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2013年7月13日 (土曜日)

【書籍】100年の難問はなぜ解けたのか

 昨夜読了した。面白い。基本的に詳しいことはわからないんだけど,一つだけイメージできたことがある。

IMG_2996.jpg

 ある数学者が,これまで多くの数学者が取り組んできて解けなかった問題を解く場合には,解くための新たな道具(例えば,別の位相に問題を移送するための数学的手続など)を新たに構築する必要があるらしい。つまり,例えば,宮大工が古代の建築を現代に再現するためには,新たに当時使われていた道具を作るところから始めるとでも言うか。また,例えば,デザイナーが出来るかどうかわからない貴金属細工などを工程を無視して感性だけでデザインして,職人さんが,それを創るために,新たな治具というか,工作機械を作るというか,..。まあ,そんな前準備が必要らしい。今まで,多くの人達が,既存の「道具」を使って創ることの出来なかった「細工物」を作るためには,新たな道具創りから始めなければならないのはイメージとして理解できる。そのために,いわゆる数学界の難問と言われる問題の証明の論文は時に1000ページという膨大な量になるらしい。なんとなく,「数学における「創造」とはどういうことか?」というもののイメージが湧いた本だった。

 それにしても,ポアンカレ予想を解いて,フィールズ賞も賞金も辞退して,様々な大学からのオファーも拒否した,この天才数学者は,今は何を見つめているんだろうか?

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コメント

2007年にNHKスペシャルでポアンカレ予想とベレルマンの放送があり、それを見逃して口惜しい思いをしました。ところが、しばらく後に再放送があって見ることができました。それをベースにした書籍化なのでしょうか。テレビですから巧みな映像を用いてあれこれと、ポアンカレ予想について解説がされていましたが、わたしにとっては予想を立てる数学者も相当なものだと思えるし、それを証明したペレルマンもちろん、その証明が完全不可欠なものだと確認する方々も・・・。さらには、この予想を証明しようとして、出来ずに一生を終えた方々も・・・。なんだか学者という方々が、わたしにとってはさらに分からなく遠い存在になったというか、奇人変人なのもうなずけるというか、そういう存在になったことだけは確かです。ただ、謎解きの課程にはなかなか興味をそそられる部分もありますし、そういう人たちですから物語としてはじつに面白いのです。このとき、映画『ビューティフル・マインド』(でもこれはペレルマンとは違って、数学者ジョン・ナッシュの話)を見ました。

koji さん

そうです。その番組のディレクタが書いた本だったと。

数学というのは不思議な学問で,昔,本当に不思議だと思ったのは以下のようなことでした。

数学の世界の中で,とある方程式を「数学の世界で決められたやり方」で処理して得られた結果が,物理学の世界で観測される。数学者が数学の世界で構築する道具立ては,全て宇宙の原理原則に則ったものなのか?

なんか,宗教とか哲学とか,そういう一点に全てのものが集約して行きそうな,そんな不思議な印象を持ちました。

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