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2016年10月31日 (月曜日)

おっさんの深夜道楽

 目覚めたのは午前0時過ぎ。外を確認すれば,奇麗に星が見えている。さて行くか!どこに行こうかと少し考えて,いつもの田んぼ農道ではなくて,舟坂を超えて関まで行くことにする。

 いつもの田んぼの脇に陣取り(いつでも撮影場所は田んぼ脇だな),軽く修理をしたスカイメモを設置。極軸を合わせる。カメラをセットして,その他諸々のことをやっていると数分経過。極軸を確認すると,北極星が指定の位置から僅かにズレている。3つの星で合わせているので,1時間くらいは全く位置がズレずに追尾できていたはず(転倒以前は)。これはどうも,今日,極軸望遠鏡をバラして回転の渋さを直した際に,極軸望遠鏡の光軸と極軸の回転軸が微妙にズレたのが原因ではないかと,..。もしや,これを調整するのが3個所に付いていた小さなネジ(イモネジ?)か?あれの押し込み具合を調整して両者の軸を合わせるのか?そういや,最後にねじ込んだ3本目が妙に浅い場所で止まった覚えが,..。でも,どうやって合わせるのか?今度時間があるときにいろいろやってみるか。なんてことを考えつつ,まあ,広角とか標準くらいならそれほどズレもすまいと高を括りつつ撮影開始。この辺り(極軸望遠鏡の光軸と極軸の回転軸とのマッチング)の情報は色々あるようだ。あるいは,いっその事 Pole Master 辺りを導入すべき?

 結果から言えば,一枚ごとの画像のガイドエラーはほとんど確認できないものの,撮影中に時々極軸望遠鏡を覗き込むと,北極星がレクチル(極軸望遠鏡の視野内に見える目盛り)からずれているのを見るのはあまりいい気分ではない(苦笑。

DSC6425

 こんな感じである。それにしても,寒い。既に真冬の装束である。上半身はかなり着込んできたものの,下半身は少し不足だったか。膝下などはかなりの冷え込みを感じる。

DSC6428 1

 撮影風景を Nik collection の HDR で白黒にしてみた。なかなかレトロで昔の銀塩時代の味がある。

DSC6433

 3時過ぎには薄雲が掛かってきた。それにしても,寒い(大事なことなので2回:笑)。

DSC6432 1

 秋から冬の天の川。しっとりした感じで好ましい。むしろ,ギトギトした厚化粧のいて座周辺の夏の天の川より好きかも(笑。

 今日は(も?)オールドロッコール遊びである。FB のデジタル天体写真のグループでは,色々と議論されているが,自分としては面倒な理屈は置いておいて,FUJI の X シリーズのセンサーとオールドロッコールとの組み合わせがなんとも言えない落ち着いた色合いの画を出してくれるのが一番気に入っている。さらに,デジタルカメラのレンズと違い,微光星が写り込みすぎないのも好ましいと思っている。赤い星雲とかが微光星に埋もれて潰れてしまっていたことが何度もあったので。もっとも,それ(微光星)をある程度消すテクニックもあるようだけど。

 というわけでヤフオクで入手した 28mm, F3.5 のレンズのテストから始めよう。35mm 換算では 48mm 程度と標準レンズの画角になるのかな。

20161031orion28

 FUJIFILM X-T1, ROKKOR 28mm, F3.5 - > F5.6, ISO2000, 200sec x 10 枚を加算平均。オリオン座周辺である。左にはいっかくじゅう座のバラ星雲も写り込んでいる。右上はヒアデスの下半分かな。左下の明るい星はおおいぬ座のシリウス。 構図的にはもう少し左下に振ればよかったか,..。55mm とか 50mm で撮ったときよりも,微光星が煩い。このレンズ,今一つかも。同じレンズがもう一本あるので,そちらも試してみよう。下の方が赤っぽいのは,まだ高度が充分ではなかったために,北東側の米沢市内の灯の影響を受けたためと思われる。こういうのもマスクを使って奇麗に平坦化できるらしいけど,...(なでら男にはできないけど)。

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  FUJIFILM X-T1, ROKKOR 28mm, F3.5 - > F5.6, ISO2000, 200sec x 6 枚を加算平均。おうし座周辺(ヒアデス,プレアデス,カリフォルニア星雲)である。分子雲らしきものが写っているようにも見えるけど,撮影中なんどかうっすらと薄雲らしきものが掛かったので,その影響かも知れない。目標(多分,一生掛かっても届かないだろう高みにいるけど)とする方のようにはとてもいかない。一度、画像処理のレクチャー受けたいなぁ(笑。

20161031orion50

 オリオン座,FUJIFILM X-T1, ROKKOR 50mm, F1.7 - > F4, ISO2000, 200sec x 6 枚を加算平均。最後の方は薄雲が掛かってしまい,天然のソフトフィルター状態に。これも,スキルのある人が処理すれば,同じデータから,「魔女の横顔」(拡大すると,リゲル(右下の明るい星)の右側にうっすらと写っているのがわかるけど)から「エンゼルフィッシュ」まで星雲はすべて奇麗に炙り出すんだろうな(苦笑。

 まあまあだと思うんだけど,もう少し画像処理のスキルを上げたいなぁ(大事なことなので何度でも:笑)。帰宅した頃にはすっかり冷え切っていた。寒さに震えるなでら男を出迎えてくれたのはクロパパだった(笑。3時間弱のおっさんの深夜道楽であった。

Kion

 いや〜,今シーズン一番の冷え込み。どうりでスカイメモの三脚には霜が付いていた訳だ。多分撮影場所は少し標高が高い(といっても市街地からは 150m ほどかな?)ので氷点下に近かったかも。

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コメント

こんばんわ、ももで~す。
極軸望遠鏡の軸出しは~
遠方の鉄塔などの適当なものに向けて・・・
あ、極軸がフリー回転しないとつらいかな。
ま~メーカー送りが正解でしょうね。

ももさん

おはようございます。一応,簡易的な方法でやってみました。極軸がフリーにならないと辛いですね。今日は,壁に方眼紙を貼り付けてやってみようかと思います。メーカー送りも検討してみます。一度,ケンコートキナーにメールしてみるかな。

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