Mt. 鳥海バイシクルクラシック【ヒルクライム編】
1.5 ステージを完走して(?),寝たのは9時過ぎ。3時頃に目が覚めて眠れなくなった。ちょっとトイレに行ったり,水飲んだりして4時頃にまたウトウトと。5時には周囲が騒がしくなったので起き出す。例年,この中間地点の宿に車を置いて,自転車でスタート地点まで下る。レース後は中間地点まで自転車で下山してきて,そこで風呂に入ってから車に自転車積んで日新館まで降りる。これがここ十年ほどの変わらないやり方。宿を7時過ぎに出れば,充分過ぎるほど余裕があるのだが,5時頃に既にレーパン,ジャージ姿のチーム員がいる。まさか,これがパジャマなのか?その格好で寝ていたのか?(笑)
外に出てみれば,降ってはいないものの,雲厚めで,山は見えない。このまま晴れてくれればいいのだが,...。
5時半過ぎに食事して,準備やら片づけやらをしてから,ゴール地点まで登る車に着替えなどの荷物を預けて,さてスタート地点に向かいましょう。一旦,スタート地点まで降りてきてから,再び登り返して,登りの筋肉に軽く活を入れておく。以前に見つけた 14% 位の坂を一本上っておいた。
アップも済んだので,矢島駅の前の駐車スペースで MJ 山内氏を探すが,お会いできず。ブラブラしながら招集場所へ。ここで FB 繋がりの方とお会いしてなんだかんだと四方山話を。
後方には福島からの「特製太棹集団」こと,まげでらんにの面々(笑)。悔しいが,今年は勝負にはならんなぁ。
8時から町内のパレード。道路沿いの住民の方々が「頑張れ!」と声援を送ってくれるのがなんとも嬉しい。これが,この大会でリピーターを多くしている要素かも知れない。ちょいと恥ずかしながら,手を振ってみたりする。ありがとうございます。今年も皆さんの生活の場所で遊ばせて頂きます。それにしても,今年は1300人ほどの参加とか。参加者の自転車を見れば,軽く100万円オーバーのものから10万円くらいのものまで様々。ざっと,その総額を試算すれば,平均で30万ほどだとしても3億以上の機材か。多分,もっと高額だろうけど。
パレードが終わるとスタート地点へ。男子 E クラス(50代のおっさん)はパチンコ屋の駐車場の奥に陣取る。この頃から晴れ間が広がり,日差しが強くなり,じりじりと暑くなってきた。周囲を見渡すと,カンパのボーラやらGOKISO のホイールなども目に付き,前述の平均価格はドンドン吊り上がる(笑)。
チャンピオンクラスやら,若い活きのいいクラスの後で,おっさんクラスがようやくスタートラインへ。ここで後ろから声を掛けられた。MJ 山内氏だった。今日は Apple watch でデータを取るらしい。心拍計も何も付けていないオイラ(笑)。で,いよいよ8時36分にスタート。
スタートして2キロほどの平坦路を真っすぐに進むと最初の登りが現れる。その時点では,集団の先頭は手の届きそうなところにいたのに,この登りに入った途端に,あれ?オレって逆向きに走ってるんじゃないの?というほどに周囲の参加者がドンドン先に流れて行く。ハハハハ,..もう,笑うしかない。ま,今年二回目(いや,正確には,一昨年のこの大会で坂を登って以来2回目)の長い登坂なので,とにかく押さえてしか走ることができない。正直,最後まで呼吸が辛くなることはほとんどなく,唯一ゴール手前の坂でゼーゼーいった程度だった。道端で応援してくれているおじさん,おばさん,おじーちゃん,おばーちゃんにせめても愛想を振り撒いておこうと,一生懸命に手を振ったり,「ありがとう」と言ったり,「こんにちは」と言ったり,..。
もうね,こんな写真撮りながら登るしかないのですよ(笑)
「減速」の看板の先で,右に直角に折れて林の中の道に入って,グンと登る箇所で MTB のフィリップさんに抜かれる。さすがに速い(いや,オレが遅いのか)。ヒルクライムは結果的にMTB の部で3位だったらしい。頂上ではお会いできなかった。また来年にでも。
たぶん,フィリップさんに抜かれた先の辺りだろう。「ようやく追いついた」と言う声とともに MJ 山内氏がやってきた。
ローギヤ 30T らしい。クルクルとショートクランクを回して登る。先の少しだけ勾配が急になる辺りでイーブンで踏みつつ,一度目の MJ 氏とのバトルはなんとか振り切った。
いい天気になって,鳥海山も見えてきた。
一回目の下りの手前,右折する手前の直線的な登りのところでジェリーさんに抜かれる。あれまぁ,3分後にスタートしたのに。
60歳にして日々進化を続けるのは素晴らしい。ヽ( ´ー`)丿
でも,意地で追いすがって,一旦下りで引き離したのに,中間地点手前でまたも抜き返されて,あとは見えなくなった。あ,そういや,今年からハーフクラスはなくなったようだ。
中間地点の先の給水地点で水をもらって2/3を呑んで,残りは頭にかけた。掃除の都合上,「紙コップ捨てはここまで」と看板に書いてあるにも係わらず,ずっと先に捨ててあったり,あるいは,こんな2時間も掛からないヒルクライムで補給食の空が捨ててあったりするのはどうかと思うぞ。いい歳した大人なんだから。
展望台のようなところで再び MJ 氏に並ばれる。「飄々と登ってますね」と言われても,そうやって登るしかなくて,...。^^;
ここでも,27T を踏みつつ,なんとか振り切った。
この後はただひたすら重い脚を動かして前に進む。2度目の下りに入る手前(畳の防護壁がある箇所)で,MJ 氏が三度目のアタック。今度は何も話しかけずにズバンと抜いて行き居った(笑)。一応,下って,登り返す辺りまでは後ろに貼り付いてみたが,次第に差が広がって,..。この時には写真も撮れず。3度目の正直で置いて行かれてしまった。結果,2分ほどのビハインドだった。MJ 氏 vs. なでら男の熱いバトルは,来年以降も激しくつづく予定。請うご期待。
残り5キロの分岐のようなところに来たら,見たことのある女性が TT バイクとともにいて,声援を送っていた。あらまぁ,小林恵さん(ロングトライアスロンの日本女子のトップ)ではないですか。お久しぶりです。いつも,お元気(過ぎる?)なようで何よりです(笑)。「残り5キロですよ〜。さぁ,ここからごぼう抜き!!」とかお気楽な声援を掛けられましても,..最早脚は終わっておりまして(苦笑)。この辺りから勾配が急になる箇所がいくつかある。とりわけ,残り3キロの看板の手前かな。10% オーバーの箇所があるのは。ここで結構な数の選手を抜いたような。この辺りで時計を見れば,ああ,いかん,2時間切れるんだろうか?という何とも情けない事態に成り果てた。
残り1キロほどのところで少しだけ平らになる。うるさいほどの声援を送ってくれる一団がいつも陣取っている箇所である。そして,いよいよ残り 500m からの登り。あれ?この期に及んで向かい風か?勘弁してくれよ。残り 200m からは 10% オーバーの壁が,...。ここで意地になって2人ほど抜いてゴール。かろうじて,1時間50分を僅かに切った。自己ベストから20分ほど遅れる。まあ,でも,目標は1時間45分だったから,それほど悪くはない見込みだったかも。乗り込み不足のおっさんの現状はこんなものです,はい。
心臓が口から飛び出しそうになってるなでら男@ゴール手前(撮影:小田さん)
ゴール後,マコリンの車から荷物を受け取り,既にゴールしているメンバーとなんだかんだと話していたら,...スイカが品切れになっていた。ここでスイカ食えなかったのは初めてじゃないかな?まあ,スイカ自体はあまり好きではないのでいいのだが。
既に千台以上がゴールしているかも。スイカと麦茶を目当てにテントの方に行ってみれば,小林さんに出会って立ち話。
そして,「漢(おとこ)ギヤ」発見。56T なんて初めて見たよ。なんと,これ,小林恵さんのバイク。ロングトライアスロンの女王は踏むギヤが違うぜ!と,こんなことやってたらスイカが無くなっていたという訳で,..。あまり天気が良くない予報だったので,用意した量が少なかったのかも。来年はもう少し早くゴールしてスイカを食べよう(笑)。
山頂付近は雲が掛かっているけど,寒くもなくていい天気。
陽気がいいと変な人が出てくる(笑)。自分の自転車のバックに鳥海山を入れて撮る,TTR の小田さん。
My Bike My Love といったところか。
早く下山して風呂に入りたいぜ
ようやく下山開始。例年,下山時にクラッシュして病院送りになる参加者がいるので,呉々も注意して下山するようにとの主催者からのアナウンス。何年か前に,後から突っ込まれて痛い思いをしたので,一番最後のグループで下る。前方,左右,後方に注意おさおさ怠りなく。
思えば高いところまで登ったものだ
下山途中から仙台の三浦郁夫さんと一緒になり,バカ話をしつつ下る。かつての「速い人」は,今では普通の人になってしまった様子(笑)。さらに,郡山のサイクルフレンズの「赤ジャージ」(なんでも還暦を過ぎると赤ベースのジャージになるとか)の方といろいろと話しつつ,..。そんなこんなで無事に昨夜の宿のユースプラトーに到着。自転車を片づけて,風呂に入って,本部の日新館へ降りる。レースのゼッケンプレートと引き換えに,おにぎりと豚汁を頂く。この頃には痛いくらいの日差しでなんとか木陰を探しておにぎりをぱくつく。
ついでに,名物ババヘラアイスもぱくつく。このおばちゃん,ババヘラの元締めに「場所代3千円取られたのよ〜〜・・」と電話してた(苦笑)。
表彰式とか抽選会は興味がないので(あ,正確には,対象たり得ないので),早めに帰途に。帰りの運転は眠くて大変だった。6時過ぎに星輪店に到着。そして帰宅。ご一緒した皆様,お世話になりました。ありがとうございました。来年も頑張りましょう!
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コメント
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いや~、たくさんの人たちに会えて、なでら男さん、すごく楽しそうですね~(^^)v
お知り合いとのバトルもすばらしい!
充実した2日間に精いっぱいの拍手を送ります(^^)/
投稿: へばな | 2015年7月28日 (火曜日) 22時36分
2日間にわたるビッグイベントへの参戦お疲れ様でした。そして、見事なる復活おめでとうございました。
投稿: koji | 2015年7月28日 (火曜日) 23時07分
へばなさん
ありがとうございます。バトルとか言われると,面映ゆいですね。へっぽこグランプリです。まあ,それも自分レベルでは楽しいですけど。来年へのモチベーション作りにはなりました。^^;
投稿: なでら男 | 2015年7月29日 (水曜日) 00時18分
koji さん
復活とか言われると,かえって恥ずかしいです。ww
多分,タイムから考えて,この大会に参加し始めた頃と同じようなものではなかったかと。その意味では,またやり直すだけですね。むしろ,二度楽しめるという感じでしょうか。^^;
来年はもう少しマシな走りが出来るようにします。p(^^)q
投稿: なでら男 | 2015年7月29日 (水曜日) 00時20分
楽しそうですね~♪
鳥海は一度は行って見たいですね。2ステージだし。
なんだかんだと言って、復活の予感。お疲れ様でした。
投稿: ふつうのパパ | 2015年7月29日 (水曜日) 22時00分
ふつうのパパさん
トップはバカ速くて,とても辿り着けないけど,似たようなレベルの知り合い同士で毎年,勝負,勝負とやるのはなかなかに楽しゅうございます。^^;
最近,参加費が上がってきて,以前のようなもの凄いお得感がなくなってきてますが,それでも,お米とTシャツとお昼ご飯がついてますので。^^;
ということで,来年は是非!
ツーリングに毛の生えたレベルですが,ようやく,自転車乗れるようになってきました。
投稿: なでら男 | 2015年7月30日 (木曜日) 09時51分