一月振りのカタリナ彗星

　起床は２時少し前。反射的に空を見る。星は見えている。いそいそと機材を積んで近場の愛宕コミュニティセンターへ。どこに行っても北の空はあまり良くないので，まあ，写ればいいだろうという気持ちで。

　折角，撮り始めたのだが，．．．雲が，．．．。

　で，得られた画像は，この様に，．．．。真ん中の緑色の星がカタリナ彗星，上の二つ並んでいるのが，おおぐま座（北斗七星）のミザール（二重星），彗星の左下にうっすらと写っているのが渦巻き状の星雲 M101 である。これが一番程度のいい画像で，これ以降は雲のフィルターが掛かって話にならなく，．．。

　下からドンドン雲が上がってきて，雪がちらつき始めたので，泣く泣く撤退。

　戻って，二度寝。で，眠れずに本など読んでいたのだが，ふと４時半頃に何気なく外を眺めると，．．晴れているがね！！急いで着替えて，自宅の軒下にポタ赤をセット。うっすらと雪が積もっていて，ポタ赤の三脚の石突き（樹脂製）が滑って，ちょっと振れるだけで極軸がズレる。それでもなんとかセットして，天頂付近にあるカタリナ彗星を撮影。天頂付近の対象は何度やってもあちこちが攣りそうになる（苦笑）。で，なんとか撮影。撮影中は双眼鏡で星空を楽しんだ。

　Nikon D600 (Normal), Tamron 150-600(240mm), F5.3, ISO3200, 59sec x 10, SkymemoRS

　右が北斗七星のミザール，真ん中がカタリナ彗星，左の渦巻き状のものがおおぐま座の M101 の星雲。自分の画像処理技術ではイオンテールは出せず。勾玉状のダストテールは出せたが，．．。

　いろいろと他の破綻を顧みずにいじってみれば，ほんの僅かだけ，．．

　ダストテールの右直角方向に僅かに認められるイオンテール。