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2015年6月28日 (日曜日)

チャレンジヒルクライム岩木山参戦記【レース当日】雨が,風が,低温が〜〜〜!

 起床は3時少し前。さすがに8時台に寝るとこの時間に目覚めるな。もう少し寝ていようかと思ったが,なんか目が冴えたので,活動開始。極く軽く朝食を摂る。朝の出立が早いので朝飯を食えないのである。天気予報を観れば,最高気温が 12℃位までしか上がらないとか,...。となると,ゴール地点では気温5℃ほど。さらに,雨と風と来たら体感温度は氷点下になるかも,...。

 ここまで低温になるとは出発時点というか準備時点(金曜日夜)には全く予測できなかったので,それほどの防寒装備を用意していない。頭の中で過去の経験に照らしてシミュレーションしても,防寒具が全然足りない。多分,ゴール後から下山するまでの間,ほぼ真冬の装備が必要と思われる。手持ちのウェア類は早春仕様くらいのもの。これは困った。今週もそこそこ忙しいので風邪など引く訳にはいかない。

 う〜む・・と唸りつつ,準備して宿を出ようとしたら,..鍵がかかっていて出れん。昨日,宿の人に5時前に出ると言っておいたのだが,..。フロントに電話しても一向に出ない。明け方に何かあったら,どうする積もりなのか?よくも悪くも田舎の温泉宿か,..。暫く待って,4時半過ぎに今一度トライしたらようやく宿の人が捕まって玄関を開けてもらえた。4時45分頃に出発。外は小降りながら,きっちりと雨。風はやや強め。気温は10℃あるかないか。昨日の逆のルートを辿って会場へ。

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 5時半過ぎに到着。雨,風はそれほどではないけど上の方はどうなのか?それにしても,気温が低い。この場所(標高 310m)で気温10℃。ここよりも1300m 高い場所だと気温は6℃以上下がる。となると,ゴール地点は気温4℃か。どうなるのか?本気で DNS を考え始めた,...。森山さんがゴール地点(岩木山八合目)に行っており,7時の段階で決行か中止か判断するとか。

 待っている間にも雨風ともに強くなったり弱くなったり,...。車中でモーツァルトのレクイエムなど聴きつつ,ますますどんよりした気分に,...。

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 寒い,...。どうしようか?

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 こんな元気な若者もいるけど,...。駅とか市街から自走で来たのかな?

 やがて,実行委員会からの正式なアナウンスが,...

「中止」

 八合目は強風でテント設置不可能。気温は4℃。小学生なども参加する大会とのことで,安全策を取ったらしい。もう,残念なような,ホッとしたような,..(笑)。

 知り合いの大館のY内さんやら宮城大崎のK倉さんやらと歓談。と,そこへカメラを提げたおじさんが近づいてきた。誰かと思えば,弘前在住の知人のM田さんではないですか?3月にご一緒して以来。暇なので様子を見に来てみたと。

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 中止後にすかさず抽選会とか,...

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 抽選会ではかつて当たったことがない。で,..

 カレーとかラーメンとか嶽温泉とかを諦めて,折角だから,M田さんと一緒にちょいとこの辺りを観光しようかと,...。9時前に会場を後にした。また,来年来るぜ!!

 昨日の写真で,岩木山(いわきやま)神社の解説文にあったように,岩木山には3つの峰があるらしい。中央を岩木山,その北東に巌鬼山(がんきさん),南西に鳥海山(ちょうかいさん)というらしい。で,近くに巌鬼山神社というパワースポットがあるので,そこに行こうと。多分,それぞれを祀った神社があるのではないかと思われる。

 地元の方ならではのダートの林道のようなところを突っ走って辿り着いた「巌鬼山神社」には,とてつもないものがあった。

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 社はまあしょぼいという表現がぴったりの,あまり有り難みのない建物だったが,その左側に凄まじい樹相の杉の巨木が2本あった。

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 手持ちのレンズではとても入り切らない。この周囲にも,樹齢が2〜300年と思われる杉が沢山あるのだが,この2本は別格のオーラを放っていた。まるで,杉ではあるけど,杉ではないとでも言うような(笑)。そして,この二本の杉の間には断面が 30cm x 30cm ほどで高さが 60cm ほどの石が台座の上に祀ってあって,なんでも坂上田村麻呂縁の石とか。側面にはなにかで削ったような痕があるのだが,言い伝えによると刀を研いだ痕だとか。真偽のほどは知らず。なにしろ,杉の迫力に気を取られて,この石の撮影を失念してしまった(苦笑)。

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 これが解説文。今まで杉の巨木はいろいろと見たが,多分実際に見た中では最大と思う。樹齢は千年以上というから,もしかしたら,幼木の頃に坂上田村麻呂とご対面している可能性もある(笑)。実際に目にしたことはないが,屋久島の縄文杉などもこんな雰囲気なのかも知れないと思った次第。いや〜,良いもの見せてもらいました。

 で,次に向かったのは五所川原市。M田さんが言うには「立佞武多(たちねぷた)の館」は一見の価値ありと。自分も見たことはあるけど,撮ったことがないので撮りに行きたいとのこと。では行きましょう!ということで,鯵ケ沢のパチンコ屋に自分の車をデポして,M田さんの車で一路五所川原市へ。30分ほどで到着。駐車場に車を入れて目的の「立佞武多の館」なる建物を見れば,地上6階建てとか。中に入ってみて魂消た。

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 高さ 23mm,重量 17t ほどの立佞武多二基である。3枚目は,少し小振りなもう一基。都合三基の立佞武多が展示されていた。いや,正確には,我々は立佞武多の倉庫に入らせてもらっているという具合である。興味があれば,「五所川原,立佞武多,出陣」辺りでググってもらえれば,この巨大が張り物がどうやって市中に引き出されて行くのかがわかるだろう。まさに,「出陣」である。ガンダムの世界である(笑)。ちなみに,台座の「雲漢(うんかん)」は天の川の意味だそうだ。

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 立佞武多を撮影するM田さん。大きさがわかる。ここは,入って,下から眺めた後はエレベーターで4階に登って上から眺め,そこから壁伝いに一階まで降りているら旋状通路を降りながら,様々な角度と高さから立佞武多が見学できるようになっている。通路の壁には,五所川原の立佞武多の歴史とか,明治期からの電線の普及によって小型化して行って廃れた経緯とその復活秘話とかがドラマチックに説明されており,なかなかに飽きない。

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 佞武多の起源である。なかなか興味深い。

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 一枚撮り忘れてしまった。でも,まあ,流れはわかるだろう。

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 こんなにあった「ねぷた祭り」(笑)。不思議なことに南部にはなかったり。佞武多の歴史と迫力を堪能して,五所川原を後にした。それにしても,何を考えて,何を思って,こういうベクトル(高さ方向にドンドン行くぞ!的な)に向かったものか。五所川原人特有の気質なのか?うん?ちょっと見,「五所川原人」は「ごしょがわ・げんじん」とも読めたり(笑:すみません)。みなさんも五所川原を訪れた際は是非!

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 吉幾三さんも待ってます(笑)。

 鯵ケ沢に戻り(あ,木造駅の駅舎を見るのを忘れた。次回の課題だな),時間もちょうど良いので昼飯にしようと言うことに。鯵ケ沢から弘前に向かう県道31号に入って少し行ったところの「なおじろう」という店。なんでも評判の店らしい。たしかに,車の数と客の数が凄い。

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 ヒラメの漬け丼なるものを食す。美味し!!

 ここでお世話になったM田さんとお別れして帰途に。お世話になりました。9月に岩木山に登りに来ようと思います(本当か?)。

 帰りはまた日本海側を。

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 それにしても,101号線には,でかい荷物を背負って黙々と歩く人が多く見られるのだが,何かのブーム?

 眠くなって道端で2度ほど20分くらいの仮眠を取った後はほぼ休憩なしで走ることが出来た。

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 深浦にもあった大宰の宿。気付かなかったなぁ。通り過ぎてからUターンして撮影。

 能代から高速に乗る。

Hachirougata

 八郎潟SA でトイレ休憩。ふと見ると,「絶景の丘」みたいなものがあるらしいので,運転ばかりで動きのない脚に血液を回すために180段ほどの階段を上ってみたが,寒風山がうっすらと見えて,干拓されて水田になった八郎潟がそれなりに見えた。言うほどの絶景とも思えなかった。

 南下するにつれて気温が徐々に上がる。秋田の県境で13号線に出て,あとはのんびりと。山形辺りからまた雨が,..。米沢の近くになると粒の小さい雨が降りしきり,対向車のライトで道路が見辛くてえらく神経すり減った。8時過ぎに無事に帰宅。レースが中止になったのは残念だったが,あの条件では中止も仕方がない。また,来年,リベンジだ!

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コメント

本来の目的が遂げられずに残念でしたが、天のなすことに手立てはありませんから。せめては観光が出来て何よりでしたね。
小さな写真で巨木の迫力を表現するにはどうしたらいいんでしょう。日本一といわれる将軍杉も、下から見上げる写真にしてみたり、建物と並べて撮ってみたりするのですが、これがなかなか・・・。“なでら男さん”のおっしゃるように、全部が入りきらないことが常ですよね。巨木は実際に見てみるしかなさそうです。
遠征、ご苦労様でした。

koji さん

それにしても,まさにピンポイントで滅多にない低温と悪天候でした。参加者の中によほど強力な雨の呪術師でも紛れ込んでいたのかも知れません。^^;

巨木の大きさをイメージさせるためには,あえて全部を入れないと言うのもいいのかも知れません。よく文章の行間を読むとかいいますが,それと同じで写真の枠外を観るとでもいいますか。写真は難しいですね。^^;

こんばんわ。
中止ですか。残念?でしたね。地図で見てもあのうねうね道の先のロープウェイが気になっていたので写真を期待していたりしました。(^^;
北の方は「ねぶた」。南の方は「ねぷた」。なんですかねぇ。(とっ、東北芸術工科大の「下北半島 野平」の冊子を見ながら青森に想いをめぐらせていたのでした^^;)

こいのうまにさん

まあ,残念だったような,ホッとしたような,...。^^;
ゴール地点の八合目から九合目までがたしかロープウェイがあったような,...。
今年は,天候さえよければ,ゴール後,山頂まで,..なんてことも考えていたのですが,霙が降っても不思議ではない気候とかで。

ねぶたとねぷたの違いについては,今度調べてみます。

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