を TG-5 で。違うなぁ。
緑のベースに赤,オレンジ,黄色の点描画のような紅葉
ちょっとしたがれ場が続く登山道
南屏風岳を過ぎて,さらにその先の小ピークへ。南屏風から見たときは,てっきりこれが不忘山?とか思ったりしたが,..。不忘山は,この小ピークの先だった。で,小ピークでちょいと考えて,ここから引き返すことに。時刻は10時半過ぎ。
小ピークからの不忘山。なでら男の出身高校の校歌にも歌われている不忘山(現在は,女子校と統合されて校歌も新しくなったようだが)。ピークに立ってみたいという願望はあったけど,ここから眺めるコースには鎖場などもあり,なでら夫婦の足では往復で1時間以上は掛かるだろうと思われた。ピークを踏んで,ここまで戻って12時過ぎと考えると車まで戻るのは,3時から4時ごろになってしまいそうだ。本来の縦走コースの終点の硯石までならここから2時間もあれば行けるだろうけど,..。水平移動しつつ,いくつかのピークを越える縦走路のピストンは,ここまで掛かった時間と同じだけの時間が帰路にも掛かる。今から戻っても2時過ぎだろうし,..。ということで潔く撤退を決める。なでら女房の膝も懸案事項だったし。
ここからの眺めも素晴らしいな。不忘山山頂からの眺めはもっといいらしい。ただ,次第にガスが出始めている時刻であり,どうなるかはわからん。まあ,来年の課題ということにしておくか。山は逃げない(というのは嘘で,加齢による我々側からの逃げが始まっているのだが:苦笑)。上の画像には二人組の登山者も写っている。
オリンパスの TG-5 の画像も貼っておこう。やはり,大分違うなぁ。もっとも,少し強調はしているんだけど。
取り敢えず,不忘山をバックに,来年こそ登るぜ!(笑
戻り始めて,女性のソロハイカーとすれ違った。「もう,直ぐそこじゃないですか」と言われたが,どうもこの女性とはスピードがまるで違う感じ。少し話して(なでら女房が),「じゃ,行ってらっしゃい」と別れた。案の定,帰りの芝草平で休憩しているときに追いつかれた。速いなぁ。自転車のツーリング(ブルベのようなものも)もそうだが,高いベーススピードは何よりの武器だなぁ。コースの選択肢が広がるからね。
この時刻から結構な人とすれ違った。白石スキー場から登り,水引入道〜南屏風岳〜不忘山〜白石スキー場の周回コースというご婦人もおられた。なるほど,そのコースもいいなぁ。ご婦人によれば5〜6時間とか(なでら女房がその後地図で調べて,そんな時間では無理と)。そして,午前中は晴れ間が出ていた天気も次第にガス一辺倒に,..。
すっかり色が抜けた茶色のリンドウ
このキノコがやたらに生えていた。なでら女房に「食えるのかなぁ?」と訊くと,「食えない!」と一言の下に。「知ってるのか?」と訊くと「食えるなら,こんなに残っていない」と再び一言の下に。なるほど,ごもっとも!(笑
秋に山で見る花は皆色が抜け落ちた感じのもの。なんていう花だったのかは不明
ちょっと自然の厳しさみたいなものを表現してみたくて白黒にしてみたが,..ダメだな(苦笑
屏風岳のベンチ(らしきもの)で昼飯にすることに。お湯を沸かしてなでら男はカップ麺,なでら女房は豚汁でコンビニお握りを食す。ここで郡山から来たというデカイ三脚を担いだご老人と話をした。「いい写真撮れました?」と訊くと,「ガスっていてダメだ。スマホでしか撮ってない。せっかくデカイカメラ持ってきたのに」と。「また来年だなぁ」と。気持ちはわかる。その方は,少しだけ粘るとかで水引入道が見える場所まで行った様子。そしたら,ついさっきすれ違った青年が戻ってきて,「もう天気が良くなりませんよね?」と訊くので,「多分,午後からは回復しないと思います」と。GPV の予報でも昼頃から雲が出てあとはずっと曇り予報だった。それもあって不忘山を諦めたのだが。青年も「もう,今日は諦めた」と帰って行った。飯食って12時ごろに出発。
芝草平で小休止。と,不忘山の手前で会った女性がもう降りてきた。やはり,えらく速い。我々に比べて身軽そうだもんなぁ(苦笑。なでら女房と「もっと体重落とさないとダメだなぁ」とブツブツと,..(笑。
これはアザミである(笑
こういうアクセントは目に楽しい。
前山まで戻ってきた。あと,30分くらいかなぁ
前山からの下りのガレ場の辺りから素晴らしい紅葉が見えた。朝はガスで見えなかった景色だ。
こちらが TG-5 によるもの。う〜む,オリンパスの勝ちなのか?
ぼちぼち終盤
もうしばらくすると雪が降るんだろうなぁ
避難小屋のトイレに立ち寄った。
終了。さて,温泉にでも浸かって,..と思ったら,あ〜〜・・風呂セット忘れた(泣。結局,汗まみれのままで車を運転して帰宅。
エコーラインの上の方もなかなか綺麗だったな
泥だらけの靴やスパッツやポールを綺麗にして,本日の遊びを終了。
ビール呑みつつ,文庫読みつつ,風呂で汗を流した後は,さて,今日を締めくくろう!
大変美味しゅうございました。ご馳走様でした。帰りは本屋に立ち寄り,文庫本を仕入れてから帰宅。9時過ぎに就寝。
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