朝からエンヤコラは今日も続く【立春に二年振りの雪下ろし】
起床は5時半。降雪はゼロ。あの忌忌しい作業音を聞かないだけ,清々しさは倍増の朝。思わず,窓を開けて「コケコッコ〜〜〜!」とか叫びそうになる(ウソ:笑。
本日の米坂線下り始発列車米沢発坂町行き。本日の乗客は3名ほど。
圧雪路面でツルツル
やがて晴れ間が出てくる。今日は雪下ろし日和だ(棒。なにしろ,立春である。暦の上では春なのである。
9時頃からボツボツ作業開始。これからの3週間くらいの天候によっては下ろさなくてもいいかなぁとチラリと考えもしたが,ここは安全策を採るのが大人というもの(笑。おっさん付きのスノーダンプがカーポートと車庫の屋根の上で暴れ回ることになる。
メートル級の積雪を経験したことのない方々には作業手順とてピンと来ないだろうが,まずはこうなる。ハシゴで取り合えず屋根の上に立つ。下からスノーダンプとアルミのスノースコップを受け取る。まずは,自分の周囲 1 m x 1 m くらいの雪をスコップで落とす。場所としては,四角な屋根の角の部分であることが望ましい。そこから,屋根の縁の部分を確認しつつ(雪庇状態で雪が張り出している場合があるので,不用意に雪の縁に近づくと落ちることがある) 50 ~60cm くらいの幅で一列落とす。で,ここからが本番。
ここまでは,まっさらに雪が積もった四角な屋根の一辺に,その辺に沿って幅 50cm ほどの雪を落とした箇所が溝のように出来たという状態。次に,雪を落とした部分に平行に幅 40cm ほどでスコップを突き刺しながら切り込みを入れる。次に,この辺に沿った長い切り込みを 40cm くらいの長さに切り分けて行く。これで,40cm x 40cm x 70cm(これが雪の深さ)のブロックがいくつも並んだ形になる。これを一つ一つスノーダンプで運んで下に落として行くのである。
こんな感じである。前回の大雪と今回の吹雪きの境目がはっきりわかる。
作業中の様子。雪の締まり具合から考えて,この雪の密度はおおよそ 300kg/m^3 前後とすれば,ブロック一個でおおよそ 30kg 前後(もう少し軽いかも)くらい。これを方向と距離を考えてバランスよく下に落として行く。腕,肩,頚,腰に少なからぬダメージを受けるなり。
ときどき手を休めては周囲を眺める。雪が止めば現れる自転車野郎。いとおかし(笑。それにしても他所のお宅のカーポートの上の雪は少ないように見えるが,我が家のカーポートが家の東側に位置するのが問題なのか(西からの季節風で東側に吹き溜まりが出来やすい。雪庇も東側に伸びる)。
1時間半ほどでカーポート終了。次に車庫の屋根の飛び移る。
こちらも同様に作業は進む。途中で水ボトルを差し入れしてもらう。
残り一列。なんというか,トウモロコシを一列ずつ奇麗に食べてきて,残り一列という気分。プチ達成感というか,やり切った感があるな。で,無事に終了。約二時間半の作業だった。うずたかくなった雪の山に屋根の上から飛び降りて作業終了。
その後,シャワーを浴び一休みしてから,エネルギー補給のために1時頃に阿波屋さんへ。
今日は赤ミソバターラーメンを頂く。多分これでメニュー(表の)コンプリートだと思う。優しい味噌味で美味しゅうございました。ご馳走さまでした。
写真撮る前に,なでら女房があっという間に二口ほど食ってしまった鶏ハム丼。相変わらず,絶品でした。本日も大変ご馳走さまでした。来週も病院に行かなければならないので二杯汁完倶楽部の例会は欠席となってしまいます。残念無念でござる。
腕,肩,頚,腰に結構なダメージを受けてしまった。手をニギニギすると,腫れぼったいような感じで,握力がなくなっていることがわかる。これで今年は最後の雪下ろしになることを祈る。
帰宅して,ビール呑んで昼寝。
夕方に晴れ間に月が見えた。上弦の月。月齢 7.4 くらい。
ちょっと露出を長目にしたら地球照がかろうじて写った。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
なるほど雪かきの要領が分かりました。きちんとブロックにして片付けていくんですね。これ、スコップで深い穴を掘っていくときと似ています。土を崩さないようにしながら、ひとスコづつの塊にして掘っていくんです。崩すと土の量がどんどん増えていき効率的な作業でなくなってしまうのです。先人の知恵は穴掘りにも雪かきにもちゃんと生かされているんですね。
おっしゃるように、よそ様の車庫やらカーポートの雪はそんなではなく見えて・・・ちと悔しいですね。
雪かきの重労働、ご褒美のラーメンもことのほか美味しかったはずです。ご苦労様でした。
投稿: koji | 2017年2月 5日 (日曜日) 09時38分
これはまた大変な作業ですね~。ご苦労様です!
こんなに積もってもなんともないカーポートも凄い。こちらとは出来が違うようですね。
この雪の路面をママチャリが普通に走ってるのも凄過ぎます!(゜o゜)
投稿: へばな | 2017年2月 5日 (日曜日) 21時07分
koji さん
きちんと同じ重さのブロックに切り分けて,一つ一つ運びます。なので,スコップよりもむしろ大型の包丁のようなものが適してます。こちらには,20cm x 40cm くらいの厚さ 1mm 弱のステンレス板に柄の付いたものが売っているのですが,これは「雪庇切り」というもので,屋根から張り出した雪庇を大きくなる前に下から切り落とすための道具です。これのでかい奴が売っていればもっと効率的に作業できるかも知れません。
大汗かいた後の味噌ラーメンは殊の外美味しゅうございました。^^;
投稿: なでら男 | 2017年2月 5日 (日曜日) 21時33分
へばなさん
このカーポートは雪国仕様でして,1.5m までの積雪に耐えられます。ですが,問題は「雪の締まり具合」でして。雪は降った直後からやや融けて深さが変わった程度に応じて,その密度が変化します。なので,雪の深さよりも1平方メートル当りに掛かっている重量が問題になります。経験的に, 1m が作業を決心する数値になっています。
ママチャリは雪が止めば出てきます。^^;
投稿: なでら男 | 2017年2月 5日 (日曜日) 21時36分