【星景写真】雪の中で赤道儀設置したら,目の前をタヌキが通ったぜ!
昨夜は,ワインをグラスで3杯ほど飲んだだけなのに,追加の酒を呑む気になれずに10時前に沈没。覚醒したのは1時過ぎ。条件反射で,夜空を確認。晴れてるじゃないか。月も沈んでいるじゃないか。もう,行くしかあるまい(笑)。
遠出する時間はないので,近場の農道のちょっとしたスペースに車を停めて,固く締まった雪原にポータブル赤道儀を設置。極軸を合わせてカメラをセットして,もう一度極軸を覗いてみると,盛大にずれていた。どうやら,赤道儀の三脚の温度がまだ高かったらしく,雪が融けて傾いたらしい。なるほどね。直径 20cm くらいの板を三枚用意するとかしておいた方がいいのかな。
狙いはもちろんさそり座と天の川。
こんな感じでおっさんの夜遊びはスタートした。赤道儀の少し前には水路があるのだが,撮影中,何やら物音がしたと思えば,目の前をタヌキが駆け抜けて行った。面白そうなので,追いかけてみたら雪のかぶった水路に逃げ込まれてしまった(笑)。
この2枚は 35mm レンズでの固定撮影。ようやく,濃い天の川が見られるようになってきた。
これは対角魚眼を D3200(新改造)に付けて撮ったものを2枚コンポジットしたもの。F3.5, ISO1600, SS 80sec
同じ条件のものを10枚コンポじっとすると,こんな感じになる。地上風景が流れて何が何だかわからない。このジレンマを解消するために,最近,この業界のカリスマ的な方が「二値マスクによる新星景」なる手法を発表したが,でも,天の川も地上風景もくっきり写るという写真になんだか少し違和感もある。
さて,天の川の次は,前回も撮影した「おとめ座銀河団」である。
今回は,35mm 換算で 200mm 程度で撮影してみた。なんだか,ガイドがずれたりと使えないコマが多く,3枚ほどのコンポジットになった。あかん,...。D3200(新改造),135mm, F4.8, ISO1600, SS 262sec, スカイメモ RS でノータッチガイド,3枚コンポジット。
次はさそり座のアンタレス付近を狙ってみた。
真ん中のオレンジ色(?)の星がさそり座のアンタレス。その脇の細かい星の集まりが,M4 の球状星団。これもまた使えるのが2枚だけという,..。撮影条件はおとめ座銀河団と同じ。
とまあ,薄明が始まるまで遊び倒しましたとさ(笑)。
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コメント
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天の川は、神秘的な感じがしていいですね。
固定撮影の天の川、自然で綺麗に撮れていますよね。
投稿: koji | 2015年3月30日 (月曜日) 03時41分
koji さん
やはり,これからの時季,明け方の天の川はいいですね。
固定撮影ですとどうしても露光不足で,それ現像処理で補うために前景の色合いが少々不自然な感じになってしまいます。それぞれを別々に撮影して重ねる手法でやってみようかと思ってます。
投稿: なでら男 | 2015年3月30日 (月曜日) 06時13分