関川村渡邉邸
起床は5時半。曇りではあるが,少し晴れ間も出そうな感じ。朝の定例業務をこなす。さて,今日は何をしようかと,...。自転車もいいけど,なんだか天気がはっきりしないのでモチベーションは低い(笑)。そこで,ちょいと新潟方面に遊びに行ってみようかと思い立った。
数年前に水族館の帰り道,関川村の渡邉邸に立ち寄った。「平成の大修復」とのことで,床板は剥がされ,至る所に足場が組まれていた。案内の方にいろいろと説明して頂いて,求められるままに住所氏名を残してきた。今年の春先に,一枚のハガキが届いた。渡邉邸の保存会からで,修復が完了して一般公開が始まったとの報せだった。ハガキを持参してくれれば,邸内の茶室で抹茶を一杯サービスとか(笑)。行ってみようと思いつつ,なかなかチャンスがなくて今日になった次第。なお,渡邉邸の概要は,こちらで。
10時半頃に到着。
旧米沢街道に面した渡邉邸。前回は,工事用の幕で隠されていた。折角なので,渡邉邸と東桂苑,さらに歴史とみちの館の三ヶ所セットのチケットを買う。200円ほどお得(笑)。
中に入ると,おじいさんが解説の真っ最中だった。
途中からというのもなんだし,取りあえず勝手に見学する。広々とした和室などを見ると,なんだか,訪れたことのある太宰治の生家の斜陽館とオーバーラップする。とにかく,凄まじい。
大座敷から庭園を臨む。庭園の石の2/3は紀州や小豆島から運ばれたものだとか。この座敷で,米沢藩の重臣や文人墨客,明治の貴顕などが接待を受けたのかと思うと,...。そういえば,説明のおじいさんが言うことには,渡邉家から嫁いだ娘さんは,この真ん中の三本の柱が一本に重なって見える座敷の位置に座り,横向きで庭を眺めるのを好んだとか。
こんな構図だろうか。それにしても,こんな座敷に座り,こんな庭園をボケーッと眺めつつ,ときおり杯を口に運ぶなんてのは至福に違いない。
ちなみに,この庭は,国指定名勝である。江戸時代中期に京都から庭師を招いて造らせたらしい。
折角なので抹茶などを頂き,今度は室内から蔵などを案内してくれるというので他の見学者とともにゾロゾロと付いて行く。
中茶の間から台所を見る。この梁の太さと広さ,...。奥に流しがある。
流し
竃
こういうのもいいな
吹き抜けの通り土間に面した,奥が茶の間で板敷きのところが中茶の間。梁の太さがわかる。
二階からの眺め。手前の茅葺き屋根が津野邸(1789年築造),奥の煙抜きのある家が佐藤邸(1765年築造)。ともに,非公開。まだ,一般の方が居住している(驚)。
これが石置木羽葺屋根。
案内の人は,ここからがほぼすべての石置屋根が見渡せると言っていた。木が邪魔なんだけど(苦笑)。
こんな感じで施工するらしい。木羽二十万枚,石一万五千個とか。総重量は120トン(?)。こんな面倒な屋根にしたのは,数年に一度のメンテナンスが必要なので,その度ごとに地元に仕事を創り出し,お金を地元に還元するためだったとか。
母屋の東側には現在五棟の倉が建っている。その五つの蔵をすべて写真に収めることの出来る唯一のポイントがあるとか。
ここである。プロのカメラマンが見つけたとか。一番奥が味噂蔵,一番手前の左が宝蔵,右が米蔵,中間位置に見える左が金蔵,右が新土蔵。どれもナマコ壁に分厚い扉の頑丈な蔵である。
金蔵と宝蔵にのみ,この丸に三つ星の家紋が入る。
あ,そうそう。戊辰戦争後に剣舞を舞って付けた傷らしい。でも,一説には,酔っぱらった下級武士が刀振り回して付けた傷ではないかということ。
越後の豪農の凄まじさに圧倒されて渡邉邸を後にして,次は東桂苑である。こちらは渡邉邸の分家とか。
分家とは言っても,かなりの規模の屋敷ではあった。次に,歴史とみちの館へ
15分ほどのビデオでざっと関川村の旧石器時代からの歴史を解説してもらい,展示物を見る。渡邉邸に残る上杉鷹山直筆の書幅などを眺めて,当時の米沢藩との交流が浅からぬものであったことなどを知る。ここで,
こんなものを購入。なんと,5000円が 1500 円になっていた。この手の資料は手に入る時に買っておかないとすぐになくなってしまう。分冊の「北越の豪農 渡邉家の歴史」が面白い。が,正確には「渡邉」らしいのだが,背表紙は「渡邊」となっている。これはミスなのか?
で,土産物屋みたいなところで,関川村の名産品「猫ちぐら」を見る。
で,どこぞのおばさんも堪らず発注(笑)。6年待ちとのこと。現在,作成者は40名で,一つ作るのに10日ほど掛かるとか。年間の生産量は高々1000個ほどかな。テレビなどで一度放送されると1200個ほど注文が入るらしい。そりゃ,バックオーダー溜まるわい(苦笑)。ただ,まだ未熟な製造者の手になる少々型くずれのものが出る場合があり,そういうものでもよければうまくすると早く手に入るとか。あまり期待せずに待つことにしよう。
こんなでかい奴なら5〜6匹大丈夫そうだけど(笑)。
鮎食ったり,足湯に浸かったり,野菜買ったりしてから,海鮮を求めて岩船漁港へ。
が,みなと祭りとかで大賑わい。揚げ句に,..
本命の岩ガキ,売り切れ。これで岩ガキをつまみに,冷酒をグビリとやる計画は消えた。さらに,時化のために漁にも出られなかったとかで鮮魚の入荷はなしのダブルショック。さらに,追い討ちをかけたのは漁師の店もメニューすべて売り切れ。仕方なく,イヨボヤ会館へ。
こんなものと海鮮丼でなんとか気持ちをごまかす。そして,向かうのは胎内市の山の中の地ビール園。
午後4時頃に不時着。
呑み比べて,..
別のも呑んで,岩船漁港での悔しさを晴らす。
帰りは女房の運転で。6時少し前に帰宅。
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