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2012年8月 7日 (火曜日)

BRM805宇都宮200草津発上毛片道(山岳)

 草津のペンションで3時少し前に目が覚めた。掛け布団の上に横になって,そのまま寝落ちしていたようだ。身体の回復具合は,正直に言えば,今日はもう走らなくても結構というレベル。だけど,走らなければならない。なぜなら,エントリーしたから(笑)。

 午前4時に食事。みそ汁の具は,昨夜のシャブシャブの残った野菜であることは明々白々。サイクリストはエコでなければならない(笑)。

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 食後,軽量化の後に自転車を簡単に整備。昨日,ダンシング時にレーパンに擦れて,単なるストレスの元でしかなかった「弁当ボックス」を外す。GPS の充電用の予備のバッテリーを入れていたが,今回は完全にコマ図重視で,GPS はログ取り程度で,ほとんど見ていないので,バッテリーが切れたら切れたでいいや。

 準備を終えて,5時過ぎに荷物を持って,スタート地点のガーデンハウス別館まで移動する。一階の広間で受付をする。見たようなジャージだなと思ったら,同じジャージのK田さんが受付の手伝いを去れていた。今日は走らないのかな?

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 そして5時半頃からブリーフィング。ブリーフィング中にちょっとブルベカードを眺めていると,面白いものが見つかる。

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 「過去の苦しみが後になって楽しく思い出せるように,人の心には仕掛けがしてあるようです! by 星野富弘」

 辛く苦しい山岳ブルベに挑む参加者達に対する,S代表の粋な計らいである。思わずニヤリとして,写真に撮った次第。なにしろ,今日のゴール後には,このカードは没収されるのである(笑)。


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スタート前のなでら男とK関君,pokky氏の山形勢(撮影:へばなさん)である。それにしても,太いぜ。こんなんで,よく登ってるなと,そっちに感心するぜ(笑)。

 さて,今日のコースは以下の通り。

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 そして,ルートラボの情報は以下の通り。今日は距離200kmで,獲得標高は4000mと,昨日に比べれば全然大したことない(棒

 

 6時ちょうどに第3ウェーブでスタート。気温は19℃くらいでウィンドブレーカなどは不要。草津からは延々と下る。時速60kmで下るが,昨日金精峠の下りで落車事故があったらしく,スピードはある程度以上をキープしつつ最新の注意を払いつつのダウンヒル。大きな橋を渡ったところ(え?ここ?という感じの箇所)を右折して細い道に入って最初の峠に向かう。入り口がそこそこの勾配で,思わず 27T を使用。

 この登りで,ゼーゼー言いながら登ってきた @vyv さんに置いて行かれる。どうも,今年に入って強く,速くなっている印象。50歳を超えて日々進歩する @vyv さんに刮目。フロントトリプルを導入して,ケイデンスで稼いでいるようだ。山岳スペシャルに,フロントトリプルも有効かも知れないね。

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 無理せず淡々と走り,やがてピークに到達。特に目ぼしいものはない。

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 下って行くと,なにやら面白そうなものがあった。関所跡らしい。

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 こういうのを見て回るのは結構好きである。この町は,家々に,こんな表札というか屋号を示すようなものが付いている。山形と宮城の県境の七ケ宿にも同じようなものが見られる。関所があったというから,やはり宿場町だったのかな?

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 なかなか良い風情の道が続く。脇を流れる川の感じも良い。ヤマメくらい釣れそうだ。やがて,こんなものがあった。

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 どうやら国定忠次の処刑地跡らしい。

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 へ〜っとしばらく佇む。あとで,へばなさんと yama さんの試走レポートを読むと,この慰霊碑のことについて触れていた。試走レポートというものは,走った後でしか共感できない部分が多い(苦笑)。折角,アップしてくれているのだから,もっと有効に活用しないといけないんだけど。

 さらにのんびりと走っていると,後ろから地元の競輪選手に追い越された。「このペースだと峠まで10分くらいだよ」と親切に教えてくれた。どうも,この二日間で峠などで多数のサイクリストと出会うのだが,群馬のサイクリストは,あまり愛想が良くない方々が多いという印象で,挨拶しても挨拶を返してくれない方も結構おられた。そんな訳で,この親切な競輪選手に,でかい声で「ありがとう〜〜」とお礼を言う(笑)。それと,なんで,群馬はあれほどまでに珍走団が多いのか?峠という峠に出没する,クソやかましいモーターバイクに,呪詛の言葉を何度つぶやいたことか。

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で,ふと横を見ると,お,また忠治関連のなにかがある。「国貞忠治,とまどいの松」。もしかして,子分との別れという,例のヤツか?

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 峠を下ると,やがて PC1 に到着。ここでの貯金は1時間ほど。おにぎりとキュウリの浅漬けを食べる。浅漬けの汁まで飲んでしまう。身体が塩分を欲していることがわかる。ここで @atkamano さんに会った。なんとか,今日は完走したいと。お互い,頑張りましょう!

 ここを出て直ぐに始まる榛名湖への登り。ここでなぜか猛烈な眠さに襲われる。なぜだかわからないが眠くて仕方がない。一度途中で立ち止まり,屈伸運動やらなにやらで気分転換を図る。さらに,血糖値が下がっている可能性もあるので,手持ちの「ブラックサンダー」を一発入れておく。

 で,再び登り始めたが,榛名神社の辺りから(手前から兆候はあったが),一体,なんなんだ〜〜〜!?という急勾配が始まった。榛名神社辺りからピークまでの4キロ程が平均で10%の勾配。Garmin によれば,15% を示すところもあった。ヒーヒー言いつつ登っている時に,なにやら後輪から異常な振動を感じた。まさか,..これは,...。

 ガ〜〜〜ン,パンクである。数日前にtwitterで調子に乗って「へっへっへ,オイラはまだブルベ中にパンクしたことないんだぜ〜〜!」とかつぶやいていたら,この様である。あの都市伝説は本当だったのか。やれやれと道端にストップして,寄ってくるアブを追い払いつつ修理に掛かる。原因は何かが突き刺さったに違いなく,タイヤの内側を入念に調べて行くと,指先に「チクッ」という感触。これだ!よくよく見れば細い何かがタイヤ内面に僅かに顔を出している。そっと抜き出してみれば,直径 0.2mm,長さ 3mm ほどのワイヤーの縒り線の切れ端のようだった。同様のパンクは GW のツーリングのときと合わせて二度目の経験。十数分の停車を余儀なくされた。炭酸ガスのボンベをもったいないからと温存し,小さなポンプで汗まみれでシャコシャコと空気を入れる。これが結構時間が掛かった。

 修理が終わってスタートする頃に,脇を @atkamano さんが通過。急いで追いかける。

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 男根岩の前を走る隊長の図(笑)

 やがて,榛名湖到着。いや,辛い登りだった。

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 榛名湖湖畔のメロディーライン(車の通行に合わせてロードノイズが出て「静かな湖畔」だかの曲を奏でるように溝が付けられた道路)を走り,下って行くと,やがて伊香保に到着。ここは去年も走ったところ。その手前に展望台があるので立ち寄る。雲が多く,眺望は今一つ。傍にいたおじさんに「こういう自転車って,ブレーキついてないんだよね」と言われて,面食らう。常識で考えてもらいたい。ブレーキがなくて,どうやってこの坂を下りることが出来る? 世間の認識は多分この程度なんだろうなと思った次第。

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 下り切って,橋の手前のセブンイレブンで補給。この先,「からっ風街道」なるステキな道を走るので,水と氷をキャメルバックに入れる。灼熱の太陽の下で,地味なアップダウンが続く道を進む。気温が高いときに,標高の低い場所でのアップダウンは地味に辛い。1000m を越えるなら,気温も下がっていくぶんマシになるのだが。やがて,からっ風街道に合流。

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 この炎天下で,20km近く続くアップダウンは辛かった。S代表は,疲れ切ったサイクリストの心を挫く技をいろいろと持っており,今日は PC1 後にそれらが炸裂しまくっている。「激坂」,「延々と続くアップダウン」などなど。とにかく,下った勢いだけで登れない箇所が結構あり,それが次第に体力を奪って行く。さらに,照りつける太陽が,体力の減少スピードに拍車を掛ける。荷物を背負ったK田さんが,追い越して行く。あれ?なにやってんだろ?

 やがて,現れるシークレット PC 。ここには,なぜか途中で追い越されたK田さんがいた。S代表がチェック。水を頂いて,先を急ぐ。R122 に出る前にも小さな丘越えがあった。それにしても,暑い。

 R122 はこれまでも何度も走っているが,交通量は多いし,気温は高いし(多分 34℃くらいにはなっているかと),地味に登っているし,なかなか辛い。しかも,一般国道なのに8%くらいの短い登り(とはいっても,勢いだけでは登り切れない程度には長い)が頻繁に現れる。

 途中の滝のような人口の砂防の連続箇所でちょいと撮影。このところ,滝が好み。

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 ようやく PC2 の草木ドライブインコンビニに着いたのは午後1時45分頃。PC2 のクローズまで1時間もない。ここはスタッフ試走で「最悪のPC」との評価を受けた場所。なるほど,店の前のベンチには吸い殻入れが備えられ,ベンチに座っただけでタバコの匂いが漂ってくる。この PC には @eijitom さんや,pokky 氏もいた。軽く補給して pokky 氏と共に午後2時10分頃にスタート。R122 をしばらく走るうちに後ろにいたはずの pokky 氏が消えていた(笑)。本人が言うように調子は良くないらしい。

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PC2に到着したなでら男。スタッフのS藤さんと(撮影:へばなさん)

 昨年のポイントよりもさらに先に進んでから右折して,粕尾峠の登りに掛かる。登り始めにあるパイプから流れ出す冷たい湧き水で顔を洗い,首筋に掛け,さらに飲んで,しばし暑さを紛らわせる。この先の九十九折りの登りが始まる辺りまでクロスバイクの方と一緒だった。登りに掛かる前にH部さんが,オープンカーから手を振って抜いて行く。と,九十九折りに入った辺りで,結構大きなドリフト音が聞こえた。自転車乗りの多くは車に乗るとスピード狂とのことだが,H部さんもその口なのか?^^;

 ここからの勾配はかなり緩い。どんどん踏んで,やがて分岐に掛かる。分岐した跡は,かなりの急勾配。登り口の辺りと,ピーク手前辺りに,10 - 12% の勾配が続く箇所がある。ようやく,標高1200m ほどのピーク到着。これで今日の峠もコンプリートである。

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 ここからはガンガン下る。そして一旦登り返した後は,ひたすら下る。これまで登りで残り距離の減少スピードがじれったくなるほど遅かったが,あっという間に十数キロのダウンヒルを終えた。そして,前方に見えてくる一の鳥居。このコースにとっての凱旋門である。


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 あとはもう登りらしい登りはない。河原で遊ぶ人たちをうらやましく思いつつ,漂ってくる BBQ の匂いに空腹感を覚えつつ,小さな丘越えをこなして,鹿沼に出る。ここからは,昨日の朝に走ったコースを逆に走って,宇都宮のサイクリングターミナルを目指す。

 そして,ようやくゴール。11時間47分だった。サイクリングターミナルでゴールの手続きをして二日間に渡った「坂バカ達の夏の祭典2012」は終わった。数々の泣き笑いを参加者達の胸に残して。

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 ちょうど @eijitom さんもゴールしたところだったらしい。その後,いろいろと話をしたりしつつ,pokky 氏を待つ。そこに pokky 氏から電話。「ミスコースして,そのままゴールしてしまったので,DNF 扱いにしてもらう」とのこと。なんでも,粕尾峠のピークから古峰神社の方に登らずに,そのまま下りてしまったとか。十分時間内に完走できたのに,全く残念だ。走力は十分なのに,なぜか昨年から,この山岳ブルベとは相性が悪い。

 まあ,取り合えず終わったので,風呂に入ってから帰ろうと,ニューサンピア栃木に向かう。風呂で @eijitom さんやら,@kazuak さんらと出会う。@eijitom さんとは休憩室で一緒に食事し,なんだかんだと四方山話。ブルベの後の風呂とトークは楽しい。

 8時過ぎに下道を等って米沢に向かう。途中,襲ってくる眠気と闘いつつ,いなしつつ,日付が変わって1時過ぎに自宅着。

 最後に,コース設定,下見,宿の予約,試走,当日の運営,事故処理などなど,本当に大変な作業をにこやかにこなして頂いたAJ宇都宮のスタッフの皆様に感謝いたします。出来るだけ「善い参加者」でいようと思いましたが,至らない部分もあったかと思います。ご容赦下さい。そして,共に走った参加者の皆様,所々で交わす言葉が不思議な力になったようにも思います。ありがとうございました。最後の最後に,パンクを除いてはノートラブルだった愛車に感謝です。

 これで取り合えず,UG2012 の称号は獲得。次の目標は,BRM908宇都宮300(山岳)である。だが,かなり厳しいコースのようで,夜の10時スタート。雨でも降ろうものなら難易度は2ランクアップというところ。さてさて,どうなるのか,..。

FIN

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コメント

遠方からのご参加ありがとうございました。 そして、暑い中の走行、お疲れ様でした。

1日目も2日目も、わりあい「余裕」の走行でしたかね。 でも、2日目の猛暑は「北国」の人にはかなり辛かったのではないでしょうか?

ご帰宅がAM1過ぎになっちゃいましたか! やはり遠方からの参加は大変ですね~(^_^;)

次回の300kもよろしくお願いいたします。

なでら男さんへ
完走おめでとうございます。1日目のPSでへばなさん、I塚と共に皆さんの活躍ぶりを拝見させて頂きました。掲載されている写真の多さに余裕を感じました。来月の300kmは仕事で応援に行けそうも無いですが、完走目指して頑張ってください。

へばなさんへ

 こちらこそ,大変お世話になりました。ありがとうございました。スタッフ業務にほんのちょっと係わったお陰で,どれだけ大変な思いで BRM を開催しているのかが理解できましたので,以前に比べてスタッフには感謝感謝の一言です。特に今回は,落車事故の処理などもあり疲労感は倍増だったかと思われます。

 「余裕」はあったような,なかったような不思議な感じです。登っている時には,ああ,辛いな,速く終わらないかなとか思っているのに,下りに入ると「やっほ〜〜〜!」てな感じになりますし。^^; 山岳ブルベは,ブルベと銘打ちながら,少し変わったイベントですよね。

 今度の300は夜10時のスタートで,睡眠確保とかがまた大変そうです。よろしくお願いいたします。

貧脚汽車さん

 金精峠での応援ありがとうございました。余裕とてなかったのですが,少し写真でも撮って,細切れ休憩を入れないと持ちません。N野さんのような方々ばかりじゃないので。^^;;

 今度の300km,参加のためのハードル的には 200km にしておけばよかったかなと思わないこともありませんが,なんとか完走して,USG2012 をゲットしたいと思います。なにしろ,三年連続が掛かってます。^^;

完走おめでとうございます&お疲れ様でした。

中々タフなコースをしっかり走り切ってしまうのですからやはり凄い50歳過ぎのオッサンです。

いよいよ3年連続にリーチですね。
体調整えながら少し体重を絞り込んで9月3日の最終山岳に臨んでくださいませ。
応援してます。(^◇^)┛

ロンリーHさん

ありがとうございます。しっかり走り切るというと聞こえはいいですが,内情はなかなかの貧脚繁盛記でして(笑)。涙と笑いの 200 x 2 でした。書いていない内面のことも沢山あります。でも,まあ,人間には記憶の改竄という素晴らしい能力があるようですので(笑)

体重の絞り込みが一番の問題でして,今月はあとはなかなか走れなさそうで。来週から再び酒断ちに入ります。

完走&UG2012 の称号獲得おめでとうございます。

写真から暑さが伝わってきますね。
この暑さの中、きちんと観光もしての完走は、余裕さえ感じます。凄いなあ。


しかし、pokkyさんは山岳とは相性が悪いですね。

ふつうのパパさん

コメントありがとうございます。観光というほどのkろとはなくて,コース沿いにあるちょいと変わったものは,基本立ち止まって眺めることにしているだけです。折角,作ってくれたコースは出来るだけ楽しみたいなと。

実際には,走行中はそれほど余裕がある訳ではなくて,上の面白そうなところは立ち止まるというのも,一つの休憩です。今回は「からっ風街道」には結構苦しみました。最後の「一の鳥居」をくぐった時には,ああ,終わったという解放感を感じました。

そうなんですよね。走力は十分過ぎるのに,ここ2年,なんかやらかしてます。^^;

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