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2013年4月30日 (火曜日)

【モノクローム修行】実家周辺の風景

 昨日の朝,カメラ担いで実家を出た。生まれ育った町並みが朝日に光っている。それにしても,こんなに小さな町だったのか。この気分を表現するにはモノクロームしかあるまい(笑)。

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 いわゆる,メインストリート。数十軒の家が道の両側に並んでいるが,恐らくは,どの家も住人の平均年齢は70歳以上。そして,商売を辞めてしまったところもかなり多い。この道の右側には,幅1m弱の水路がある。昔は,かなりの流量があって,家々から階段が造られて,水路で洗い物をした。そのころは小魚が泳ぎ,トンボのヤゴが生息し,ホタルさえいた。今は,水深3〜5cm程度でチョロチョロ流れるだけの,ドブ川よりも少しマシな,単なる「水路」に過ぎない。

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 水路脇の塀。子供の頃は,水路にいたオニヤンマのヤゴがこの壁に留まり,たくさん羽化していたものだ。6月中頃からの早朝の楽しみは,この羽化したばかりのオニヤンマを獲って,シャツの胸に留まらせて,自宅に持ち帰ることだった。持ち帰ったオニヤンマは,自宅の植木などに移しておく。しばらくすると,固くなったオニヤンマの翅が開き,フルフル震え始めて,やがて一頭,また一頭と飛び立って行く。こうした様を飽きずに眺めていたものだった。

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 この家は,昔,豆腐屋だった。自分のところで大豆をすりつぶし,豆乳を搾り,天然の苦汁を加えて豆腐を作っていた。そして,小学生だったなでら男は,母親に言いつけられて,ボールを手に,ここまで買いに来る。水中でユラユラと動く豆腐を店のおばさんが掬ってくれてボールに移してくれる様をじっと眺めているような坊主だった。

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 このT字路(というか写真奥の家の場所)にあったのが,高蔵寺の脇に移築された「旧佐藤家住居」である。奥に写っている住宅が,移築後に建てられた現在の住宅である。この周辺では,よく林の中を駆けずり回って遊んだものだが,移築時には,大勢の人と重機などで大層大騒ぎだったことを覚えている。左の電柱のところにバスの停留所の標識のようなものがあるが,多分,これは「ラピッド号」とかいう,高倉と角田市街地を結ぶバスのものだろう。

 昔は,この場所から大河原への路線バスが走っていて(左方向に行くと大河原),日曜の朝になると,近所の連中と一緒に,そのバスに乗って大河原まで習字を習いに行っていた。小学校3年辺りから,6年辺りまで通った覚えがある。近所の子供たちが何人か習いに行っているからという理由だけで,ある日,お袋(親父だったかな?)に連れられて,大河原の書道教室に行って,入門をお願いした。正直,書道をやりたいという気持ちなどサラサラなく,ここに行けば,休日,他の友人達と一緒にいられるということだけを楽しみに入門したようなものだった。この当時,土曜日の午後7時といえば,「巨人の星」が放送されていて,子供たちは夢中だった。消える魔球がなぜ消えるのかを,バスの後部座席で,大河原に着くまでの30分ほど,熱く議論した思い出がある。

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 ここは今は誰も住んでいないが,その昔は医院だった。集落に一軒の医院であり,子供の頃1〜2度診てもらったような気がする。ちょっと洒落た洋風の雰囲気をまとった家で,近所の家々とは印象が異なっていて,さすがに医者の家は違うなと子供心に訳のわからないことを考えていたものだ。庭がえらく広く,樹木が沢山植えられていて,我々悪ガキには,格好のセミ獲りの場所だった。

 この家には,なでら男の4歳年上の息子がいて,彼は医者になることを義務付けられて,高校は当時の宮城県のナンバーワンスクールである「仙台一高」に進学した。いわゆる,越境入学である。当時,地元では飛び抜けた秀才だった。その後,東北大学の医学部を目指すも,二年ほど浪人して山形大学の医学部に入学したように記憶している。今現在は仙台のなんとか病院のお偉いさんになっているとかいうことを耳にした。

 などと,昔のことをいろいろと思い出した,連休前半の最終日の朝だった。

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