磐梯山の山頂に立つの巻
起床は6時頃。比較的スッキリしている。朝飯の時に,なでら女房と「磐梯山に登ってみないか?」という話になる。何事も行き当たりばったりの「なでら家」なのである。西吾妻山には黒い雲が掛かり,山頂付近は見えない状態で,ちょっと空模様が心配。だが,GPV 予報によれば,雲は早い時間に南東の方向に流れるようで,昼前から晴れてきそうだった。なので,8時頃に出発。途中では小雨なども降っており,テンションは下がるが,最悪ドライブでもいいやと,..。
初心者なので,一番お手軽なコースということで,ゴールドラインのピークの八方台からの山頂往復コース7キロをチョイス(実際に歩いてみると,結構しんどかったけど。ガイドブックによれば中級とか)。朝方に結構雨が降ったようだし,雲も多めだったので,これならあまり登山者も多くなかろうと高を括っていたら,..。上の駐車場,満杯で,猪苗代側に少し下った第二駐車場に車を置く。それにしても,凄い登山者の数だ。準備して登山口まで移動。時刻は 10 時少し前。
一応,入山カードなどを書いてみる。
ブナ林の中の登山道を進む。青空が見えてきて,次第に気分は高揚する。
やがて,開けた場所に出る。以前は温泉があったらしい。付近は,所謂,火山性ガスの臭いがする。長居するなとの看板もある。真っ正面に磐梯山が見えるはずだが,まだ雲が晴れてこない。前線通過後の風が強いが,空の青い部分がドンドン拡がっている。
こんな道を進む。結構な段差があり,ずっとスクワットを繰り返しているような感じ。結構キツイ。新潟方面の山愛好会(山岳会というような雰囲気ではなかった)やら茨城からという団体の方もいる。バスを仕立てて来たらしい。結構高齢の方も多く,ゆっくりしたペースで着実に進む辺り,ベテランのオーラが,...
それなりにシンドイ。途中で,なでら男の靴のソールが剥がれるアクシデント。しかも,両側が剥がれた。安物だからなぁ。なでら女房に至っては眩暈がして歩けないとか言い出してへたり込むし,..。大丈夫なのか?
ようやく四合目の弘法清水に到着。様々な登山口からの合流点でもあり,小屋があって食事もできるとあって,凄い人出だ。ここから 500m ほどで山頂(なぜか五合目が山頂だとか。昔々,3千メートル越えだった時代の五合目という説もあるらしい)なのだが,なでら女房は大事を取って小屋で待つことに。なでら男だけが山頂に向かう。なでら女房は小学生の頃に義父に連れられて山頂に立ったらしい。小屋のおばさんに,ガムテープと紐をもらって,靴のソールの応急処置をする。まあ,これでなんとかなるんでないかな。
ここからはわずか500mほどで標高差が 200m という急勾配。道は狭く段差がかなりあり,しかも,登る人,降りる人多数で大渋滞。
途中では,こんな景色が見られる。1500m 以上だとかなり色付いているようだ。
西吾妻の方向になるのかな?
さらに高度が上がって眺望が一段とよくなる。これは病みつきになるな。
そしてついに磐梯山頂上。かなり風が強く,汗が冷えて寒い。猪苗代湖の方角を望む。
これはなんていうんだろう?
頂上の三角点も確認。新しいなと思ったら,新しい三角点だった(笑
会津方面かな?風を避けて,この小屋の陰で昼食を摂る人も多かった。
パノラマ。
頂上にも立ったし,写真も撮った。昼ご飯は弘法清水でなでら女房と摂ることにしてさっさと降りる。登るよりも降る方が脚に負担がかかる感じ。そして,相変わらずの渋滞状態。なでら女房の待つ弘法清水に戻った頃には、所謂「膝が笑う」状態に(苦笑。小屋で豚汁を注文して持参したおにぎりなどを食す。疲れた身体にしょっぱい汁物が殊の外美味い!!補給も済んで,少しだけマッタリしてから,どれ,それでは降りますか。
桧原湖
ここはなんていうんだろう?
これが晴れたときの温泉跡。右手の赤い山が磐梯山(だと思う)。ここで片方の靴のソールが完全に剥がれたので,面倒なので取り去る。左右で少し高さが違うことになった。
降りは,太股がフルマラソンのときの 35km 過ぎ辺りのような状態になって痛くて仕方がない。ようやく,午後2時半頃に八方台に到着。ホッと一息吐いて,後片づけしてから帰途に。当初は,喜多方方面を経由して,..なんて考えていたけど,疲れて面倒になったのでスカイバレーを超えて戻ることに。
帰りの西吾妻からの磐梯山
スカイバレーのピークからの天使の梯子
という訳で,初めての磐梯山登山はなかなかしんどかったが大層愉しめた。次は,どこに行こうかな(笑。それにしても,脚が痛い,..(苦笑。
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