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2013年8月 9日 (金曜日)

入院生活:4日目

 起床は0時半(隣の方の機材のアラーム音),午前3時(腰がイテェ〜),午前5時(最早,寝てられん),..。隣のおっちゃんの鼾も煩いし,..。それにしても,腹が減ったぜ。検査のために,ここのところ連日朝飯抜き。昼と夜だけだと(間食はゼロ),恐らくは 1200kcal くらいじゃないかな。そんな訳で夕方の血糖値が70台にまで低下する。朝方の血糖値は100前後に復活するけど。血糖値70台は最早ハンガーノックの部類だろう。なにか,あめ玉とか用意しておいた方がいいかも知れないな。でも,面白いな。血糖値測定のための,あの装置,欲しくなった。

 さて,本日が術前検査最終日。胃カメラと,循環器の専門医の診察とか。しかし,房室ブロック(生活する上でなんの障害もないのだが)で手術できませんとかなったりすることあるのか?まあ,全身麻酔だから,重篤な心臓疾患とかなら無理だろうけど,..。はてさて,無事に生きて還れるのかね? このブログを含めて,SNS 関係が,死んでからも残っているのはあまりいい気持ちじゃないので,アカウントとかパスワードとか,どこかに書いて残しておくかな。

 う〜〜〜・・腹減った〜〜〜・・・

 7時半頃に看護師来室。恒例の血糖値測定。

P1090713.JPG

 細い針をバネの力で「パチン」として,指先から血液を一滴絞り出す。

P1090714.JPG

 で,血液にセンサーの先を当てると毛管現象で血液が吸い上げられる。そして,暫くすると数値が表示される。先端のセンサーチップは使い捨て。この装置,いくらくらいするんだろ?まさに,マイクロ化学の勝利だなぁ(笑)。構造やら原理やらが知りたい。おそらく,グルコースを原料にした燃料電池だとは思うけど,..。

 同僚から,詳しい説明が,.。「血糖値センサーは、チップに仕込まれているグルコースオキシダーゼとグルコースが特異的に反応してフェリシアン化カリウムを還元。このフェロシアン化カリウムを電気化学的に酸化することによって生ずる電流を測定しています」とのこと。なるほどね。

 10時過ぎに循環器内科に行けとの指示。そこで医師と面談。2度の房室ブロックだけど,話を聴いたり,超音波やらX線の画像を観るかぎり,心臓に疾患はないので大丈夫でしょうと。一応,最大心拍は 185bpm 程度と言っておいた。

 戻ってきて,11時過ぎになってようやく内視鏡室からお呼びが掛かる。

ディープスロートの憂鬱:

 内視鏡室に行くと,昨日の大腸カメラの時と同じ看護師の方が世話してくれた。なかなかの美人で大変よろしい(笑)。まず,「胃を綺麗にする薬を飲んで下さい」と紙コップを手渡される。発泡剤みたいなものかな?

 次はいよいよもっとも嫌いな,キシロカインシロップを咽の奥に5分間溜め込んでおく苦行。味は気持ち悪いし,次第に咽が痺れてきて違和感増えるし,飲み込むのと貯めておくのとのギリギリのラインにあんなクソ不味い液体を置いておかないといけないのはなんとも納得いかん。もっと,楽な麻酔方法はないのか?誰か工夫してくれよ。カメラが咽を通る時の苦しさも合わせて緩和するなら,もう鎮静剤(麻酔?)で眠らせてくれと言いたい。

 このイントロダクションの苦行の後は,肩口に胃の動きを止めるためのブスコバンの皮下注射を一本。で,いよいよベッドに移動。横向で涎用の受け皿を置いて,マウスピースを銜えさせられる。検査してくれる医師はたまたま主治医の先生。感じとしては,かなり上手と思われるが,それでもオレの咽は異物を受け付けずに一旦退却。死ぬほど苦しいという表現がピッタリだ。結局,2回嘔吐いて3回目にようやく咽を通過。「力を抜いて楽にして下さい」って,この状況じゃ無理だろ!!美人の看護師に肩を優しくトントンされても,力なんぞ抜ける訳もない。いや〜,生きた心地のしない十数分だった。

 ようやく終了した時には涎と涙と鼻水で端正な顔(?)がグチャグチャに,..。出てくると,車椅子に座って順番待ちだったらしいおじいちゃんが,こっちを見てにっこりして,検査室を指さし,それから人さし指二本で「×」を作ってくれた。「おい,若造,おぬし,胃カメラ苦手だろう!?」という雰囲気が伝わってきて,鼻をかみながら苦笑いして,2,3度頷くと,またニッコリ。いい,じいちゃんだ。こんな風に歳を取りたい。

 部屋に戻って暫くしてようやく水と食事解禁。時刻は既に1時頃。やれやれ,これでようやく術前検査コンプリートである。

いよいよ外科に:

 ウトウトしていると,2時過ぎ頃に「**さん,外科に移りますよ」と看護師登場。東病棟から西病棟への引っ越しである。この病院のレイアウトがわかり辛く,エレベータホールを中心にして,東と西でちょうど対象になっているので,ちょっとどこに向っているのかわからなくなる。

okisou_7w.jpg

P1090718.jpg

 これじゃ,ちょっと惚けの入ったようなじいちゃんやばあちゃんは,迷って自室に帰れなくなるんじゃないのか?

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 早速,看護師が持ってきた「深呼吸の練習器」である。口にホースをくわえて,思いっ切り吸って,この玉3つを全て浮き上がらせて,さらにその状態を3秒維持せよと。試しにやったら,10秒くらい維持できた。必要ないんじゃないかな。

 外科病棟ベッドの新たな拠点を再び「巣」の如くにして,一眺めして悦に入ってから,シャワーを浴びてサッパリ。その後,外科の医師団が回診に訪れる。その雰囲気たるや,まさに白い巨頭かって感じの,体育会系タテ社会の集団で,内科の医師たちとのあまりの雰囲気の違いに思わず笑ってしまった。生憎,主治医のO澤先生はいらっしゃらず,その後しばらくしてお一人でお見えになられた。人伝てに聞くところでは,腕は良いが口が悪いとのことだが,初対面の第一印象では嫌いなタイプではない。いや,むしろ,取り澄ましたようなところが全くなくて付き合いやすいというような印象を受けた。「何分,よろしくお願いいたします」とご挨拶。命預けます。

 明日と明後日の外泊について訊いてみれば,大丈夫だろうとのこと。残務処理と,自転車で思いきり汗を流すのと,最後の晩餐(?)のために,明日は一泊二日で一旦自宅に帰る。さて,いよいよじゃ。

P1090716.JPG

 7階からの眺め。散居住宅?

 夕食になにやらおかしなものが付いてきた。なんじゃ?こりゃ?と飲まずに冷蔵庫に入れておいたのだが,その後現れた看護師に「あれ,飲みました?」と訊かれる。なんでも,術後などに抵抗力が落ちるのを防ぐための働きがあるから飲んで下さいとか。って,これ 200kcal もあるんだけど,..。しかも,飲んでみたら,これがクソ不味い,..。キシロカインシロップに通じる類いの甘さでゲロ吐きそうになった。#飲み慣れると気にならなくなる(笑)。

IMG_3095.jpg

 まあ,まな板の上の鯉なので,飲みましたけど,....。それにしても,こんなの飲んでしまって,明日の朝の血糖値がどうなるか楽しみではある。

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コメント

PC2無事通過ですね。 ここはちょっと「キツイ登り」が有ったみたいですね(^_^;)

私も昔「胃カメラ」飲んだことありましたが、ゲーゲーでした。 現在は少しはは楽になってるのかと思いきや、あいかわらずですか(T_T)

へばなさん

胃カメラは人によって,えらく差があるようです。うどんを啜るかのごとく二飲み込む人もいるようですし。
私は,全然ダメ。少しなれたかと思ったけど,考えてみれば,この手の胃カメラは随分と久しぶりなのでした。
10年ぶりくらい?

もう,トラウマですね。

お久しぶりです。
遂に鉄人()も切腹、相調った訳ですね。
大丈夫ですよ。・・・        きっと。
大腸検査の下剤の不味さは判りますが、今は「レモン風味」成る物が有るんですね。
十数年前から事あるごとに看護婦(年代がバレルな)さんに、もっと美味しければ売れる。と、製薬会社のmrに言ってと助言した甲斐が有ったと言う事ですね()。
しかし、あの「キシロカインシロップ」の苦さだけは何とかして欲しいが、まだ改良成されていない様で、胃カメラは苦にしませんがアレだけは苦手なんですよ。

術後二週間前後は固形物の食事が無い様ですので御覚悟めされよ。
と、脅しておきます。
意外となでら男さんはビビりみたいので()。
ナンテ冗談はさておき、くれぐれもお大事に。

通りすがり さん(省略,御免!)

「レモン風味」と書いてはありますが,10人に訊けば10人とも否と言うと思います。
あんなもの美味くても売れはしないと思いますが。^^;

キシロカインシロップで,その後のディープスロートの憂鬱が助長されます。いわゆる,「検査」の中で平静でいられないのが,胃カメラだけですね。咽の反応が人よりも強いようです。

飲み食いできないのは,前回の検査入院で,そこそこのトレーニングを積んだので,問題ないと思います。逆に,固形物の食事が怖いと思うような気がしますね。

>>あんなもの美味しくても売れはしない・・・
当方の書き方が悪く、意図不明で申し訳ありません。 

一寸でも味付けがされている。
          ↓
患者間で話題になる。
          ↓ 
大腸検査は受けなければならないが下剤はクソ不味いしいやだなー。
          ↓
下剤が味付きで改善されたらしいぞ、何かの味付きだそうだ。と噂が患者間コミュニティーと云う変なネットワークで拡散される。
          ↓
医師が渋る患者に説明しやすくなる。
(昔は有無を言わせない様に説明。現在は選択の自由てな事で拒否できるので意外と下剤が原因で渋る人が多い←これ患者の本音。)
          ↓
気軽に受ける人が増加する。
          ↓
売上が上がる。製薬会社ウハウハで接待接待で医師に拍車がかかる。
法人税増収が見込まれるが微々たる伸びと推測される。
          ↓
病気の発見の増加に貢献。
          ↓
平均寿命が延びる。
          ↓
社会保障費(主に医療費と年金)が増加し国庫がマズイ・・・
          ↓
      困ったなーーー。
以上、風が吹けば桶屋的こじ付け論法でした()。

ディープスロート()のましな受け方。
まず、舌を出す様にする。
感じとしては、モドス時(ゲロ)のノドの状態を意識的にし、マウスピースと歯の僅かな隙間に舌をくっ付ける。その状態のまま顎をいっぱい上げる。
右手は、肘をわき腹にのせながら指をピアノを奏でる如く太ももの上で軽やかに遊ばせる。
時々、肩の脱力を意識的にしつつ目はアチコチを視て気を逸らせる。
胃カメラは、入れる時と十二指腸に入れる幽門の通過だけ我慢すると大した事は無いと思わなければやったられませんよねーーー。

今度、是非試してみて下さい。

お大事なき様に。

通りすがりさん

まあ,次回,機械があったら。^^;

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