夜に入って,なにやら晴れてきた。GPV 予報ではダメだろうと思っていたが,良い方に外れてくれたか。8時過ぎにいつもの関の農道に出向く。

こんな感じで夜遊び開始。レンズ重量が 2 kg で,カメラが400g ほど。さらに,簡易赤緯軸がウェイトを含めて 2.5 kg で,このポータブル赤道儀の可載重量限界の 5 kg にほぼ達している。ノータッチガイドでいけるのか?
まず,狙ったのは,多少光害で明るいのが気になるが,ケフェウス座のガーネットスターの辺り。

Nikon D3200(新改造),TAMRON SP 150-600mm, F5-6.3 Di VC USD, 200mm, F5.3, ISO1600, 3 min x 15, SkymemoRS でノータッチガイド,やはり,バックが多少明るく,ディテールが出ない。もっと暗い空の下でもっと露出を掛けないと無理なのか?最高級の作品を見てしまっているので,どうにもこうにも,..。機材,画像処理のスキルなどが違い過ぎるから比較の対象たり得ないのではあるが,...(苦笑)。
次に狙ったのは,定番のアンドロメダ銀河。

Nikon D3200(新改造),TAMRON SP 150-600mm, F5-6.3 Di VC USD, 400mm, F6, ISO3200, 2 min x 5, SkymemoRS でノータッチガイド。もっと露出を掛けたかったが,生憎北の空方面にうっすらと雲が発生。暫くしたら消えるかなと思ったが,次第に量が増えてきたので,不本意ながらこれで終了。やはり,ノイジーだし,細かいところまででない。でも,400mm でこれくらいまでノータッチでガイドできることがわかったのは収穫か。
次に南方面はまだ晴れていたので,いて座のメジャーな干潟と三裂星雲にレンズを向ける。

Nikon D3200(新改造),TAMRON SP 150-600mm, F5-6.3 Di VC USD, 400mm, F6, ISO3200, 2 min x 10, SkymemoRS でノータッチガイド。南側に向けると,さすがにガイドエラーというか星の流れが目に付く。この辺りが限界か。これ以上を望むなら,本格的な赤道儀とオートガイドシステムを導入する必要がある。本当に,金食い虫の道楽だな。自転車以上か(爆:笑)。
上の写真はセットしたら後は勝手に撮影を進めてくれるので,その間暇。なので,固定撮影で天の川などを写してみる。

ケフェウス座付近の撮影風景。Nikon D600(Normal), Sigma 15mm, F2.8, Diagonalfisheye, F3.2, ISO1600, 45sec, 固定撮影。アンドロメダ銀河も小さく写っている。
この時期,10時過ぎには,天の川は南からほぼ垂直に立つ。垂直に立って,天頂を通り,夜空を二分する天の川を一枚に収めてみた。

Nikon D600(Normal), Sigma 15mm, F2.8, Diagonalfisheye, F3.2, ISO1600, 45sec, 固定撮影。右下隅が南側の山で,左上隅が北の山である。天頂のど真ん中に夏の大三角が鎮座(笑)。

南側から立ち上がる天の川。Nikon D600(Normal), Sigma 15mm, F2.8, Diagonalfisheye, F3.2, ISO1600, 45sec, 固定撮影。
という具合で,久しぶりに星空撮影を楽しめた。
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