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2014年10月26日 (日曜日)

【星野,星景写真】日付変更線を越えたら行動開始,...

 仮眠から覚醒したのは12時少し前。眠いのと,こんな夜中に出かけていくのが億劫な気分でテンションは低い。でも,まあ,老先も短いので行かねばならぬ(笑)。12時半頃に友人宅で友人を乗せて,今夜は笹野山へ。テレビ塔のところに陣取る。早速,ポタ赤を設置。計画では,霧による雲海発生までは,星の写真を撮影し,それからは虹色の雲海やら,雲海と星のコラボを撮影しようというもの。街の灯は,まだまだクリアで「霧」などかけらもない。昨日は,この時刻には外灯の光がうっすらとにじみ始めていたので,今日は遅いようだ。

 今夜撮る対象をザッと挙げてみれば,...オリオン座のバーナードループ,ぎょしゃ座の銀河,カシオペア座付近の銀河,冬のダイヤモンド,昴からカリフォルニア星雲,などなど。機材をセットしつつ,北の空を眺めれば,今まさに地面に激突するように沈んで行く「はくちょう座のお尻半分」が見えたので,まず,手始めに写してみる。

DSC 6566

 沈み行くはくちょう座とケフェウス座,カシオペア座,アンドロメダ大星雲など。D3200(新改造),Sigma 15mm diagonal fisheye, F2.8, Lee No. 1 filter, ISO1600, 150sec, skymemoRS で追尾

20141026casiopea

 カシオペア座付近の銀河。一番下に北アメリカ星雲。上の左が昴で,その右下にカリフォルニア星雲がある。D3200(新改造),Sigma 15mm diagonal fisheye, F2.8, Lee No. 1 filter, ISO1600, 100sec, skymemoRS で追尾,8枚コンポジット。

20141026diamond

 冬のダイヤモンド。今まで,散々撮っても奇麗に出てくれなかったバーナードループがすんなりと出た(笑)。D3200(新改造),Sigma 15mm diagonal fisheye, F2.8, Lee No. 1 filter, ISO800, 121sec, skymemoRS で追尾,10枚コンポジット

20141026orion

 ようやく写せたオリオン座とバーナードループ。本当は,もっとすごいんだけど,これくらいしか,.。画像処理のテクニックが稚拙過ぎて,..。D3200(新改造),Sigma 35mm, F1.4 → 4, ISO1600, 121sec, skymemoRS で追尾,10枚コンポジット

20141026gyosya

 ぎょしゃ座の銀河。冬の銀河の中に埋もれるようにある星座なので,微光星が多過ぎて,..。でも,3つの星団(M36, M37, M38)と二つの散光星雲(一つは勾玉星雲)は写ってくれた。さらに,ふたご座の足元の M35 とか星雲も入ってくれた。D3200(新改造),Sigma 35mm, F1.4 → 4, ISO1600, 121sec, skymemoRS で追尾,10枚コンポジット

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 カシオペアからペルセウス座の辺り。二重星団やら赤い星雲二つ(一つはハート型星雲だったかな?)も写った。やはり,空が暗いのが一番の条件だな。D3200(新改造),Sigma 35mm, F1.4 → 4, ISO1600, 121sec, skymemoRS で追尾,10枚コンポジット

20141026California

 プレアデスとカリフォルニア星雲。これだけクッキリ写せたのは初めてだ。D3200(新改造),Sigma 35mm, F1.4 → 4, ISO1600, 121sec, skymemoRS で追尾,8枚コンポジット

 とまあ,こういうのを10枚とかインターバルタイマーでセットしたあとは暇なので,三脚に D600 付けて,米沢市の夜景に向けたり,空に向けたり,..。撮影条件は,ほぼ 24mm, F3.5, 15 ~ 30sec, ISO1250 or 1600,固定撮影というところ。

DSC 9422

 カシオペア座と今は使われなくなったテレビの電波塔

DSC 9424

 うっすらとガスが漂い出して,ソフトフィルタのような効果を出してきた。左に立ち上りかけた北斗七星,右に上ってきたしし座の大鎌,右の明るいのは木星。

DSC 9491

 対角魚眼で撮ってみる。右のしし座全景も入った。

DSC 9496

 ちょっと視点をずらして北極星とかカシオペア座も入れてみる。この状態で「北天グルグル」も楽しそうだ。左に撮影中の友人がいる。

DSC 9503

DSC 9504

 北斗七星としし座を別々に,..。

DSC 9509

 オリオン座と電波塔

 そんなこんなで深夜から遊び続けたおっさんたち。やがて,空が明るくなってきたが,どうも今日は霧の出が悪いらしく,まさに,「うっすら」という表現がピッタリ。でも,これはこれで面白い効果を出してくれる。

DSC 9525

 右手の稜線の上に水星が昇ってきた。まだ,スピカが出ていない。春の大三角を明け方に見られるのはもう少し後のようだ。

DSC 9530

 同じ条件で撮影していても,どんどん空が青く写ってくる。肉眼では,これほど青く見えてはいない。

DSC 9533

 少し南の方に視点をずらしてみた。

 とまあ,こんな具合で,深夜の星々から夜景,明け方のマジックアワーの夜景と霧と星のコラボレーションを堪能した次第。こりゃ,止められん(笑)。

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