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2015年5月27日 (水曜日)

【星景写真】米沢市街地の夜景に掛かる天の川の大アーチ,...のはずだったが,..

 今日も暑かった。そして,まずまず仕事もした。帰宅後は冷たいビールを呑みたい,..が,それをグッと我慢して,..夜の10時過ぎに出撃。目的地は斜平山山頂の愛宕神社。倒木の片付けなどとうに終わっているものとばかり思っていたら,まだの箇所があるし,途中の砂利は雪解けのせいなのか浮き石のままでトルクの伝達効率が著しく低い。所々止まりそうになりつつ神社到着。が,西の空にはまだまだ高度の高い上弦の月。東の空にはかなりの高さまで薄雲が広がっているという悪コンディション。月はまあいいとしても,この薄雲が,..。帰ろうかと思いつつ,まあ,折角来たんだから少し写真でも撮って見るかと,軽くテスト。が,フルサイズで対角魚眼でないと目的のものがすべて収まらない。モザイクも考えたけど,それ程手間をかけるほどの空の状態でもない。えい,これでいいやと適当に撮影を始めるも夜景とほとんど見えない天の川の明るさが違いすぎてどうにもこうにも,...。

DSC 2080 2

 Nikon D600, Sigma 15mm, F2.8 Diagonal Fisheye, F3.5, ISO1250, ss30, 固定撮影,夜景と空にそれぞれマスクをかけて処理。天の川はさそり座の尾の東側にわずかに確認できる程度。夏の大三角が夜景の上に浮んだのがせめてもの救いか。

DSCF6691

 夜景の上に浮ぶ夏の大三角。FUJIFILM X-T1, 18mm, F2.8, ISO800, ss20, 固定撮影。フィルムシミュレーションモード:ベルビア

DSCF6698

 夜の水鏡といるか座。FUJIFILM X-T1, 18mm, F2.8, ISO1250, ss20, 固定撮影。フィルムシミュレーションモード:ベルビア

DSCF6704

 夜の水鏡。FUJIFILM X-T1, 35mm, F6.4, ISO200, ss 4 min, 固定撮影。フィルムシミュレーションモード:ベルビア

 こうしてみるとやはり日中気温が高かったせいか空気中の水蒸気量が多く,夜間の気温の低下に伴って靄のようになっている感じだ。これが夜露になって消えて透明度が上がるのはやはり深夜2時頃ということか。でも,今は3時前に天文薄明が始まってしまう。

 しばらく神社にいたのだが,これはもうダメだろうと潔く撤収。帰りの林道では,ヘッドライトの光に浮ぶ,上方の木々からぶら下がる,多数のマイマイガの毛虫の中を下ってきた(苦笑)。帰宅は0時過ぎ。

 帰宅して機材を下ろしていると,少し夜空の透明度が改善してきたように思えた。で,ふと,Facebook の星空写真館で「ラブジョイ彗星」の投稿を見たことを思い出した。なんでも,今現在北極星のすぐ近くにいて,まだまだ写真に写るとか。近場の暗がりまでもう一度出かけるかと思ったのだが,それも面倒だなと玄関脇から空を見上げると,北極星が見える。あれ?ここから撮れるんじゃない?ということで,玄関脇のコンクリートのスペースでの「ニワトリ(庭撮り)」を試みることにした。

IMG 0067

 極軸を合わせて,北極星で 300mm 望遠のピントを合わせて,1分程度の露出で試し撮り。液晶モニタで確認しても,どれが彗星なのかよくわからない。いろいろやってわからず,さらに Facebook の星空写真館に投稿されたラブジョイ彗星の写真などから,その位置を参照しつつ,...ああ,これか!とようやく気付く。何のことはない。彗星特有の輪郭のはっきりしない面積のある光り方なので,気付かなかっただけだった。確認すると1枚目から写っていた。

 それにしても,Facebook の写真は北極星の下にいるような写真なのに,今は北極星の右側(東の方向だなぁ)などと??と思っていたが,ああ,北極星を中心に回ってたっけ!とバカなことに気付く始末。なるほど,北極星の周りを一晩中回っている訳か(笑)。あとは,適当に露光時間と枚数をセットして撮影開始。そして家の中からビールとつまみとイスを持ちだしてのんびりと星空観望。背中には明るい外灯を背負い,北の方角は市街地の光害まみれで写真的には最悪だけど,撮影者にとっては最高の条件(笑)。なにしろ,カメラやらインターバルタイマーの操作をするのに補助照明(赤い光のヘッドランプを常用)が不要という有り様だ。いつもの撮影地で手探りで操作しているのに比べれば快適,快適!!(笑)

Lovejoy20150527

 ラブジョイ彗星2014(中央部のヒスイ色のボーッとした星)。左の明るいのが北極星。 Nikon D600, Sigma 300mm, F5.6, ISO1600, ss 90s, SkymemoRS でノータッチガイド,5枚コンポジット

 ということで,なんとか写すことが出来た。心眼で見れば,尾もほんのわずか出ているような,..(笑)。

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コメント

目論見通りにいかなかったのは残念でしたが、米沢市街地の夜景や水を張った田んぼがきれいです。
ラブジョイ彗星はまだ見えたんですね。近くの天文台にいけば大口径の望遠鏡で見せてもらえますよね。

koji さん

高台からの水鏡の夜景は,今度は満月の時季を狙ってみます。満月も入ると面白い絵になりそうです。^^;

大口径で見れば尾とかもまだ見えるかも知れません。^^;

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