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2016年3月26日 (土曜日)

桐生二日目【未来創成塾成果発表会】

 起床は5時半。今日はいい天気のようだ。6時過ぎ頃から散歩に出てみた。今日は今回の桐生出張の目的の「未来創成塾成果報告会」が桐生市民文化会館で開催される。「未来創成塾」というのは,T田先生が桐生で始めた,産官学民すべてを横断した全く新しい教育プログラムの呼称である。なかなか面白い成果が上がっているようで,中央からの評価も高い。このプロジェクトのセカンドフェーズとして,ここ桐生で培った know-how を似たような規模の他の市町村でも同様に展開可能かを実証することが求められているのだが,そのターゲットして米沢が候補に上がった次第。で,T田先生の知合いのなでら男に話が持ち込まれたという次第だ。地域創成の一つの答えとして桐生という場所で成立した特殊解を,全国展開できる一般解にまで昇華するのが目的である。実は,昨年から何回かいろいろと話を聴いてはいるのだが,いまだにこのプロジェクトのはっきりしたイメージが頭の中に出来てこない。概念的にはおおよそ理解しているのだが,自分の言葉で「簡単に誰でもわかるように」説明するのが難しい。T田先生の熱弁される内容を,自分なりのイメージに置き換えて理解するまでに至っていない。今日一日掛けて,そのイメージが出来ればいいのだが,..。

 そんなことを考えつつ,会場の市民文化会館まで歩く。えらく立派な門の建物があったので,なにかな?と見れば,高等学校だった。

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 あとで聞けば,なんでもガス会社の会長さんだかが個人で寄付されたとのこと。いや,これは立派だ。

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 桐生はもう桜が咲き始めていた。

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 今日の会場である市民文化会館。なんでも,カイコの繭をイメージして設計されたとか。さすが,絹の街。

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 直ぐ脇の神社だかなにかのところの巨木。この垂れ下がった枝だか根っこだかのようなものはなんだろうか?

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 富士紡績の工場跡地とか。

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 近くの中学校に一本だけ満開の樹が。

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 思わぬところで花見が出来た。

 7時頃にホテルに戻り,朝飯を食べて,シャワーを浴びて8時半頃に少し早めに出立。9時10分前に会場着。もう,沢山の方々が開場を待っていた。

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 塾生は小学生で,プログラムの参加条件は親子同伴である。したがって,親も巻き込んでのプログラムであり,もっとも重要な家庭教育へもがっちりと食い込むところが凄いところ。自分の子供が発表するとなれば,両親,兄弟姉妹,祖父母などなどみんなが子供のやっていることに関心を持つことになる。すべての小学生を相手にするのは不可能だけど,1%が参加すれば,そこから派生的(伝染みたいなもの)に繋がっていくだろうと。一旦臨界点を超えればすべてが繋がるのは時間の問題。その状態になるまで土地を耕すように「意識」を涵養するのが大事なことなのだろう。なにしろ,教育は国家百年の計である。焦りは禁物だ。数年でコロコロ猫の目のように変わるような施策ばかり打ち出すどこぞのバカ省庁にはできないことである。

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 開場は「シルク・ホール」。いや,これは立派な施設だ。T田先生に折角だから講評とかしてよと言われる。何を話せばいいのか。

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 来賓席なんて貼り紙をした席に座らされた。

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 T田先生,開会の挨拶。しかしまぁ,さすがに「**長」とかを歴任しているだけあって,上手いことを立板に水の如く,..(笑)。

 さて,ここから一件当たり数分ずつ,昼飯を挟んで約70件の発表を聴いた。1年間自分が参加したプログラムの中で一番楽しかったこと,印象に残ったことを発表するのである。いや,驚いた。小学校の1年生が PowerPoint を使って,上手に話をする。もちろん,ご両親が資料の作成などは手伝っているのだろうが,それにしても,...。で,この教育プログラムは最長で4年である。まず,1年目の子供たちが発表して,発表が進行するに従って2年目,3年目という子供たちが出てくる訳だが,そうなると自分がやったことをさらに掘り下げて調べて,その課題に仕込んであった,地域の文化やら歴史やらに繋がる事項を掘り起こして,さらに,そうしたことの意義を一般論まで昇華させて,自分たちの住む桐生に対して未来への提言まで行うというまさに「ビックリポン」の内容だった。

 会場に来ている来賓の中で,この成果報告会を初めて聴くのは多分私だけと思われる。発表を聴きながら,なんで,これだけ上手く教育プログラムが機能するのかいろいろと考えてみたが,なかなか自分の中でこうだ!という考えに行き着かない。モヤモヤが頭の中でドンドン増えていく感じだ。でも,この感覚は自分の中で何かの考えがまとまる前には決まって訪れる状態なので,今しばらくモヤモヤに身を任す。最後の方になって,ああ,そうかと思い当たることがあった。T田先生は,「五感を刺激する教育プログラム」という表現をされていた。これは表現は違うけれども,「知識は体験を持って知恵となる」という自説に通じていることに気付く。昔に比べて知識量が格段増えているはずの現代っ子が,大学に入って卒業研究の実験などをさせてみても,全く役に立たないことが多い。なぜか?座学による知識と実際が全くリンクしていないからである。逆に,少ない知識であっても,その知識が実際の現象とリンクしていれば,派生的にどんどんとリンクが増えていき,いろいろなイメージが湧きやすい。きっと,小さなうちに知識と実学のリンクが出来ることが一番大切なんだろう。それがいわゆる「知恵」となる。それが「education」(開智)の本当の意味である。このリンクを担っていたのが,昔の家庭では子供たちは常に全員参加だった,「家の手伝い」である。薪を割ったり,風呂を沸かしたりすること一つを取っても,五感を働かせて作業しなければとても巧くいくものではない。そういうことをものを考えつつやることで培われる知恵がその後の人生にとって大きな糧(意識するしないに係わらず)になったはずだ。ここまで考えて,そんなことを講評として話をさせて頂いた。

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 最後に桐生市長から,修了証を授与されて終了。終わって新聞記者の方を交えて,T田先生といろいろと話す。なんで,人間は東京一極なのか。やはり,違う価値観を持つ人間を育てるような教育プログラムが必要だという結論に。

 それにしても,T田先生がカメラ道楽というのは知らなかった。なんかでかいカメラ使っているなぁと思って眺めていたらなんと Nikon D4 だった。ビックリだよ(苦笑)。訊けば,自宅のカメラとかレンズなどを合計すると車一台分くらいにはなるとか。いやはや,..。それとT田先生の奥様と二人のお嬢さんとお会いするサプライズが。実は,25年ほど前に日本ーカナダ共同学術研究というのに参加する機会を頂いた。同じプログラムに参加されていたT田先生ご一家とは滞在先が同じエドモントンだった。そんな訳で,休みのときにはT田先生ご一家と私と女房(結婚したて)と一緒にカナディアンロッキーなどに出かけて遊んでいた。で,二人のお嬢さんは当時は小学生。なんだか,妙に懐かれて,左右の腕に二人をぶら下げて歩き回っていた。そんな二人に25年振りくらいで再会。二人とも立派な社会人になっていた。それにしても,面影が残っていて懐かしい。一度,うちの家族も交えて酒でも呑みたいものだ(笑)。

 とまぁ,いろいろと考えさせられた一日だった。

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 さて,帰るか。両毛線で小山へ。東北本線で宇都宮へ。で,一本早い新幹線に乗ろうかと思ったが,立っている乗客もいるほどの混雑ぶりなので予定通り,最終の新幹線に。時間が余ったので軽く飲みながら時間潰し。

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 最終の新幹線も満席状態。なんで,こんなに混んでいるのか?11時頃に帰米。

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 帰宅すれば,なんだか叢雲の月夜。しばらくしたら雲が消えたので,..

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 一枚撮っておく。月齢17.5くらい。

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コメント

こんばんわ、ももで~す。
些細なことにコメントです。
巨木は銀杏で、乳のように垂れ下がっているのは気根というやつですね。
宮城は仙南だと、柴田町にある「雨乞の銀杏」がその気根が発達しているので有名です。

ももさん

イチョウなのはわかったんですが,そうですか,気根というのですか。今度,柴田町の奴,見に行ってみます。

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