【書籍】追い風ライダー
読了した。全ていい話だ。最後の話は特にいい。が,偏屈おっさんのなでら男にとっては,どこかがこそばゆい感じが終始付きまとった(苦笑)。口に出してしまったら,文章にしてしまったら,胸の中の大きなものが,ちょっと「小さなもの」になってしまうような,そんな感じのものをテーマにしているという印象。もちろん,小説なんだから,文章にしなければどうにもならないけど,言葉や文章にしてしまうと何かが失われるような題材というものもあるように思う。自分にとっては,言わぬが花のことを敢えて文章にしてしまったという感想を持った次第。でも,当然,文章を綴る作者のイメージをさらに大きく膨らませて受信した読者もいたことだろう。この辺りは,まあ,好みの問題。繰り返しになるが,いい話ではある。一読をお奨めする。
「愛の中にはことばよりも多くの沈黙がある。恋する男が恋人に語りかけるとき,
恋人は,その言葉よりも沈黙に聴き入っている」 by マックス・ピカート
« 重さと運動と天気01/31/13【1月の総括】 | トップページ | 【過去記録】2011/1/31 の日記より »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 休日なのに悪天候!(2021.10.23)
- 今日もそこそこ天気がいいが寒い(2021.10.22)
- 寒いし天気悪いので引きこもりだっぺ!(2021.10.17)
- 今日もアメ〜〜〜!(2021.10.13)
- 人間ドック後半の胃カメラ受診(2021.10.11)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« 重さと運動と天気01/31/13【1月の総括】 | トップページ | 【過去記録】2011/1/31 の日記より »
そうですか、では…
投稿: ききょうや | 2013年2月 1日 (金曜日) 07時48分
ききょうやさん
まあ,そんな感じです。所要時間3時間くらいかな。^^;
投稿: なでら男 | 2013年2月 1日 (金曜日) 08時01分