膵管拡張,その後
過日の人間ドックの腹部超音波検査で「要精検」のお小言喰らった「膵管拡張の所見」に関して,先日腹部超音波検査と造影 CT なる検査を受診した結果を聴きに病院に行った。
「膵管拡張」というキーワードでググるれば直ぐにわかるように,この症状の原因として,剣呑で物騒な事項が沢山ヒットする。その辺りの情報を入手して後,「はてさて,なでら男の悪運もついに尽きたか。まあ,人間なるようにしかならんし,ジタバタしても仕方あるまい」と一種の諦観のような状態ではいた。何を言われてもおろおろしないように,葬式用の写真を選び,遺書を認め,パンツも履き替えてから病院に向ったのは言うまでもない(ウソ)。
4時少し前に病院に着いて,持参の文庫を読んでいると,「**さん」と呼ばれたので診察室へ。相変わらず,歯切れと滑舌の悪いドクターの話を伺う。結果から言えば,「膵ガン」と思われる所見なし。ただ,確かに膵管は 4mm 前後に拡張している(正常であれば 1mm 前後で,腹部超音波でははっきりと見えない。腹部超音波検査で膵管がはっきり見えた時点で異常あり)。理由として考えられることは2点。一つ目は,(先天的な?)膵管合流部異常(要するに,生まれついての奇形状態?),二つ目は,IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍 Intraductal Papillary Mucinous Neoplasm)によるもの。これに関しては,こんなページや,こんなページもあるな。後者だった場合,膵ガンへと移行する場合や他の臓器にガンが発生するようなケースもあるので,要経過観察らしい。年に1〜2回は CT や MRI のお世話になることになる。もちろん,性質が悪ければ,外科的に除去することになるだろうけど。
その辺りを診断する方法としては,MRICP および ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)があるらしい。後者は入院が必要だし,それなりのダメージもあるそうなので,取り合えず MRICP をチョイスして,ついでに血液中の腫瘍マーカの検査も入れた。
うん,そういや,昨年辺りにも肝臓周囲の腹部超音波検査をしたな。あの時には,膵管拡張とか言われなかったので,ここ1年ほどの変化なのかな?とすると,原因はやはり IPMN ということになりそうだなぁ。なんだかんだの揚げ句に,やっぱり,膵癌でしたなんてことになったりしてな。
はてさて,この膵臓ラプソディ,落ち着く先はどこになるのやら,...。
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コメント
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こんにちは。 膵管拡張と言われてネットで調べてるとこちらのブログにたどり着きました。
3年前のブログなので(膵管拡張にかんしては)経過がかかれてるページをどうしてみればわかりませんが、現在もブログを書かれているので、完治されたのだと信じています。 安心しました。
私は初めて聞いた症状(病名?)でしたのでまだ心配ですが、ドクターのいう事を聞いて治そうと思います。
この経過が書かれているブログは見る事ができるでしょうか。
投稿: アンジェラ | 2015年12月31日 (木曜日) 09時19分
アンジェラさま
はじめまして。既にお調べと思いますが,膵管拡張はバカにしているととんでもないことになりかねない症状です。
2012年の年末辺りに超音波胃カメラの検査を受けて,何か嚢胞状のものがあることまではわかったのですが,それが安心できるものかどうなのかがわからず,..。で,翌年2013年の3月に検査入院で ERCP を受けて,癌ではないものの,異形細胞の存在も確認できるので,恐らくは良性の腫瘍だろうということになりました。問題は,此奴をどうするかなんですが,内科医,外科医,合わせて3人の意見を訊いたところ,内科医はもうしばらく経過観察でも良いような気がする,外科医二人は,過去の経験からこの病態はそこそこの確率で膵癌に移行することがあるので,今のうちに切るのがベストではないかというもの。まあ,医者の専門から言えば,そうなるのでしょうね。で,いろいろと訊いてみて,切ることに決めて,2013年の8月に入院手術。今は半年に一回ほどの定期的な検診を受けています。手術後の病理検査では良性の腫瘍で癌ではないと。おおよそ直径1.5cmの腫瘍が膵管に出来て,それが膵液の流れを悪くして,結果膵管が拡張したのだと。この選択がベストかどうかはわかりませんが,経過観察でも半年に1回ほどの CT や MRI の検査は必須でその度にビクビクするのも嫌だなぁと思っていたので切ることを選択した次第です。この辺りもブログに書いてあります。
入院生活やら検査入院のことも 2013年の3月から9月の初めにかけてのブログにあります。「病気」カテゴリーでほぼ読めるのではないかと思います。アンジェラ様もしっかり診てもらって下さい。脅かす訳ではありませんが,膵癌になったらまずアウトとです。お大事にお過ごし下さい。
投稿: なでら男 | 2015年12月31日 (木曜日) 10時06分
超音波内視鏡の検査はこれですね。
http://naderayama.cocolog-nifty.com/naderaman/2012/12/post-a247.html
投稿: なでら男 | 2015年12月31日 (木曜日) 10時12分
なでら男様
31日にこれだけ丁寧なアドバイス・お返事を頂いていて、こんなにお礼が遅くなってしまってほんとうに失礼しました。 年末に家族が亡くなり、落ち着かない日が続き遅れてしまいました。
あれ以来膵臓の事がずっと心配でネットを見る度に気分が沈みます。
経験者の方からのアドバイスが一番心強い気がします。感謝しています。
今現在は内科に通って、昨日また血液検査をしました。 元々私の場合薬物性かウイルス性急性肝障害になったようで、それで腹部エコー、CTスキャンした結果少し膵管拡張が見えると言われました。
もし今の内科の先生がこのまま経過を見ていいと言われたら、私は心配なので、なるべく早くセカンドオピニオンも別の病院で聞いてみようかと思っていました。 内臓でも外科のドクターに見て頂く事ができるのですね。 とても参考になります。
過去のブログも読まさせていただきます。
なでら男様は現在は完全に普通の生活に戻ってられるのでしょうか。 お元気である事を願います。
私は英語が言語なので、日本語に失礼があったら申し訳ありません。
不安になったら又ここに来てもいいでしょうか。
なでら男様の書いてくださった事、ほんとうに有難く思っています。
どうぞ健康でよいお年をお過ごし下さい。
投稿: アンジェラ | 2016年1月 7日 (木曜日) 12時48分
アンジェラさま
ご家族がお亡くなりになられたとのこと,ご自分の身体のことに加えてご心痛お察しいたします。
私の場合は,たまたま外科医師に知合いがいて,その方の伝手もありましたので,ラッキーでした。でも,恐らくは病状によっては外科的な手術も考慮に入れる場合もあると思いますので,内科と外科の連携になろうかと思います。アンジェラ様の場合には肝障害からのものとのことですので,私の場合とは少し違うかも知れません。
私の場合は,今現在は普通と変わりのない生活に戻っていますが,医師に言わせると,多少は気を付けてもらいたいようです。
もしなにかあれば,遠慮なさらずにメールででもご連絡頂ければ,お応えできることについてはお応えいたします。
それではよい方向に向かうことをお祈りしております。
投稿: なでら男 | 2016年1月 7日 (木曜日) 14時02分
なでら男様
ご親切なお言葉を本当にありがとうございます。
不安なまま日を過ごすのがつらかったので、もともと救急で運ばれた病院に(膵管は他院で発見)に相談したところ、昨日再検査と今日の午後からエコーとMRCPをする事になりました。
救急ではこばれたこの病院では血液検査しかしてなく、次までの予約が1か月近く空いていたので不安で別の所に血液検査だけでも経過が良くなっているかを見てもらうのに行った所の診断でした。
病院のドクターの1人はお医者さんは1つにしてほしいのような事を言われましたが、そうしてたら膵管の事は見つかってなかったのにと思いました。 他院のドクターにも病院に戻った事怒られるのかな、と思っています。 でも別のドクターは親切でそのような事は全然気にされてず、きょうの予約を取って下さいました。 肝障害に関係してるか、肝障害になる前から存在してたかは多分今日のMRCPをするまで分からないみたいです。
水曜日に結果ですが、あまり心配しすぎず、週末は落ち着いてリラックスしようと思います(できるかな)。 こんなに早くMRCPを受けられる結果になったのも、ならで男様のお蔭でもあります。
また水曜日の結果がでたらお伝えに来ようと思います(あつかましいですが)。 心配して下さって本当に有難うございました。
投稿: アンジェラ | 2016年1月 9日 (土曜日) 08時04分
アンジェラさま
MRCP を受診とのこと,なによりと存じます。それだけではっきりしないかも知れませんが,まずは一つ一つ検査を受けることが重要かと思います。まあ,医師の中には狭量な方もおられますが,あまり気にせず,納得の行くまで意見を求めるのがいいと思います。
それと古い記事へのブログコメントは面倒でしたら,メールでも結構ですよ。^^;
投稿: なでら男 | 2016年1月 9日 (土曜日) 20時44分
なでら男様
再びはげましのお返事を有難うございました。
今日結果で、肝臓(やや脂肪肝)と膵臓MRCPとエコーでは、お蔭様で得に異常は発見されなかったという事でひとまず安心しています。 肝臓の数値はまだ元にもどっていませんが。
でも、という事は拡張していた膵管が元に戻ったという事?になるのかと思い、一旦拡張した管が元に戻る事はあるのか聞くと拡張してるのは腫瘍などが主な原因なので、勝手に戻る事はないと言われたので、少し困惑したまま病院を出ました。
何等かの原因で拡張していてそれが本当に戻ったのなら100%安心なのですが、2週間前に別の病院のエコーでは拡張と言われたので、その辺りがややすっきりしませんが今はとにかく素直にこの結果を喜ぼうと思います。 そしてまた何か月かたったら検査受けようと思います。
今回急性肝臓障害になって健康である事がどれだけ有難い事か知らされました。
ならで男さんのになりました。 本当に有難うございました。
自分の事ばかり書いていたのと古いブログを見ていたので、最近愛犬を亡くされた事も今日まで知らず本当にごめんなさい。 エルちゃんが安らかに.....
ちなみに、メールはどこからできるのでしょうか。
投稿: アンジェラ | 2016年1月13日 (水曜日) 12時49分
アンジェラ様
MRCP とエコーで異常が見出されなかったということは,膵管拡張自体が見誤りということでしょうか?最初の膵管拡張の初見はどういった検査で?もしも,膵管拡張自体が誤診だったとすれば,喜ばしいことですね。
メールは,左の項目の「プロフィール」の中にあります。
投稿: なでら男 | 2016年1月14日 (木曜日) 05時47分
こんにちは。初めまして。東京のでん六(60)と申します。アンジェラさんと同じく、膵管拡張からなでら男さまを存じ上げました。幅広い話題とキレイな写真満載のブログですね!。ただ今回は私のスイゾーの話をさせていただきたく(ご覧いただきたく)、拙文をしたためます。特にスイに関して自覚症状はなかったのですが、暗黒の臓器、超音波検査より一歩踏み込みMRCP検査を受けたのは2004年の夏でした。この時点で「4ミリの嚢胞あり」。膵管拡張等は指摘されず、以後現在に至るまで経過を観察しています。初めは自由診療でしたが問題を指摘されたので保険適用ともなり、それから近所の公立病院へ。ここでは機器の関係か、スライスの幅がゆるいのか、はたまた読影医師の技量なのか、何回も検査を受けたにもかかわらず、ほとんどの回で「嚢胞は見当たらず」。ごくたまに「微小の嚢胞は存在するが、有意ではない」でした。今ひとつハッキリしないことに不安を感じ、次にスイの外科手術では実績のある大学病院の門を叩き、同じくMRCPと超音波検査を2回ずつ受けています。教授いわく「これは単純嚢胞。見てすぐわかる。IPMNではない。大きさも小さいし、嚢胞内に隆起もない。放っておいてもいいけれど、一応ルーティンで2~3回は診ておく」由。この際だからと頼み込んで超音波内視鏡検査も実施していただきましたが、「嚢胞は見当たらず」でした。安心はしつつ、一方で何となく釈然としないまま、かかりつけの医師に相談したところ、その医師の出身大学病院を紹介され、2013年から半年おきにMRCP(初回はCTも。2回に1回は超音波)と採血で様子見です。確かに毎回緊張の極みであります。
先週検査があり、昨日結果を聞いてきました。「尾部に3ミリ大の嚢胞。10年以上大きさは変わらず。主膵管との連続性ははっきりせず。分岐型IPMNの疑い。主膵管は副乳頭に開口。主膵管と総胆管には病的拡張と形態変化なし。拡散画像でも明らかな充実性腫瘍は認めない」。そして教授いわく「長らく大きさに変化はなく、しかも小さい。嚢胞内の隆起もない。膵管径は2~3ミリではあるが、グレーゾーンの5~9ミリには至らず、今の状況では更なる検査が必要とは思わない。半年の検査を1年に一度にしてもよかろうが、引き続き観察が肝要」。血液検査もアミラーゼ、リパーゼ、血糖をはじめ、4種の腫瘍マーカーはいずれも正常範囲内でしたが、中でエステラーゼ1がこれまで60-90の間で前回が54のところ、今回129に上がり、他にリウマチの値が漸増傾向のため、3か月後に採血のみの検査を行うとのことでした。
それにしても、臓器が臓器だけだし、経過観察といっても毎日スッキリしません。いっそのこと、なでら様のようにスパッと切って、頭の中から嚢胞のモヤモヤをキレイさっぱり消し去りたい気分です。
初めてのお便りながら長文となり、まことに失礼しました。ご健勝を心からお祈り申し上げます。
投稿: でん六 | 2016年1月21日 (木曜日) 17時01分
でん六さま
コメントありがとうございます。そうですか,嚢胞ですか。場所が場所だけに,それは悩ましいですね。私の場合は,術後病理検査で,直径 1.5cm の良性腫瘍でした。でん六さまの場合には,小さいですし,かなり長い期間大きさが変化していませんし,膵管拡張も認められないのなら経過観察でいいのではないでしょうか?
私の場合には,3人の意見を聴いて,切るべし2でした。もっとも,切るべしの2名はともに消化器外科の先生でしたが(苦笑)。術後やらなにやらのこともいろいろと書きましたが,それなりに大変ですし。経過観察を複数の医師に奨められたのなら,それがベストの選択ではないでしょうか?
沈黙の臓器が相手ですので,呉々もご自愛下さい。
投稿: なでら男 | 2016年1月21日 (木曜日) 21時11分
ブログを拝見したら、早速にご丁寧な返信を頂戴しました。
まことにありがとうございます!ご経験に基づいた温かいお言葉、うれしいです。
投稿: でん六 | 2016年1月21日 (木曜日) 21時56分
ブログを拝見したら、早速にご丁寧な返信を頂戴しました。
まことにありがとうございます!ご経験に基づいた温かいお言葉、うれしいです。
投稿: でん六 | 2016年1月21日 (木曜日) 21時59分
こんにちは。気象庁のレーダーを見ると、関東のごく狭い範囲にだけ雨雲がかかっていますね。私の住む東京の梅雨明けは
果たしていつ頃でしょうか。私は今年の1月に、膵嚢胞の件で投稿させていただいた「でん六」と申します。その節はたいへん
ご丁寧な返信を頂戴しました。重ねて御礼申し上げます。昨日、かかりつけの病院で、半年ごとのМRCP及び血液検査の結
果を聞いてきました。①分枝型が二つ。ひとつは6ミリ②嚢胞内に結節(隆起)なし③膵管拡張なし④慢性膵炎なし⑤各種腫瘍
マーカー、膵酵素、肝機能等は問題なし、ということでした。
引き続き経過観察でありますが、大きさが前回比やや大きい(といっても、数ミリですが)のが気になりました。こんな数ミリの変
化でもナーバスになってしまうのは、我ながら困ったものであります。それにしても、この病院(大学病院)は予約制になっては
いるのですが、1時間当たりいったい何人詰め込んでいるのか、毎回呆れてしまいます。診察は9時スタートで、受付は8時頃
から始まっているのでしょうか。私は事情があって9時ちょうど辺りに入ります。ですから、9時台に自分の順番が回ってくると
は思っていません。昨日は4時間待ちでした。担当の教授が診察を始めたのが9時半・・・。ヤレヤレ、どこか実績のある、しっ
かりしたところへ鞍替えしようかなどと考えないでもないです。
途中から愚痴になり、すみません。なでら先生の最近のご体調はいかがですか。切ってしまえば、気持ちの上でもかなりスッ
キリするものですかね。うちには30才になる一人娘がいて、精神遅滞で平日は施設へ通っています。そんなこんなで、さぁこ
れからどうなるのか、どうしようかなどと考える日々です。以前も書きましたかね、わたし、元私大職員でした。今頃、かつての
同僚は夏休みを前に、あれこれ計画を練っているでしょう。それでは、なでら先生、ますますお健やかにお過ごしください。
投稿: でん六 | 2016年7月21日 (木曜日) 16時46分
でん六さま
お久しぶりです。早く梅雨明けしてもらいたいですね。
定期的な検査で深刻な異常が見つからなかったとのこと,なによりと存じます。場所が場所だけに,サイズが変わることにナーバスになるのは仕方のないことかと思います。私の通っている病院も,時間通りという訳ではないですが,まあ,長くても1時間程度の待ち時間です。採血検査の結果待ちだとか,いろいろあるので仕方ないかなと思っています。
私が切ることを決意したのは,膵臓専門の消化器外科医からの「この病態はかなりの確率で膵癌に移行する」との言葉でした。それに加えて,最終的な検査とも言える ERCP で異形細胞が見つかっていたことです。癌細胞ではないが,正常細胞とは違った形態の細胞があるというのは,やはり大きな決め手でしたね。なにしろ,膵癌は見つかったときには手遅れというのがよく聞く話でしたので。切ってしまえば,まあ,気持ち的には楽になりますが,今でも1年に一回は造影 MRI はやってます。術後3年ほどになりますが,ようやく検査が半年に一回になりました。今では,そういう行為が膵管拡張の原因だったのではないかという,大酒飲みの状態に舞い戻ってしまい,ダメなものだなぁと自分で呆れています。体調は以前と変わらないように思います。切った直後は,食事とか大変でしたけど。
でん六さまは,私大の職員の方でしたか。最近は,大学もいい職場とは言えないかも知れませんね。なんだか,昔に比べて面倒なことばかり増えてきて。でも,まあ,今更職替えも出来ませんし,ここで頑張るしかありません。お嬢様のこと,ご自分の健康と合わせて考えてしまいますね。
各人のご都合とか思いがありますので,切った方がいいですよとは軽々しく言えませんが,もし可能なら ERCP とかで膵内の細胞診のようなことをしてみるのがいいのかも知れません。
あ,それと,古い記事ですのでコメント欄に書くのも大変かと思います。また,書きにくいことなどもありましたら,メールを送って下されば,わかる範囲でお応えいたします。アドレスは,msisi@nifty,com です。
投稿: なでら男 | 2016年7月21日 (木曜日) 17時31分
主膵管拡張の件で質問いたします。
夫が先日初めて腹部エコー検査を受け、主膵管拡張3.7mmと診断されました。
疑わしいものは全く見受けられず、だた拡張「のみ」という状態です。
狭窄部分等もなく、均一な太さらしいです。
もしかすると「もともと、この太さなのか?」とも思えると。
本来なら、経過観察でよい状態らしいのですが、昨年夏に「糖尿病」を発症してることから、
念のために、MRIなどの検査も受けておいたほうがいいかな?という状況で、来月にでも
大きな病院での精密検査となりました。(糖尿病は血糖値もすっかり正常で、薬もいらず安定してます)
なでら男様は、主膵管拡張を指摘されたとき、拡張「だけ」だったのでしょうか?
その後、内視鏡検査等、詳しく調べられたときに腫瘍が見つかった、ということでよろしいですか?
数か月の間に、腫瘍が出来た?それとも拡張を指摘された際には分からなかった?
いろいろと質問し、大変申し訳ありません。
主膵管拡張、調べれば調べるほど怖くて。
転勤族の子供なし夫婦2人暮らし、友人知人もおらず相談出来る人もおりません。
両親は他界し、一人っ子の私にとって、夫はただ一人の大切な存在です。
検査をしてみないことには、何も分からないし、気にしても仕方ない・・・とは分かっていても、
正直なところ心配でたまりません。
ぶしつけな質問ではありますが、教えてくださると嬉しいです。
投稿: アッキー | 2019年11月 7日 (木曜日) 09時22分
アッキー様
膵管拡張はちょっとググっただけで気になる事項が山ほどヒットしますので,ご心配のほどよくわかります。
私の場合には,このときの腹部エコーで膵管拡張を指摘される数年前(いつだったかは判然としませんが)にも腹部エコーを受診して,その際にはなにもなかったので,たぶん数年間のうちに何らかの病変で膵管拡張に至ったものと思われます。
腹部エコーでわかるのは,本来エコーでは見えるはずのない太さの膵管が見えたのは膵管が太くなっているからだというところまでで,問題は太くなった原因がなにか?という点です。これはその後の検査をしないとわからないと思います。なので,太くなった原因を探るのは必須です。私の場合はいろいろと検査して,膿瘍のようなものがあるらしいと言う事になりました。膿瘍が出来たことで膵液を流すための管が太くなったのだろうと,..。検査後の内科医の判断では,経過観察で半年に一度の CT とかいうのもありましたが,他の外科医の2名は切った方がいいとの判断でした。
アッキー様のご主人の場合も腹部エコーでの膵管拡張を指摘されたのであれば,その原因をきちんと精査された方がいいと思います。なにしろ,膵臓は怖いです。今はきちんと検査を受けるべきだろうと思います。
医師ではありませんので,私の文章にも思い込みがあると思いますので,その辺りはご勘弁下さい。
投稿: なでら男 | 2019年11月 7日 (木曜日) 09時42分
早速のお返事、ありがとうございます。感謝いたします。
そもそもエコー検査をしたきっかけは、糖尿病発症から1,2年は膵臓がんに注意!ということが気になり、
私から主治医に言い出したことからでした。
「一応やっておこうか」程度の気持ちですね。
そうしたところ主膵管3、7ミリ。エコー検査自体が初めてのため、もともとの主膵管の太さや、いつから太くなったのか?
などとは誰にも分かりませんよね。
夫の腹部エコーを担当してくださった技師さんは、何度もIPMN等、小さな病変を見つけている、大変優秀な技師さんだ
そうです。そんな優秀な方が撮ってくださり、全く病変が見られない・・・ということと、
腹部エコーから更に詳しく検査という流れも、決して緊急性のあるものではないということで、夫は安心し切っているようです。
「一応、念のために検査しておいたほうがいいんだけど、平日って仕事休めないよね?」主治医
「あ、12月の初めに3日間有給取ってますよ」夫
「じゃぁ、そのときに行ってみる?」主治医
という具合でした。
「尾道方式」をご存知ですか?
膵臓がんの早期発見プロジェクトです。
膵臓がんの危険因子を持つ人に、積極的に腹部エコー検査をしてもらう。(夫だと糖尿病)
なんらかの病変が見つかれば(主膵管拡張)、設備の整った大きな病院への紹介。
病院同士が連携することによって、膵臓がんの早期発見を!という取り組みです。
今回のエコー検査から、更なる検査は、まさにこの尾道方式ということです。
もともと小さなことを気にせず能天気?ともいえる夫ですが、今回も同様に「全く」気にしてない様子です。
羨ましいほどです。
反対に、家族・親族の多くを「がん」で亡くし、知人に膵臓がんで亡くなった方が数人いる私は、いつも通りの
態度でいるだけで精一杯、というダメ妻です。
気持ちが落ち着かず、なでら男様に突然の質問をしてしまったこと・・・どうかお許しくださいね。
来月上旬には、必ず検査を受けてもらいます(もっと早くしてくれ!と思ってしまうほどです)
まるで判決が下るのを待ってるような、イヤな気分ですね。
膵臓の病気は、がんは勿論ですが、ほとんどが難しい病気です。
能天気ですが、痛みや辛さにはすごく弱い夫です。
大きな病気でないことを・・・心から願うのみです。
投稿: アッキー | 2019年11月 7日 (木曜日) 14時58分
アッキー様
昼にうちの女房に訊いたら,私の場合は4ミリほどだっかなぁ?ということでした。先天的に太い人もいるとか聞いたような記憶もあります。私の場合は何年か前は異常なしだったので,そういう部類ではないのですが,..。
そうですか,腹部エコーで IPMN まで見つかるものでしたか。初めて知りました。それは優秀な技師さんに当りましたね。そして,既に検査も予定に入っているとのこと,あとはその結果を待つばかりですが,たしかになにか頭の片隅に気掛かりが常にあるような落ち着かない気分ですね。私の時も,当の本人はいたって暢気に構えてました。で,女房は医療関係でしたので,これまたなるようにしかならんと,..。そんな感じで検査漬けの一時期を送った次第です。
尾道には,素晴らしいシステムがあるんですね。知りませんでした。なんにせよ,旦那様が大きな病気ではないといいですね。
私のコメントで気が紛れるようでしたらいつでもどうぞ!差し障りのある内容でしたら,メールでも構いません。
投稿: なでら男 | 2019年11月 7日 (木曜日) 15時16分
当時のこと、奥様にまで確認してくださったのですね。
本当にありがとうございます。
尾道方式というのは、尾道市医師会が中心となって2007年から始まった、膵臓がんの
早期発見プロジェクトです。
それが少しずつ、日本各地に広がっていった・・・ということですね。
私の住む地方の小さな町の小さな内科にまで。
膵臓がんの早期発見だけでなく、分かりにくいといわれている膵臓関係すべての病気が、
早く見つかり、治療、完治へと向かっていってくれるといいですね。
今日は、本当にありがとうございました。
不安なことに変わりはありませんが、聞いていただいて少し気持ちが軽くなった感じです。
どうか、奥様にも・・・お礼をお伝えくださませ。
寒くなって参ります。どうぞお体お大事に!!
投稿: アッキー | 2019年11月 7日 (木曜日) 19時21分
ストレスの大変溜まる日々を経て(私だけ?笑)、遂に夫の検査が終了いたしました。
「全く異常なし!」でした
腹部エコー
MRI腹部単純+MRCP
CT腹部単純+造影
主膵管1.8㎜で拡張なし
癌や他の膵臓疾患もなし
…とはいえ、糖尿病があると膵臓癌のリスクが健康な人に比べると高いので、年に一度くらいは腹部エコー検査をしておくといいね、というところに落ち着きました。
お恥ずかしいのですが、先生のお話を聞き終えたあと、立ち上がれないほど(笑)力が抜けてしまいました。
色々とご自身の体験など教えて下さり、感謝しております。
あたたかいお言葉、本当に嬉しかったです。
なでら男様のお住まいのあたりは、もう雪景色なのですね!
私の住んでいるとこは、年に1、2回数センチ積もると大騒ぎ…なところです(笑)
慣れてらっしゃるとは思いますが、雪の中でのお車の運転等、気をつけて下さいね。
本当にありがとうございました。
どうぞ、なでら奥様にもよろしくお伝えて下さい。
投稿: アッキー | 2019年12月 5日 (木曜日) 09時22分
アッキー様
詳しい検査で異常なしとのこと,なによりでした。安心されたご様子が目に浮かぶようです。今後も定期的な検診を欠かさないようにしてください。
こちらは今週末にかけて白くなりそうです。まあ,慣れっこなんですけど,..。
投稿: なでら男 | 2019年12月 6日 (金曜日) 03時10分
主膵管拡張でこちらに
エコー・CT・MRIと検査しました
主膵管は5-6mmですが原因となる異常は指摘できなずでした
実は17年前にもエコーでひっかかりCT・MRIで同じ結果でした
生まれつきなのか不明ですが、
今回もエコーで再検査となりました、17年何事もなく過ごしてきたので
いいかなとも思いましたが取りあえず検査を、先生からはこれからもエコーでは必ずひかかるでしょうと
主膵管が5-6mmの人って普通にいるのかと検索して
こちらにきましたのでコメント残します
今コロナウイルスのほうが心配です。皆さま体調にはくれぐれもお気をつけて下さい
投稿: ひまわり | 2020年5月28日 (木曜日) 10時37分
ひまわり様
コメントありがとうございます。当時,調べた限りでは先天的に太い人もいるというような資料にも行き着いたような記憶があります。ひまわり様の場合には,そういう類いのものかも知れませんね。
でも,場所が場所だけに,安心料という意味でも定期的な検査はされた方がよろしいかも知れません。
新型コロナは,幸い,田舎のせいか,関東ほどには危機感持っていません。でも,現状では極力他人との接触は避けるようにしてますが。
投稿: なでら男 | 2020年5月28日 (木曜日) 10時50分
はじめまして。
膵管拡張というワードからなでら男さんのブログにたどり着きました。
膵管拡張から大変な手術をされても現在までポップに生活されてる記事を見てとても楽しく拝見させてもらいました。
実は夫35歳が去年の健康診断で膵管拡張と診断され精密検査になっていたのですが、本人が忘れていて私も知らず今年その用紙を見つけ慌ててかかりつけ医に超音波エコーをしてもらうとやっぱり膵管拡張があったようです。
聞くと膵管体部のみ2ミリの拡張がありアミラーゼリパーゼトリプシンなどは異常がないようでした。
医師は拡張も2ミリだし血液検査も異常ないから大丈夫でしょう、と言われたのですが私がどうにも心配でなでら男さんのブログを見つけてコメント残させて貰いました。
なでら男さんは膵管拡張4ミリとありましたが全体的に拡張されてたのでしょうか?それとも一部拡張でしたか?
またその時の超音波エコーで嚢胞や腫瘍?なども見えたのでしょうか?
たくさん質問して申し訳ありませんが、またお時間あるときにお返事頂けると嬉しいです。
投稿: いちご | 2020年5月29日 (金曜日) 17時19分
いちご様
はじめまして。コメントありがとうございます。
旦那様が膵管拡張とのこと。ご心配なことと存じます。
私の場合は,膵頭部辺りの膵管拡張だったかと思います.そして,エコーでは膿疱や腫瘍は見えませんでした。ただ,場所と状況がヤバそうでしたので,すべての検査を徹底的にやりました。そんなこんなで,数人の医師に意見を聞いて手術に踏み切りました。
いちご様の旦那様の場合,血液検査とエコーでの膵管拡張の結果だけですので,安心料で CT や MRI もやっておいた方がいいかもしれません。とにかく,膵管は何かの原因があって拡張しますので,その原因をハッキリさせておかないといけないかと。
まあ,シロウトですので大した返答も出来ませんが,やはり専門医に掛かってしっかりした原因解明をすべきかと思います。
投稿: なでら男 | 2020年5月29日 (金曜日) 20時44分
早速のお返事ありがとうございます。
膵管拡張について誰にも相談できず不安だったので生の声が聞けて本当に嬉しいです。
なでら男さんもエコーでは何も見えなかったのですね。と、すると夫もエコーでは見えない何かがあって拡張しているのかもしれないですね。
ちなみに膵管拡張がわかったときの血液検査では何か異常が出た項目はありましたか?
膵酵素が高値とか血糖値が高いとか肝臓の数値が高いなど‥。
不安解消するためにもおっしゃるように先生にCTなどお願いしてみようかと思います。
ただ膵管拡張を一年も放っていたので癌だとしたらとても怖いです‥。
投稿: いちご | 2020年5月29日 (金曜日) 21時18分
いちご様
酒呑みですので,まあ,人並みに肝機能の数値は悪かったです。血糖値も高めです。膵胆系の数値は覚えてませんが,医師からは特に指摘はなかったと思います。
たしかに,膵癌の可能性が残っているかも知れず心配ですね。その不安を払拭するためにもきちんと検査するべきかと思います。
投稿: なでら男 | 2020年5月29日 (金曜日) 22時05分
お返事ありがとうございます。
IPMNだと膵臓系の血液検査では異常がみられないのですね。
不安を払拭するためにも夫に精密検査勧めてみます!!
不安で押し潰れそうな中、相談に乗って下さりありがとうございました。
これから蒸し暑くなりますので、お体お気をつけください。
投稿: いちご | 2020年5月29日 (金曜日) 22時47分
いちご様
不安を残しておくよりもいいと思います。お大事にお過ごしください。
投稿: なでら男 | 2020年5月30日 (土曜日) 09時17分
はじめまして。
2年前の正月明け、お腹の調子が数か月以上にわたって不調だったので、近くの
個人病院でエコー検査してもらったら膵管拡張3mmmの判定になりました。
総合病院を紹介されMRI撮りましたら拡張と同時に嚢胞2つが判明し、それから
半年に1回程度のエコー検査を続けて今月で4回目ですが、拡張が明瞭に見える
ようになっていました。結果、MRIを撮りましょうということにはなったのですが、
その個人病院の先生はあまりこちらの話は聞いてくれず、少し不信感をいだいて
います。食事によって膵臓に影響はないでしょうかと聞くと、それはまったく
ありません。お酒はどうですかと聞くと多く飲まなければいいですよ、
ガンの可能性はどうですかと聞いてもまったくとりつくしまもありません。
※総合病院の先生から聞いたのですが地元では消化器の専門医とのこと。
膵臓に何の問題も抱えてなければお酒も食事もフリーなんでしょうが、膵管拡張や
嚢胞を抱えてる人は膵臓癌になる確率は通常に比べてはるかに高いとネットで
知りましたので、どうも先生方の対応に納得がいきません。
私としては、嚢胞や拡張の原因を徹底的に調べてほしいのですが、個人病院や総合病院の先生は経過をみましょうの一点張りで話が進まないのがもどかしいところです。
更に悪化したら、ガンになったら、そのときに詳しく調べればよいという姿勢が見えるので、
このまま、彼らに身を委ねてよいのかどうか思い悩んでいます。
内心では、大阪の府立成人病センターのような膵臓癌の権威といわれている病院の
診断と、今後のことを相談したいものとおもっていますが、そこにたどり着く術もなくで
困っております。
なにか、愚痴のような内容になってしまって申し訳ないのですが、お気づきのところ
がありましたら返信いただけると大変こころ休まります。
投稿: ENG男 | 2020年6月22日 (月曜日) 21時54分
ENG 男さん
はじめまして。コメント拝見しました。私も医師ではありませんので違憲と言っても素人の一般的な感想になってしまいますが,..
まず,自分の経験から言って,嚢胞の存在が MRI で明確であり,2年間の腹部エコーの定期的な検診で拡張の進行が認められるなら,徹底的な検査をすべきだろうと思います。その専門医のいる病院への紹介状はいただけないんでしょうか?無理であれば,時間と費用は掛かるかもしれませんが,紹介状なしで初診で行くのもあるかなぁなどと思います。
私の場合はブログを見てもらえばわかるように,一応,考えられる限りの検査をしました。膵管からの細胞診も行なって細胞に異形のものが見られるが,がん化してないということを確認した上で,医師(外科医ですが)の勧めで切ることにしました。
ENG男さんもどんな伝でも手段でも使って徹底的に検査すべきだと思います。それでなんともなければ経過観察でも安心できますし。何しろ,場所が場所だけに一抹の不安を残したままでは日常的にもストレスを感じるでしょうし。
とりとめのないコメントで申し訳ありませんが,きちんと検査されてご安心されますように。
投稿: なでら男 | 2020年6月23日 (火曜日) 06時17分
早速の返信ありがとうございます。
今の自分のスタンスが中途半端なことに猛省させられました。
内心、もっともっと調べて原因を突き止めて欲しいとおもいつつ
具体的な行動をとらなかったことの反省をふまえて、今日より
動こうと思います。
お聞きしにくい質問ですが、なでら男さんはどちらの病院に
足を運ばれて検査をされたのでしょうか?差し支えなければよろしく
お願いします。
費用を惜しまずに東京や大阪の病院で掘り下げた検査をして納得のいく
方向性を出したいとおもいます。昨夜の投稿後、いつかまた飲もうと思っていた
泡盛やウイスキーなどの大好きな銘柄すべて台所で流してしまいました。
昔なら、勿体ないから絶対にやらなかったでしょうが、膵臓のことで大好きだった
酒への欲も未練も消え失せてしまいました。(苦笑)
これからも私の愚痴含めてお世話になると思いますがよろしくお願いします。
投稿: ENG男 | 2020年6月23日 (火曜日) 10時46分
ENG 男さん
全て終わった後の祝杯用に残しておいてもよかったかも知れませんね(笑。
私は,人間ドックで膵管拡張所見 → その病院(「山形県米沢市三友堂病院)で CT, MRI などの検査 → たまたま三友堂病院に日直医で来ていた山大医学部の膵胆肝などの専門の医師にデータを診てもらう → 置賜総合病院の内科に膵肝系のいい内科医がいるとの情報を得る → 紹介状を持って置賜総合病院へ → そこでまた一通り CT, MRI などの検査 → 膿疱のようなものがあるらしい → 悪性か良性かは ERCP なる検査でないと判断できない → 1週間の検査入院で ERCP の検査 → 異形細胞は検出されるもののガン化はしてないようだ → 内科医は経過観察でも良さそうだ → 持てるだけの伝手を辿って,昔山大医学部の消化器外科にいらした先生に訊いてみる → 切った方がいいんじゃないか? → 着るなら誰がいいか? → その先生のお弟子さんで多分東北でもトップクラスの国手が置賜総合病院の外科にいる → その先生に診察受ける → 外科の二人は切った方がいいと → え〜い,いっそのこと切っちまおう!
という流れでした。発覚が11月頃で検査入院が3月,手術が8月でした。闘病の様子もブログにありますので,ご興味あれば 2013/8 月から9月辺りを眺めてもらえば。
いずれにしても,きちんとした検査をお受けになる決心をされたとのことなによりかと存じます。安心できる結果になりますように!
投稿: なでら男 | 2020年6月23日 (火曜日) 11時05分
ご無沙汰しております。
こんなことこちらのコメントに残させてもらってもいいものか悩んだのですが、もしご迷惑でしたら消して頂いても構いません。
勝手に報告です(笑)
あれから夫と近くのクリニックへいき造影CTをしたい旨伝えましたら、造影はアレルギーなどあるから先に単純CTからしますと言われ単純をしてきました。
結果、膵臓に異常は見つからず(そりゃ単純CTじゃ見つからないですよね‥)しかし肝臓に異常が見つかりました。それで慌てたクリニックの医師が総合病院へ紹介状書くから精密検査行ってきてと言われ本日総合病院へ行ってきました。
紹介状には健康診断にて膵管拡張指摘され、単純CTをしたが膵臓には異常見つからず、肝臓に低吸収域見つかったので精密検査お願いします、みたいなことが書いてありました。
その紹介状に膵臓に異常がないと書かれていたからか総合病院の医師は造影CTの依頼書に肝腫瘍の疑いと書いてました。
造影の結果、肝臓には細かな所見が書かれていたのですが、胆嚢.膵臓.脾臓については異常吸収域は指摘できません。と、簡単なことしか書いてありませんでした。
造影CTを初めてしたのでわからないのですが、依頼書に肝臓腫瘍の疑いと書かれてあり、単純CT上膵臓に異常がなければ肝臓にポイントを置いたCT撮影をするのでしょうか?
それとも一応どの臓器もくまなく放射線科医がみたうえでやっぱり膵臓も異常ないと診断されるのでしょうか。
ちなみに膵管は2.3から2.7ミリで先生に拡張じゃないかと尋ねたら3ミリから拡張だからこれは拡張じゃないと言われてしまいました(+_+)
投稿: いちご | 2020年6月23日 (火曜日) 17時48分
いちご様
お久しぶりです。造影 CT でしたら,造影剤が臓器の毛細血管の隅々まで行き渡るはずでので,そこになにか腫瘍のようなものがあって,毛細血管の行き渡り方におかしな状況があればわかると思います。それは別に肝臓に限ったことでなく,臓器全般に行き渡りますし,さらに CT は腹部内臓を全て輪切り状態の断層撮影ですので,放射線医は全てチェックすると思います。肝臓に的を絞って診て,膵臓の病変を見逃したなんてことになったら,医療訴訟ものですから。
あくまで素人所見ですが,造影 CT で膵臓に病変が認められないのであれば,膵肝拡張は経過観察ということになるのではないかと思います。もちろん,その辺りはきちんと医師に尋ねてみて下さい。
でも,肝臓になにか問題があるのでしたら,これはきちんと検査した方がいいと思います。
投稿: なでら男 | 2020年6月23日 (火曜日) 19時36分
なでらさんの手術へのアプローチ経過
>発覚が11月頃で検査入院が3月,手術が8月
文面から冷静に手順を踏んでいかれたことに敬意さえ感じた内容でした。
ありがとうございました。
手術に至るまでの9か月という長い月日を思うと、膵臓の病は進行が早いと
聞いてますから、自分なら不安一杯のまま過ごしたことでしょう。
病院が変わるごとに同じような検査の繰り返しは全国どこの地域でも
同じこともよくわかりました。
大きな病院は予約しても、待ち時間を考えたら予約なんて有って無いが
ごとしで本当に疲れます。
今回のMRCP検査も、医師に検査のたびに次はこの検査しましょうと
言われても、そのたびに何時間も疲れる待機時間を考えたら、最初から
超音波内視鏡検査をして欲しいと伝えたのですが、最初からそれを
やることは出来ないと言われてしまいました。
医師のいうことは診療基準からなのか、単なる順番を患者に押しきせて
いるのかわかりませんが、自分としては本当のことを知りたいものです。
今日、時々にお世話になる個人病院を受診したおり、膵管が目立つように
なってきたと他の個人病院から言われたので、先生、大阪か静岡の
膵臓先端医療の病院で徹底的に検査を受けたいと伝えました。
どうなるかわかりませんが、なんとか、どちらかで受診できるように
励んでみようと思います。
※ブログ 2013/8 月から9月辺りを..
2019年9月以降しか表示がありませんが、どの部分に古い過去ログ
があるのでしょうか?よろしくお願いします。
投稿: ENG男 | 2020年6月23日 (火曜日) 20時29分
ENG 男 さま
なんだか,自分の性格なんでしょうが,重篤な病気を疑われていても,なんというか他人事というか,第三者的な視点で見てしまうようです。大学の後輩から,深刻な状況みたいなのにめちゃくちゃ明るいブログで違和感感じましたと言われました。バカなんです。
「バックナンバー」というところをクリックしてもらうと,過去の月がすべて出ます。あとは「病気」で検索するとぞろぞろ出て来ます。
検査がなんとかなって心穏やかな日々が過ごせますように!
投稿: なでら男 | 2020年6月23日 (火曜日) 21時03分
お返事ありがとうございます。
今回の放射線医が見た上での膵臓等異常吸収域がないというのは信用してもいいんですね!私が心配性で穿った見方をしてしまってほんとに嫌になります(汗)
そうですよね、医療訴訟ものになりますもんね。
膵管拡張も通常は1ミリなのに夫は超えてるからMRCPをしたいと申し出たのですが、腫瘍もがんの所見もないからといって断られたのでどうしたものかと思ってました。
あと肝臓は血管のなごり?のようなもので問題ないそうでした!
ちなみになでら男さんが見られた嚢胞は造影CT上は黒い影のように見えたのですか?
投稿: いちご | 2020年6月23日 (火曜日) 22時13分
いちご 様
遅くなりました。異常なしとのこと,何よりです。
私の時の画像はどうだったのか,..。ちょっと記憶にありません。断層画像を見せられた記憶はありますが,病変とかは医師でないとわからないようなものだった記憶が,..。
投稿: なでら男 | 2020年6月24日 (水曜日) 09時15分
こちらこそ細かに聞いてごめんなさい!
そうですよね、素人で判断できるものじゃないですよね(苦笑)
とりあえず安心して過ごそうと思います。
また、ブログ拝見させていただきますね!
投稿: いちご | 2020年6月24日 (水曜日) 14時08分
なでら男さんのおかげで気持ちが引けることなく徹底検査の道が開けそうに
なりました。
静岡と大阪の2病院を候補に挙げていましたが、長年の膵臓の検査への取り組みの
熱意と実績から判断して大阪国際がんセンターを受診するこにしました。
我が家からは遠くて国内旅行のような移動と宿泊を伴いますが、、今こそが正念場と
思って通うことにします。
なでら男さんのHPにたどり着けたことが今回の大阪行きにつながったことに感謝
するとともにこれからもお智恵拝借をお頼みです。
投稿: ENG男 | 2020年6月28日 (日曜日) 18時09分
ENG 男さま
何よりかと存じます。やはり,自分自身が納得するのが一番です。医師も患者が納得するまできちんと対応するのが筋でしょうし(大変でしょうけど)。
きっちり検査してもらってください。
投稿: なでら男 | 2020年6月28日 (日曜日) 19時55分
ご報告です。
大阪国際ガンセンターでの初回受診ができました。関西のいろいろな
ところからガンの疑いがある人、ガンにかかって闘病中の方と、
こんなにも困ってる人がいるのかというほど、多くの方が朝の9時前に
病院におりました。全部見て回ったわけではありませんが、ガンの部位
ごとに、それに対応した多くの専門の医師が患者を診ている感じでした。
担当していただいた先生はお若い医師でしたが、いままでに受診した
何人もの先生との違いはこちらのいくつかの問いにいやな顔もせずに
かみくだいて説明をしていただけたことです。
(当たった先生がたまたまなのかはわかりません(・笑・)
最初は超音波エコー検査。従来の検査時間とくらべて3倍以上長く、
検査の途中でミルクティーを一気飲みしてから膵臓を中心に周囲の臓器
を細かくみてくれていました。
ご参考
https://dot.asahi.com/aera/2015090900164.html?page=1
一階のコンビニであたたかいミルクティーかお茶を買ってから検査室に
行ってくださいと言われたときは、???でしたが、検査中に胃を液体で
満たすと言われたとき、そうだよな、潜水艦のソナーは水中だから機能
するんだと思い出して得心しました。
この方法を導入するために情熱を注いだ検査部長さんは既に定年退職さ
れてましたが、高度なスキルと熱意はいくつになっても保たれるのです
から65歳ほどの若さで患者と向き合う医療現場から離れるのは患者に
とっては実にもったいないことです。
エコーが終わった30分後、次は造影剤を用いたCT検査でした。
造影剤は重篤な副作用を起こす可能性があるので、その時は、その時と
覚悟してましたら、担当の医師がCT室にきてくれて副作用が起きて
ないか確認してくれました。
病院の医療レベルと検査の質の地域格差と、病院の患者を受け入れる
体制とそれを支える医師や看護婦さんとスタッフの質の差を痛感できた
大阪行きでした。地方で質の高い医療を提供している病院は限られて
いる現実を思うと、医療の質向上の国の本気の政策が望まれます。
次は超音波内視鏡検査が待っていますが、この結果で膵臓がどうなって
るかがわかります。モヤモヤを早くスッキリしたいな~。
投稿: ENG男 | 2020年7月 9日 (木曜日) 16時22分
ENG男さま
遅くなりました。専門医のいる病院で検査を受けられるようになったとのこと,なによりでした。
超音波エコーの記事,拝読しました。面白いですね。なるほど,それで膵臓は見辛いんですね。こんな方法に辿り着いたスタッフのご苦労に頭が下がります。
超音波内視鏡ですか。私もやりました。本当にモヤモヤがスッキリするといいですね。良い結果であることをお祈りしております。
投稿: なでら男 | 2020年7月10日 (金曜日) 10時06分
過去ログは一度二度見るだけではポイントを見過ごしてしまうことを再認識。
以下がその内容
膿疱のようなものがあるらしい→
悪性か良性かは ERCP なる検査でないと判断できない
見直し膿疱のようなものがあるらしい→
悪性か良性かは ERCP なる検査でないと判断できない
ログの内容と、今までに医師から受けていた説明の相違にやっと
気が付きました。
膵臓の嚢胞が膵管に接してるか、離れた部分に単独で出来ているかで
嚢胞の良し悪しが類推できるが、画像では離れているので...、と言われて
鵜呑みにしてました。
素人考えですが、離れていても良性か悪性かは判断できないと思うの
ですがいかがでしょう。
それで質問です。
ECRPは医師からの自発的提案だったのでしょうか、それとも、良否を
判定して欲しいと医師に依頼してのECRPだったのでしょうか?
よろしくおねがいします。
大阪もコロナ蔓延中のなか泊りでガンセンターに通うのって膵臓並みに
不安ですよ (苦笑い)
投稿: ENG男 | 2020年7月24日 (金曜日) 21時37分
ENG 男さん
ERCP は医師と話していて,そこまでが検査のゴールですというような感じだったと思います。ですから,私は,膵臓系の検査はすべて受けてます。そのデータをすべて総合して判断したのが「切る」でした。
投稿: なでら男 | 2020年7月24日 (金曜日) 22時01分