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2013年3月29日 (金曜日)

雪の本

 本好きは子供の頃からだが,いつからか「雪」に関する本が目に付くと仕入れるようになった。米沢に住むようになってからは,まさに生活に密着したテーマとなった(苦笑)。

 雪といえば,まずは,この方。中谷ダイヤグラムや人工雪の研究で世界的に有名な中谷宇吉郎博士。「雪は天からの手紙である」という文言は,あまりにも有名。随分前になるが,岩波書店から「中谷宇吉郎集」が出るというので,新しい巻が出るたびに買い足して行ったもの。流石にまとめてとなると,少々きつい。隣には,同様に一月に一冊くらいの割りで出た,中谷博士の師匠の寺田寅彦博士の「寺田寅彦全集」もある。これも30巻まであり,まとめて購入など不可能である。一巻ずつ間隔を置いて発刊してもらえて幸運だった。

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 全て雪に関するものではないものの,1〜3巻辺りに雪の話が多く,読んでいて楽しい。

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 そして,同じ北大の低温科学研究所で活躍された,小林禎作先生の著作なども,...。

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 実は今日買い物に生協に行った際に見つけてしまったのが,左の本。「雪に魅せられた人びと」を著した小林禎作先生の著作である。素通りできずに購入(笑)。あとがきなどを読んでいると,小林先生は北大教授として在職中に亡くなられてしまったらしい。北大の低温科学研究所の「低温科学・物理篇」の46巻(1988)に追悼文があった。

 ところで,この追悼文にある,黒田助教授だが,フルネームでは黒田登志雄,結晶成長学の理論的研究で多くの成果を挙げた新進気鋭の科学者だったが,1991年に46歳の若さで亡くなっている。黒田先生の著書に「結晶は生きている」があり,私自身も反応晶析などの関連で大いに勉強させていただいた。

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 左のが私の蔵書で,右は学生が昨年買い求めたもの(笑)。黒田先生は,雪の結晶形態を理論的に研究されてた。手元に,研究成果をまとめた論文の一つ「雪の形態形成及び氷の表面融解現象」があるが,綺麗にまとめ上げられていて見事である。

 それにしても,上記の書物の中に掲載されている「雪の結晶」の写真を観ていると,酸素1原子,水素2原子から構成される,実に単純な構造の「水分子」が織り成す,複雑巧妙な世界に溜め息が出る。神というのが,もしもいたとしたならば,なんとも面白い物質を世に送出したものである。

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